俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『大人のおもちゃ』

2009-01-30 22:02:39 | Weblog
この数ヶ月、暇を見つけては、上野や新宿、神田、有楽町、船橋などの繁華街をほっつき歩いて、「大人のおもちゃ」の店を渡り歩いては店員に、その性能や使い方、使った方の満足度などについて聞いて廻りました。

そして、一昨日、ついに待望の「大人のおもちゃ」を買っちゃったのです。

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でも皆さん!「大人のおもちゃ」と聞いて、バイブとかダッチワイフを想像しておられませんか?
そう思った方は、根っからのむっつり○○なお方とお見受け致しました。

ワルポンの云う「大人のおもちゃ」とは「デジ一」のことですヨッ!

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国産の写真フィルムも小西六のサクラカラーが事業撤退してフジカラーだけになってしまい、一部の熱烈なカメラマニアを除いて、今やカメラは銀塩カメラからデジタルカメラにほとんど移行してしまった感があります。

ニコンのニコマートFTNという普及版の35ミリ・フィルムカメラを40数年前に買ったのを今でも後生大事に持っているのですが、撮影機能が沢山付いた今のデジカメとは性能に関して比較にもなりません。

2008年の春に、多機能付きの900万画素のデジカメを買って満足していたのですが、いかんせん35ミリフルサイズカメラの撮像素子面積の30分の1しか無いので、期待する色が出ないことを知りました。

そこで、撮像素子面積の大きいデジタル一眼レフカメラという「大人のおもちゃ」に恋焦がれてしまい、欲しくて欲しくて堪りません。
年金暮らしの身でありますからワイフを三拝九拝拝み倒して、大枚はたいて買うに至ったのであります。

今回買い求めたニコンD90の撮像素子面積は、23.7×15.6ミリですけれども画角が1.5倍取れるので見かけ上35ミリフルサイズのカメラと同等となります。

これでプロ並みの写真が撮れるはずです!

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買ってすぐから時間さえあれば使用説明書を読んではいるのですが、機能が多過ぎてなかなか覚え切れません。
カタカナ用語が多過ぎて、意味が理解できません。
使用説明書のページは、なかなか前に進みません。

2月14日には今年最初の撮影会があります。
老人性痴呆症の知能指数では、それまでにマスターし使いこなすなど、とても出来そうにありません。

まあ、「AUTO」にセットして撮るしかないか・・・


結局は、ワルポンにとっては宝の持ち腐れ、「大人のおもちゃ」にしかならないようです。

『初体験』

2009-01-24 22:35:15 | Weblog
「初体験」といえば、皆様も夫々に色々のお想いがおありでしょうが(イヒッ)、皆様お考えの「初体験」についてはワルポンにだって想いがありますけれど、還暦をとうに過ぎた今さら披瀝申し上げるほどのこともございませんけれども、ワルポンの最新の初体験をご開帳させて頂きたいと思います。

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実は昨日、生まれて初めて税務署へ税務申告に行って来たのです。
かなり以前に、税務署の税務監査という会社への立ち入り調査に立ち会ったことはありますが、税務署というとなんか恐ろしいところと観念的に思ってしまいます。

幼少の頃、戦後の物の無い時代には米は配給で、高校に入って下宿生活になり米穀通帳が無いと米が買えないことを知りました。昭和40年ぐらいまで下宿先が米を買うために必要でしたねェ。

そのぐらい物資が不足していましたから、お酒(日本酒)なんぞは高価だったので、田舎ではどこの家でも「どぶろく」と呼ばれる密造酒を作っておりました。
水に御飯と麹、イースト菌を混ぜてコタツの中に入れて暖めて発酵させ、もろみを絞り出して「どぶろく」を造っていたのです。

お酒には高い酒税がかかっていましたから、闇で「どぶろく」を造られたのでは国に税金が入ってきません。従って、それを取り締まるのが税務署でした。
酒税法の法律違反の密造酒ですから捕まると刑にかけられます。

税務署が村に入ってくると、密かにしかもすばやく家から家へ緊急伝達が発せられ、「どぶろく」を藪の中などに隠して税務署の調査が過ぎ去るのを知らん振りでやり過ごすのです。
でも、子供心に不安な時間でした。

ですから悪さをすると、「税務署にくれてやる」と兄たちによく嚇(おど)されたものです。
トラウマで、今でも税務署は恐いところと思っています。

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収入が多くて税務署に行ったのではありません。
年金生活になり年収が大幅ダウンしたので税務申告しなければいけないということなので、恐いところに行くのは少々嫌だったのですが、収めた税金が大分戻ってくるらしいという助平根性も手伝って行ってみました。

