ウツギ属(ドイッチャ)は、東アジアからヒマラヤに多く分布し、世界に約60種あり、日本には12種が知られています。
その内のひとつが「オオシマウツギ(大島空木)」で、その変種が「オキナワヒメイツギ(沖縄姫空木)」
'230309 つくば植物園(多目的温室)
小さな白い花が集まって咲く「オオシマウツギ」(Deutzia naseana var. naseana)
日当たりの良い低地から山地の林縁や路傍などに生育する。
アジサイ科ウツギ属の落葉低木 樹高:1.5~2.0m
奄美群島(奄美大島、喜界島、徳之島)だけに分布する日本固有種。
葉は長さ3~8cm、対生につき先端は尖る。葉縁には細かい鋸歯がある。
花期:3~4月。花序に付く白色の花の数は25~30個。
'230309 つくば植物園(多目的温室)
中琉球の沖縄島にだけに分布する固有変種「オキナワヒメウツギ」(Deutzia naseana var. amanoi)
最近縁は前記の「オオシマウツギ」で、自生地は2か所しか知られていない。
そのうちの1つが公園内にあるため絶滅が心配されている。絶滅危惧IA類(CR)
落葉低木 樹高:1~2m。葉は長さ2~3cmで小形で体制につき先端は鈍形。葉縁には細かい鋸歯がある。
花期:4月。花序に付く白色の花の数は3~7個と少ない。
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