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秋の花:ホトトギス

2019年10月05日 | 花さんぽ・花めぐり

ホトトギス(杜鵑草)」の花が咲いています。

ユリ科の多年草で日本には12種(内10種は日本固有種)が分布しています。

名前は花びらにある紫色の斑紋がホトトギス(小鳥の不如帰)の胸の斑紋と似ていることに由来。

 

ホトトギス(杜鵑草)」葉腋に1~3個花を付け、上向きに開く。茎の毛は上向きに生えている。

花弁はやや斜めに開き、外側は白色で毛があり、内側は全体に紫紅色の斑点があます。

基部近くに橙色の斑点があります。開花期:9月下旬~10月中旬。

 

タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)」葉は互生し、花は葉腋に付かない。

 

「ホトトギス」との大きな違いは、茎の上部がいくつも枝分かれして、花だけを複数つける。

花の基部にぷっくりとしたふくらみが出来るのも特徴。

開花期:10月~11月頃で他よりやや遅い。

台湾ホトトギスの一種「ホトトギス’ダルマ’(達磨杜鵑草)」<'211116:追録>

交配種の杜鵑草」葉腋と茎の上部と、両方に花が付いている。

「ホトトギス」は、園芸品種が多く流通していて、「タイワンホトトギス」との交配種。 

一般には、交配種も、「ホトトギス」として売られているで、こちらも「ホトトギス」。

 

ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)」 普通、葉腋にのみ花をつける。

花弁は、紫色の斑紋が点在し、雄しべの下の方の斑紋はない。

花被の反り返りは平らになる程度。花は2日間咲く。開花期:8月上旬~9月。

ヤマホトトギス(山杜鵑草)」 葉腋だけでなく茎先にも花をつける。

花被の反り返りが大きく先が下を向き、紫斑点があります。花被片の下部に橙色の斑紋がない。

花は2日間咲く。開花期:8月中旬~9月中旬。

紀伊半島の特産の「キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草)」 

開花期:9~10月。一般には「ジョウロウホトトギス(上臈杜鵑草)」の名で流通。

茎は長さ40~100cm、弓なりに伸びて垂れ下がる。黄色の釣り鐘型の花冠を持つ。

タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)」(開花期:7月~9月)

花被片は、斜めに開き、黄色で内面に紫褐色の斑点がある

コハクホトトギス(琥珀杜鵑)」別名:コハクジョウロウホトトギス(琥珀上臈杜鵑)

「ジョウロウホトトギス」×「ヤマホトトギス」の園芸交配種と言われている。

茎は下垂し、花弁に入った斑紋が琥珀を思わせる魅力的な花です。

交配種もあり、判別が難しいため、間違っているかもせれません。お許しを!

 



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2 コメント

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Unknown (オノ)
2021-09-06 20:33:34
黄色のは、タマガワ(玉川)ホトトギスです。それと、ヤマホトトギスとヤマジノホトトギスは名前が逆のようです。両方ともにているのでよく混同してしまうのですが、ヤマのほうが茎が長くて、花弁が反り返ります。ここがポイントです。僕も依然ヤマの方が欲しくて買ったつもりが、咲いてみたら別の方だったので、がっかりしたことがあります。今、前に元気に咲いていたのをへまして枯らしてしまった、コハクジョウロウを探しているところです。これって花が大きくて、魅力的ですよね。
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Unknown (ポチ)
2021-09-08 20:36:35
オノ様
ホトトギスの名前、教えて頂きありがとうございました。
似ている花は判別がむずかしいですね。
これからもよろしくお願いします。
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