男子厨房に入る ー 独り言

近頃のシニアは元気がいいのです。まだまだ体力のある間はと動き回っていろいろと感じた事を書き綴っています。

肉食への提言

2006-06-20 | Weblog
”肉を食べる食習慣が環境を破壊する”という記事(著者:宮原文隆さん)を読みましたので、概略をお伝えします。『欧米では、20世紀全体を通して、菜食主義の人気が確実に広がりました。それは、栄養についての倫理上の、そして何より最近は、環境への関心の結果です。』というサブタイトルです。ガソリンに環境税を設けようという要求と同じように、『牛肉に環境税を!』と主張する動物愛護・環境保護団体があります。それでは、牛肉は環境に対して一体何をしているのでしょうか?まずは、

”水の大量使用”1ポンドの肉を生産するのには5000ガロンの水を消費しています。言い換えれば、肉食者の1ヶ月分の食料を作るのに要する水の量で、完全な菜食主義者の1年分の食料を生産できるのです。

”食料の浪費”アメリカでは、人口の5倍を養って余りある量の穀物と大豆を家畜の飼料に使用しています。生産されるトウモロコシの80%以上、小麦の90%以上が家畜の飼料に廻っています。

”水の汚染”食肉産業が単独で生み出す有害有機廃棄物による水質汚染は、他の産業全体の3倍以上にもなっています。

”森林破壊”アメリカを始めとする先進国の人々の肉食を支える為に切り倒されるのは、アメリカの森林だけではありません。中南米の熱帯雨林がアメリカのファーストフード用の肉を生産する牛の「放牧場」に変えられてきました。

”地球温暖化の一因にも”過去50年間で、世界の肉の生産は4倍になりました。現在家畜の頭数は、世界人口の3倍です。アメリカ環境局によれば、温暖化ガスの一つであるメタンの放出の25%は、世界中の家畜に責任があると報告しています。メタンは二酸化炭素に比べて24倍もの温暖化効果があります。そのメタンは家畜の排泄物からも放出されます。地球温暖化の原因を考えるなら、肉を食べる習慣も無視できない要因になります。

肉を食べる習慣の見直しを。肉を食べない、あるいは食べる量を少なくしていく食習慣が、環境問題に対して、どれほどの効果をもたらすのか分かりません。自らの出来ることの一歩を踏み出す契機であることは、間違いありません。

と言うことです、皆様如何でしょうか?

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コメント (5)
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