楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

三銃士観てきました

2011-11-06 17:10:31 | 映画、演劇、コンサート
2Dの字幕で。満足感はありますが、飛びっきりとまでは行きませんでした。
映像美術は素晴らしい。衣装や飛行船のデザイン、色彩の重厚さはエンタテインメントを超えて芸術的。
印象としては三銃士の紹介を兼ねた導入部が良かったと思います。
特に堀の水ン中から黒い仮面をつけて忍者のように現れる三銃士の一人“アトス”には、思わず「かっこいい!」と心の中で快哉の叫びを上げました。
ただそこからぐんぐん惹き付けてゆくスピードとサスペンスが不足していたというか、ダレはしないが、お行儀の良い予定調和の世界が常套的に展開されたという感じです。
主人公の一人である美人スパイ、ミレディは体育会系女子に徹っしていて、魅惑的なボディと運動神経の素晴らしさは堪能できるのですが、サバサバし過ぎ。
女の武器をもっと上手に使って魔性の女的妖しい雰囲気を付加できなかったか残念な気がします。
しかし、観てない人に唐突に役名出して、話を進めても解りにくいと思いますので、主だった登場人物の簡単な紹介しときます。
・ダルタニアン(ローガン・ラーマン)・・・田舎から出てきた若者
・ミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)・・・謎の美人スパイ        
・バッキンガム公爵(オーランド・ブルーム)・・・イギリス側、敵役
・リシュリュー枢機卿(クリストフ・ヴァルツ)・・・フランス傀儡政権の黒幕         
・アトス(マシュー・マクファディン)・・・三銃士のひとり      
・ポルトス(レイ・スティーヴンソン)・・・同上       
・アラミス(ルーク・エヴァンス)・・・同上         
・ロシュフォール隊長(マッツ・ミケルセン)・・・フランス国近衛隊隊長          
・コンスタンス(ガブリエラ・ワイルド)・・・王妃の侍女                   
・プランシェ(ジェームズ・コーデン)・・・三銃士の召使  
・アンヌ王妃(ジュノー・テンプル)                      
・ルイ13世(フレディ・フォックス)
で、後半、ロシュフォール隊長とダルタニアンの足場の悪いところでのチャンチャンバラバラの剣戟シーンがあるんですが、こういった場面はお約束ですわね。
しかし、ダルタニアン(ローガン・ラーマン)のご面相がもひとつ迫力不足なので、悪役のロシュフォールの方に肩入れして見てたのは、面食いの悲しい性(さが)でしょうか。
オーランド・ブルームはさすがに悪役を魅力的に演じてましたね。
意表をつくストーリー展開やお笑いもそこそこ盛り込まれていて、ど派手で破天荒というよりは、真面目で明るい優等生的エンタテインメントという印象でした。でも何だか続編がありそうです。
コメント (2)
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