田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

夏の花:アピオス

2021年08月16日 | 花さんぽ・花めぐり

美しい花を咲かせるマメ科アピオス属の「アピオス」(Apios americana) 

別名を「アメリカホドイモ」ともいい、日本に自生する「ホドイモ(塊茎)」の仲間。北アメリカ原産で、日本に伝わったのは明治時代です。

つる性多年草 花期:夏 花序には、10~40個の蝶形花を密集してつけ、花の外面は緑白色、内面は紫褐色。

地下の肥大した塊茎(根ではない)を食べます。アメリカ先住民の貴重な食料であったため、「インディアンポテト」とも呼ばれます。非常に栄養価が高く、健康食品として近年注目され、女性に役立つ栄養が多く含まれています。

写真はアピオスのグリーンカーテンです。

つるは高さ2~4mに伸び、葉は羽状複葉で、5~7枚の薄い小葉がつきます

アピオスの美味しい時期は11~1月。一番簡単で美味しいのは、皮ごとゆでるか蒸すかして、塩かマヨネーズなどをかけ、皮ごと食べます。日本では東北地方を中心に栽培されています。

 

 


夏の花:丸葉岳蕗

2021年08月15日 | 花さんぽ・花めぐり

銅葉の「マルバダケブキ(丸葉岳蕗)’ミッドナイトレディ’」(Ligularia dentata 'Midnight Lady')

キク科メタカラコウ属の多年草(宿根草) 園芸品種

花期:7~8月 花径5 ~8 cmの黄色い頭花をつける

葉が深いダークグリーン、茎が立ち上がるので葉の裏、茎のブロンズ色が目立つ

葉色の濃さなど、季節により姿が変化する

 

 


夏の花:水雛芥子

2021年08月14日 | 花さんぽ・花めぐり

ウォーターポピー(英名:water poppy)」 (Hydrocleys nymphoides:ヒドロクレイス・ニンフォイデス) ブラジル原産

和名:ミズヒナゲシ(水雛芥子) オモダカ科ミズヒナゲシ属の常緑多年草(浮葉植物) 

花期:5~10月 花柄は長さは7~10cm、花径4~5cmで花弁3枚の黄色い花が咲く。

1日花ですが次々に咲きます。 

’050827 葉は広楕円形、表面は緑色で光沢がある 


夏の花:丸葉朝顔柄草

2021年08月13日 | 花さんぽ・花めぐり

郷里は、今日からお盆ですが、コロナ禍で今年も墓参りに帰省できません。

都のモニタリング会議の専門家は「感染者が急増し、制御不能な状況」と言っている。

県知事は「見えにくい大災害」と表現しています。

母の七回忌も1年延期しました。1年後にはどうなっているのでしょうか?

 

海岸近くの原野に生える「マルバアサガオガラクサ(丸葉朝顔柄草)」(Evolvulus alsinoides var. rotundifolius

ヒルガオ科アサガオガラクサ属の常緑多年草

エボルブルス(アメリカンブルー)」(Evolvulus pilosus)と同属  

花期:5~10月 花径は1cmも満たない小さな淡青色の花です。 

因みに「エボルブルス」は花径2~3cmほどで濃い青色の花

与那国島固有種で絶滅危惧ⅠB類(EN)  葉・茎に銀色の長毛が密生します。


つくば植物園の華花㉑:亜熱帯の花⑥

2021年08月12日 | 花さんぽ・花めぐり

8月1日につくば植物園の多目的温室で咲いていた華花です。

いずれも海岸付近に生育する種です。

花が小さく目立たず地味ですが、よく見ると可愛らしい花です。

コメントは同園の名板の解説を引用させて頂きました。

イソフジ(磯藤)」 分布:日本(琉球列島)、熱帯アジア

マメ科 常緑低木 花期:8~12月  絶滅危惧ⅠB類(EN)

海岸付近の日当たりの良い環境に生育。護岸工事などにより個体が減少している。

ソナレムグラ(磯馴葎)」 分布:日本(本州~琉球)、朝鮮、台湾、中国など

アカネ科  多年草  花期:8~9月 

和名は強い潮風を受ける海岸に生育することができる(磯馴)むぐら(葎=くさむら)の意で名付けられた。

マルバハタケムシロ(丸葉畑蓆)」 琉球列島の固有種

キキョウ科 常緑多年草 花期:初夏~秋 絶滅危惧ⅠB類 (EN)

海岸の岩場に生育。沖縄では消滅したが、久米島で自生が確認された。

ミヤコジマソウ(宮古島草)」 日本では宮古島の海岸にしか生育しない。

キツネノマゴ科  常緑多年草 花期:5~9月 絶滅危惧IA類(CR)→危険度が最も高い

東南アジアに広く分布するものとは別種(宮古産を独立した固有種)との見解もある。

ヤエヤマハマゴウ」(八重山浜栲)」 分布:日本(琉球)、マレーシア~ポリネシア

クマツヅラ科  常緑小低木 花期:5~10月

海岸付近に生育する。もともと個体数が少ない。琉球の集団は北限。