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これは寿長生の郷(すないのさと)という和菓子屋さんを訪ねた際にお茶室に案内してもらい、菓子とお茶をいただきながら、観賞した茶花で、花器は弁当箱、花は黄色いのが猿喉草(エンコウソウ)、白い筒型のが宝鐸草(ホウチャクソウ)だそうです。
エンコウソウは教えてもらったのに名前を失念してしまって、どうしても気になるので掲示板に尋ねて教えてもらいました。
そして、ちょっと調べてみましたら、普通は5枚ある花弁のように見えるものは萼片で、「猿候」というのは手長猿ないし河童の別名で、和名の由来は、地面を這う茎を手長猿の手に見立てたものだということらしいです。
また、ホウチャクソウの方は宝鐸だけですと「ほうたく」と読んで、堂塔の軒の四隅などに、飾りとしてつるす 大形の風鈴をいうんだそうです。
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お軸。篝火の画です。
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いただいたお菓子、花筏(はないかだ)。
いずれも季節感を大切にする世界。風雅です。