昨日は古河市の高級料亭へ行きました。
十数年前に一度、お客さんのご接待でオジャマしたことのあるお座敷日本料理店です。
この界隈は、昔は花街として賑わい、平成に入るまでは芸者衆も100名以上居たそうです。今では十数名しかいなくなってしまったようですが、料亭や飲食店は未だ相当数残っています。
二年ほど前に市内観光の目的で古河を訪ねた時に、観光案内の方から「ランチをやっている料亭もあります」という情報を得たので、昨年一度伺ったのですが、あいにく月曜日で休みでしたので叶いませんでした。
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
ネットで見ましたら、「ご昼食(火曜~土曜 12;00~14:30)気軽に楽しむお昼のひととき、お仲間で、ご家族で、女将自慢の手打ちそばを是非ご賞味ください(ご予約は要りません)。手打ちそば700円、手打ちそば+鉄火巻1,000円、手打ちそば+季節の天ぷら盛り合わせ1、500円(税込)、ウーロン茶(ホット/アイス)付」とありました。
これはリーズナブルです。
是非に行かねば・・・と、相成った次第です。
途中、国道16号線の柏付近はいつものように混んでいたので、大島田で船・取線を右折、6号線へ右折してから左折して利根川沿いに田んぼの中を走る農免道路を通って利根運河から関宿へ抜け、利根川を渡って境町から古河へ入りました。所要時間は3時間でした。
意気揚々と玄関を開けると、ちょうど女将さんが出迎えてくれました。
「昼飯頼む」と言って上がろうとしたら、「予約の無い方は出来ません」と、にべももない返事が返ってきました。「えっ」と思いましたが、ここで引き下がっては男がすたる、長年営業で培った粘り腰で交渉を開始しました。
遠く千葉から3時間もかけて、ここの昼飯を食べるために、わざわざ来たこと、去年も来たのに月曜日で休みだったので捲土重来を期し涙を飲んで帰ったこと、ネットに予約は要らないとあったこと、観光所でランチをやっていると聞いたこと、十数年前に伺った時に女将さんの接客の印象が良かったこと、女将さん自慢の手打ちそばを食べたい、と言いならべました。
「わざわざ千葉から・・・、では少し時間がかかりますけどお待ち頂けますか?」と、ついに美人女将を口説き落としました。
「待ちます、待ちます」と案内された部屋へ上がり込みました。
すぐにお茶が出て、それから20分ほどで待望のお膳が出ました。大盛りの蕎麦に、天ぷらの盛り合わせ(エビ2本、ナス、スナップエンドウ、かぼちゃ、厚切りのレンコン、ふきのとう)、大根漬けに有り付きました。
食べ終わった頃に蕎麦湯とお茶が出ました。
それらを運んできた仲居はそれぞれ違う人たちでした。
さすが、老舗の料亭です。
*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*
最後に女将さんが遠路来たことへのお礼の挨拶にきましたので、十数年前にオジャマしたことを話しました。
当然のことながら、ワルポンのことを覚えてくれている様子はありませんでしたが、その時のお客さんは馴染み客だったようで、今では亡くなられたことまでよくご存知でした。
お土産を買うつもりで「古河一番のお菓子屋さんは?」と聞くと、地図を書いてくれました。
勘定を済ませ表に出ると、見送りに出てくれました。
駐車場に入り、こちとらの姿が見えなくなるまで見送ってくれていたのです。
さすが、老舗の料亭です!
(次回は紹介されたお菓子屋さんの話です)
十数年前に一度、お客さんのご接待でオジャマしたことのあるお座敷日本料理店です。
この界隈は、昔は花街として賑わい、平成に入るまでは芸者衆も100名以上居たそうです。今では十数名しかいなくなってしまったようですが、料亭や飲食店は未だ相当数残っています。
二年ほど前に市内観光の目的で古河を訪ねた時に、観光案内の方から「ランチをやっている料亭もあります」という情報を得たので、昨年一度伺ったのですが、あいにく月曜日で休みでしたので叶いませんでした。
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ネットで見ましたら、「ご昼食(火曜~土曜 12;00~14:30)気軽に楽しむお昼のひととき、お仲間で、ご家族で、女将自慢の手打ちそばを是非ご賞味ください(ご予約は要りません)。手打ちそば700円、手打ちそば+鉄火巻1,000円、手打ちそば+季節の天ぷら盛り合わせ1、500円(税込)、ウーロン茶(ホット/アイス)付」とありました。
これはリーズナブルです。
是非に行かねば・・・と、相成った次第です。
途中、国道16号線の柏付近はいつものように混んでいたので、大島田で船・取線を右折、6号線へ右折してから左折して利根川沿いに田んぼの中を走る農免道路を通って利根運河から関宿へ抜け、利根川を渡って境町から古河へ入りました。所要時間は3時間でした。
意気揚々と玄関を開けると、ちょうど女将さんが出迎えてくれました。
「昼飯頼む」と言って上がろうとしたら、「予約の無い方は出来ません」と、にべももない返事が返ってきました。「えっ」と思いましたが、ここで引き下がっては男がすたる、長年営業で培った粘り腰で交渉を開始しました。
遠く千葉から3時間もかけて、ここの昼飯を食べるために、わざわざ来たこと、去年も来たのに月曜日で休みだったので捲土重来を期し涙を飲んで帰ったこと、ネットに予約は要らないとあったこと、観光所でランチをやっていると聞いたこと、十数年前に伺った時に女将さんの接客の印象が良かったこと、女将さん自慢の手打ちそばを食べたい、と言いならべました。
「わざわざ千葉から・・・、では少し時間がかかりますけどお待ち頂けますか?」と、ついに美人女将を口説き落としました。
「待ちます、待ちます」と案内された部屋へ上がり込みました。
すぐにお茶が出て、それから20分ほどで待望のお膳が出ました。大盛りの蕎麦に、天ぷらの盛り合わせ(エビ2本、ナス、スナップエンドウ、かぼちゃ、厚切りのレンコン、ふきのとう)、大根漬けに有り付きました。
食べ終わった頃に蕎麦湯とお茶が出ました。
それらを運んできた仲居はそれぞれ違う人たちでした。
さすが、老舗の料亭です。
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最後に女将さんが遠路来たことへのお礼の挨拶にきましたので、十数年前にオジャマしたことを話しました。
当然のことながら、ワルポンのことを覚えてくれている様子はありませんでしたが、その時のお客さんは馴染み客だったようで、今では亡くなられたことまでよくご存知でした。
お土産を買うつもりで「古河一番のお菓子屋さんは?」と聞くと、地図を書いてくれました。
勘定を済ませ表に出ると、見送りに出てくれました。
駐車場に入り、こちとらの姿が見えなくなるまで見送ってくれていたのです。
さすが、老舗の料亭です!
(次回は紹介されたお菓子屋さんの話です)
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