楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

「船弁慶」見てきました

2011-02-06 23:23:54 | 映画、演劇、コンサート

ご存知ない方のためにまずはパンフレットからあらすじのご紹介。
「壇ノ浦に平家を滅ぼした源義経は、都に上り治安にあたるが梶原景時の讒言によって兄頼朝と不和になり、ひとまず西海に退くこととなる。
義経一行は尼崎大物の浦に宿を取った。義経の愛妾、静御前の同道を知った弁慶は義経を説得し、静を都に返すことにする。
義経との別れを惜しむ静。酒宴となり、義経の行末をひたすら祈りつつ舞を舞うが、やがて時が至り、涙ながらの別れとなる。
一行は宿を発ち、船路を行く。しかし、天候が急変、大波が船を襲い、木の葉のように漂う一行の前に、壇ノ浦に沈んだ平家の一門の幽霊が安徳帝と共に浮かび上がる。中にも、平知盛は長刀を降り立てて義経に挑みかかる。
しかし、弁慶の揉む数珠の法力によって、怨霊はまた波間に消えていった。
最愛の人との別れと、壮絶な怨霊の復讐。対照的な前後ニ場をつなぐ軸となるのが弁慶の存在である。
作者 観世小次郎信光の魅力的な脚本が現代に息づいている。」というもの。
わたくしは能鑑賞は初めてで楽しみにして出かけたのだが、正直な感想、「眠かった!」。
風邪気味で薬を飲んではいたが、恐らくは通常の状態でも同様だったと思う。
狂言の「清水」の方は、現代にも通じる面白さがありそれなりに楽しめたのだが、お能の方は前半、極端に動きの抑えられた舞台に時間が止まってるかのような感覚を覚え、忙しさに慣れた現代人の時間感覚ではその処し方に戸惑ってしまうのだ。
後半、怨霊との闘いの場面では、怨霊の衣装の美しさも含めて様式的で且つ躍動的な動きがなかなか魅力的で眠気からは開放されたが。
ひとつふたつ約束事としての知識として
尊い人、はかない人物は「子方」と呼ばれる子供が演じるものらしいこと。
男女の絡み合いシーンで生々しさを感じさせないようにするためだとか。
「静御前」と「怨霊」は同じ人が舞い、静と動の舞を舞い分けるということになってるらしい。
などを仕入れました。
上の絵で弁慶たちが入ってる枠のようなもの、が船で、舞台上で登場人物がワッセと掴んで運んできます。
軽い笑いが起きてました。
ま、たまにはこいうのも悪くはないと思います。

コメント
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