田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

茂木佐邸part2:野田市

2019年08月26日 | 古民家っていいなぁ。(千葉県内)

「キッコーマンもの知りしょうゆ館」見学の帰りに立ち寄りました。

真冬の’18.2.25(冬Ver)にUPした「古民家っていいなぁ。(千葉県内) 」で紹介した「 茂木佐邸」(現野田市市民会館)の夏Verです。(詳細は冬Verを! 内容、一部、重複)

正門。戸板は幅の広い一枚板(材は?)です。

正門を入って左側が「野田市郷土博物館(昭和34年開館)」で、千葉県で最初の登録博物館です。

大正13年頃に建てられた、野田の醤油醸造家である茂木佐平治氏の旧宅で、庭園に囲まれた純和風の趣きのある邸宅です。昭和20年代後半まで実際に居住していました。

主屋は木造平屋建瓦葺、寄棟造の家屋(建築面積618㎡)で「国登録有形文化財」です。昭和31年10月、主屋や庭園およそ5,000㎡の敷地が野田市に寄贈され、昭和32年に市民の福祉施設として開館しました。

庭園は平成20年に千葉県初の「国登録記念物(名勝地関係)」に登録されました。

巨大な石灯篭

入母屋造の屋根をのせた車寄せが付く玄関

縁側は半分が畳敷き

廊下用の照明。

左が主庭園。廊下の突き当たりは中庭です。

左から床脇、床、付(出)書院。

長押(なげし)は床柱に「雛止め」になっています。

障子の幅はかなり広いものです。

風呂場は腰高までタイル張りで、上部の壁はベンガラ塗りです。天井は格天井で、一部網代張りです。

 

因みに『亀甲萬(キッコーマン)』は茂木佐平治家が使っていたものです。

 


しょうゆの里で「御用蔵」見学

2019年08月26日 | 日々のあれこれ

昨日のこと。

9月1日から「キッコーマンもの知りしょうゆ館」(野田市)が、施設の改修のため、2020年秋まで休館するとのことなので急遽行って来ました。別にこの日でなくても良かったのですが・・・。

しょうゆ館のある「キッコーマン野田工場」。久しぶりに訪れました。

子供が小さい頃、見学に来て記念品の醤油を頂いて帰ったことがあります。この日も家族連れが沢山来ていました。

予約をしていないと「御用蔵」、「売店」、「まめカフェ」しか入館できないとのこと。

受付で事情を話したら「1時間半待てば入館できますよ」と言ってくれましたが、待ち時間が長いので遠慮しました。

なお、売店では御用蔵で製造された「亀甲萬御用醤油」を販売しています。

御用醤油醸造所(通称「御用蔵」)は、2011年に野田工場内に移築されたものです。蔵内は自由に見学できます。

 

この「御用蔵」を始めとする野田市の醸造関連遺産は「近代化産業遺産」に認定されています。

移築前の「御用蔵」は、宮内省(現宮内庁)に納める醤油の専用醸造所として、1939年に江戸川沿いに建設(写真)されました。

老朽化で大規模な補修工事が必要となり、70年の節目に移築工事が行われました。

「仕込桶」。移築にあたり、醤油を仕込む木桶などは移築前のものを使用し、原形に近い形で再現されました。

仕込室」。「御用蔵」では、現在も宮内庁に納める醤油を醸造しています。

「圧搾、火入れ、詰め」もろみを搾って、醤油を仕上げる工程で使っていた装置。

また、伝統的な醤油醸造技術や1939年の御用蔵の建設当時の道具や装置を保存・展示しています。世界100ヶ国以上で醤油を販売しているキッコーマンですが、日本シェア30%、世界シェア50%だそうです。

この後、昼食にコミュニティカフェ「※蔵楽(くらら)」へ。(※道路を走っていて偶然見つけた店です)

幹線道路から少し奥まっていて判りずらい所にある古民家風の隠れ家のような建物です。

内装は今時の設えですが、躯体は築100年以上経っているそうです。

使われている野菜は市内にある園芸福祉ファームで作られた無農薬野菜を使用してます。

「ビビンバ丼」と茄子がたっぷり入った具だくさんの「味噌汁」を頂きました。

 「亀甲萬」の印も明治17年に商標として登録。商標「亀甲萬」は香取神社の「亀甲」と「亀は萬年」をかけたとされています。

 

