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夏~秋の花:瑠璃鈴懸草など

2023年11月08日 | 花さんぽ・花めぐり

'231026 つくば植物園

初見の花です。中国原産の「ルリスズカケソウ(瑠璃鈴懸草)」(Veronicastrum cf. stenostachyum) 

オオバコ科クガイソウ属の常緑多年草

 

和名は山伏が装束の”鈴懸”につける毬形の飾りに因んだとのことですが”鈴懸”って?。

花期:夏~秋 

暑さ寒さに強く丈夫で、茎を1m以上にも伸ばして垂れ、葉のつけ根の節々に美しい紅紫色の花を咲かせます。

 

クガイソウ属は世界に約20種あり、主に日本、中国に分布します。

中でもスズカケソウ類は数種類が日本に自生します。

スズカケソウ (鈴懸草) 」(V. villosulum

花期:7~8月  岐阜、徳島、中国東南部原産。絶滅危惧IA類(CR)

茎はつる状に長く伸びて1m以上になる。葉には短い柄があり、卵形で互生し、葉先は長くとがり、縁に粗い鋸歯がある。

花は青紫色で葉の付け根に小さな花が集まって球形につく。

キノクニスズカケ (紀国鈴懸)」(V. tagawae)花期:7~8月 紀伊半島南部の固有種。絶滅危II類(VU)

地表を這うように伸び、短い穂状の花序を着ける。川近くの林中にまれに生育する。

トラノオスズカケ(虎の尾鈴懸)」(V. axillare) 花期は8~10月 四国、九州に分布

花は紅紫色で、葉腋から円錐花序を出す。葉は互生し、卵形で先がとがる。

リュウキュウスズカケ(琉球鈴懸)」(V. liukiuense)花期:9~10月 琉球に分布。絶滅危惧IA類(CR)

湿潤でやや明るい環境に生育する。基準産地である沖縄島では絶滅したと考えられ、奄美大島でも道路整備によるダメージが心配される。

 

 

 

 

 



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