このイチゴは会員さんからのおすそ分けで、自宅の畑で「今年始めて作ってみた」ものだそうです。
立派ないちごですよね、おいしかったですし。茶菓子は山陽堂さんの羊羹とゼリー。
さて、「賢木」の途中ですが、本日仕入れたトリビア(などと表現すると語弊がありますが・・・)
藤壺と亡き桐壺帝の忘れ形見(実は源氏との不義の子、後の冷泉帝)春宮が、訪ねて来た母君(つまり藤壺)に会えた嬉しさにいつもなら寝る時間なのに(この時期、4歳位である)頑張って起きて、母君がお帰りになるのをお見送りしたいと考えるのだが、身分上、帝や春宮はお見送りをなさらないとなっているので、それが叶わないという箇所があって、「HE~」でした。
しかし、考えてみれば当然のことかも。
それから、源氏に朧月夜から届いた文中の歌に「木枯の吹くにつけつつ待ちしまにおぼつかなさの頃も経にけり」というのがあって、意味は(木枯の風が吹くにつけても、何か風の便りでもあるかと、待って居りました間に、気が気でなく、待ち遠しさの月日が経ってしまいました。【もう、待ちきれなくなった】)という感じなのだが、講師先生によれば、恋文の中でも風を取り入れた手紙を「風信」と言うのだというお話でした。
歌も朧月夜の性格を表していて、情熱的ですよね。