 

 

 


寄る年波には勝てない

2019年08月25日 | 日々のあれこれ

「寄る年波には勝てない」。病気のこともあってか、以前に比べて体力が大幅に落ちたと感じます。

60歳代はまだ若い。しかし、加齢によって気力や体力が衰えてきたことは紛れもない事実です。

ついこの間までもっともっと元気だったはずなのに階段をストンと落ちたような感じがします。

昨日も友人達との飲み会がありましたが、病気や体調の話題で盛り上がって?いました。

高血圧、高脂血症、糖尿病、痔、脂肪肝、高尿酸血症、関節痛、背中痛、逆流性食道炎、睡眠時無呼吸症候群、花粉症、巻き爪、数え上げたらきりがありません。

胃の調子が悪い、目が乾いて痛い、声がかすれるなどと言って医者に行くと、’加齢によるものです’と言われてしまう。

これと言った病気がなくても不定愁訴に悩む人は多いと思います。

飲み会では酒量が大幅に減り、時間もMAX2時間。以前は二次会にも行きました。

男性の「※健康寿命」は72.14歳(2016年)、この日の参加者の平均年齢は64歳。72歳までわずか8年です。

※介護や人の助けを借りずに起床、衣類の着脱、食事、入浴など普段の生活の動作が1人ででき、健康的な日常が送れる期間

「健康寿命」を延ばすためには、以下の7つを習慣化することが大切とのことです。

1.生活習慣病の予防、2.適切な食生活、3.適度な運動、4.十分な睡眠、5.禁煙、6.適度な飲酒7.歯・口腔の健康

 

私のように「原因がはっきりしている病気」と「原因不明な非可逆的な病気」で禁酒など色々なことが制限されると辛いです。 

  

「健康寿命」の定義からすると、今の所ところ私は「健康」ということになるのでしょうか?

これから先、家族などに迷惑をかけず、幸せな人生を送るためには心身ともに健康であることは重要なことです。

最後に、両親の寿命と病歴もある程度、自分の「健康寿命の指針」になります。

両親の病気や高血圧などの体質は、自分も素因を持っているかもしれないと考え、両親がかかった病気や体質に関連する数値が上昇したときは、早目に専門医の受診が必要とのことです。(オムロン ヘルスケアHPから引用)

 

 

 

 

 

 

 

 


夏の花21:クラスペディア

2019年08月24日 | 花さんぽ・花めぐり

長く伸びた花茎の先端に小さな黄色い花が多数集まって、球状の筒状花を咲かせる「クラスペディア(別名:ドラムスティック、イエローボール)」(キク科)

開花期は6~8月、花径は3㎝ほどで形がユニークで花持ちが良いので花後もドライフラワーに使われます。

原産地はオーストラリアで、草丈は60~80㎝程度です。

多年草ですが多湿に弱く、寒さにも弱いため南関東以北では一年草扱いです。

同じキク科で茎の先端に「ブルー系」の花を球状に咲かる「ルリタマアザミ(夏の花17:下の写真)」やヒゴダイがあります

 


夏の花20:ゼニアオイ

2019年08月23日 | 花さんぽ・花めぐり

アオイ科の「ゼニアオイ(銭葵)」(多年草)です。果実の形が銭に似ていることからこの名前が付いたと言われています。

南ヨーロッパ原産。開花期は7月~9月で、草丈は60~100cmほどです。

葉は切れ込みが浅く、円形に近い掌状で5~7裂します。花茎は3cm程度でピンク色の花弁に濃色の筋(脈)が入っています。

葉や花は食用として、ハーブティなどに利用されます。

江戸時代に中国から渡来し、道端に生えるなど完全に野生化している帰化植物です。

同じアオイ科の花、ハイビスカス、ムクゲなどに似ています。

「ゼニアオイ」に酷似した草姿の花に「コモンマロウ(写真下)」(アオイ科)があります。

別名「ウスベニアオイ(薄紅葵)」と言われます。白から淡い紫で、赤紫の筋が入ります。

葉は切れ込みが深いのが特徴で、「ゼニアオイ」と同じく掌状で5~7裂します。こちらは茎には毛が生えています。

「ゼニアオイ」は「ウスベニアオイ」の変種。両種の中間のような草姿のものもあるため、正確な同定は難しいです。