「ホトトギス(杜鵑草)」の花が咲いています。
ユリ科の多年草で日本には12種(内10種は日本固有種)が分布しています。
名前は花びらにある紫色の斑紋がホトトギス(小鳥の不如帰)の胸の斑紋と似ていることに由来。
「ホトトギス(杜鵑草)」葉腋に1~3個花を付け、上向きに開く。茎の毛は上向きに生えている。
花弁はやや斜めに開き、外側は白色で毛があり、内側は全体に紫紅色の斑点があます。
基部近くに橙色の斑点があります。開花期:9月下旬~10月中旬。
「タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)」葉は互生し、花は葉腋に付かない。
「ホトトギス」との大きな違いは、茎の上部がいくつも枝分かれして、花だけを複数つける。
花の基部にぷっくりとしたふくらみが出来るのも特徴。
開花期:10月~11月頃で他よりやや遅い。
台湾ホトトギスの一種「ホトトギス’ダルマ’(達磨杜鵑草)」<'211116:追録>
「交配種の杜鵑草」葉腋と茎の上部と、両方に花が付いている。
「ホトトギス」は、園芸品種が多く流通していて、「タイワンホトトギス」との交配種。
一般には、交配種も、「ホトトギス」として売られているで、こちらも「ホトトギス」。
「ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)」 普通、葉腋にのみ花をつける。
花弁は、紫色の斑紋が点在し、雄しべの下の方の斑紋はない。
花被の反り返りは平らになる程度。花は2日間咲く。開花期:8月上旬~9月。
「ヤマホトトギス(山杜鵑草)」 葉腋だけでなく茎先にも花をつける。
花被の反り返りが大きく先が下を向き、紫斑点があります。花被片の下部に橙色の斑紋がない。
花は2日間咲く。開花期:8月中旬~9月中旬。
紀伊半島の特産の「キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草)」
開花期:9~10月。一般には「ジョウロウホトトギス(上臈杜鵑草)」の名で流通。
茎は長さ40~100cm、弓なりに伸びて垂れ下がる。黄色の釣り鐘型の花冠を持つ。
「タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)」(開花期:7月~9月)
花被片は、斜めに開き、黄色で内面に紫褐色の斑点がある
「コハクホトトギス(琥珀杜鵑)」別名:コハクジョウロウホトトギス(琥珀上臈杜鵑)
「ジョウロウホトトギス」×「ヤマホトトギス」の園芸交配種と言われている。
茎は下垂し、花弁に入った斑紋が琥珀を思わせる魅力的な花です。
交配種もあり、判別が難しいため、間違っているかもせれません。お許しを!
ホトトギスの名前、教えて頂きありがとうございました。
似ている花は判別がむずかしいですね。
これからもよろしくお願いします。