広くない部屋はかなり混雑しておりましたが、入るなり「何の申請ですか?住所とか名前を打ち込める程度でいいのですがパソコンはできますか?はい、では並んでお待ち下さい」
4・5人の後ろに並んで待っていると、前にはパソコンが5台ぐらいあって、立ったままの状態で皆さん一生懸命に操作していました。

順番が来てパソコンの前に行くと担当の若い人が、操作から入力の順番を親切丁寧に教えてくれました。15分ぐらいで打ち終わると、2部プリントアウトしてくれて、源泉徴収票や領収書を手際よく申請書類に貼り付けてくれ、それを窓口に持って行って受領印を貰うように云われました。来年からは自宅のパソコンから申請できるということでした。

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なかなかの親切さでした。
子供も周りで遊びまわっておりましたので、税務署は今の子供たちには恐い存在ではないらしい様子です。

30分程度で手続き完了。

6万円の還付金を貰えるとのこと。2兆円のバラマキ金1万2千円の5倍だぞ!

税務署のこわごわ恐る恐るの初体験は、あの初体験のこわごわ恐る恐ると同じで、結果に満足でした。
現金なものです、んッ?

『生き別れ、すれちがい』

2009-01-17 21:46:42 | Weblog
―きぃ~みぃのぉ~なぁ~わぁとぉ~♪― 

さみしげなテーマソングに乗せて、「忘却とは忘れ去ることなり、忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」というナレーションで始まるラジオ番組を家族みんなで茶の間に集まって聴いたのは、ワルポンの小学校の2・3年生ごろでした。

「第二次世界大戦、東京大空襲の夜、焼夷弾が降り注ぐ中、たまたま一緒になった見知らぬ男女、氏家真知子と後宮春樹は助け合って逃げ回るうちに、銀座・数寄屋橋までたどり着く。二人はここでようやく互いの無事を確認する。名を名乗らないまま、お互いに生きていたら半年後、それがだめならまた半年後にこの橋で会おうと約束しそのまま分かれる。

やがて、二人は運命の渦に巻き込まれ、互いに数寄屋橋で相手を待つも再会がかなわず、やっと会えた時には真知子はすでに人の妻となっていた・・・」(ウィキペディアより抜粋)
会えそうで会えないすれちがいのドラマ「君の名は」(菊田一夫作)がラジオで放送されたのでした。

☆       ☆       ☆       ☆

いつもの出勤は各駅停車に乗って座ってのんびりと行くのですが、1月14日は遅刻しそうになったので、出勤ラッシュアワーの西船橋駅で各駅停車の普通から通勤快速に乗り換えたのです。

乗り換え時間はほんのわずか、多分30秒ぐらいだと思いますが、電車から降りる人、乗る人、駅舎からホームへ下りてくる人、別のホームに移動する人、快速から普通に乗り換える人の人々々・・・ぶつかりながら押し分けて幅広のホームの反対側の通勤快速に乗り換えるのです。まるで戦場・東京大空襲の戦火をくぐり抜けるように・・・

ホームの反対側へ移動しながら、通勤快速は込みあって背広のポケットの携帯電話機が押しつぶされてはと思ったので、Yシャツの胸のポケットに移そうと、右手の手袋をはずして、左手に丸めた週刊誌と一緒に持って乗り換えました。

つり革に摑まるために右手に手袋をつけようとしましたが、左手には週刊誌だけで手袋がありません。押された時に床に落としたかと思い、しきりと満員電車の床を見たのですが見当たりません! しまった! ホームで落としてしまったのかも知れません。
右と左の生き別れです。


帰りに西船橋駅に寄って聞いてみようと、ずーっと一日中、右手袋のことを思っていたのですが、帰りの電車でついつい週刊誌を読みふけっていたため、西船橋駅で気づいた時にはドアが閉まって電車はホームを離れてしまいました。
右手袋と左手袋のすれちがい、真知子と春樹もかくありなん。

1月15日は失念、忘却・・・ 行けずじまい。

1月16日朝は遅れそうだったので寄れず、またもやすれちがい。

でも、ついに帰りに、数寄屋橋ならぬ西船橋のホームに下り立ちました。
今度こそ右手袋に会える!

ホームで電車の発車を見送っていた帽子に金モールの沢山付いた駅長さんみたいな駅員さんに聞いてみた。
駅ホーム中ほどの事務室まで付いて来て・・・、ありそうだという。
ついに真知子に会えるぞ!

忘れ物を書き出したノートを繰って捜してくれた。
だが、しかし、昨日までここにあったのだが、今はここに無いという。
日比谷線・上野駅の忘れ物センターに送ってしまったというではないか・・・
またもやすれちがい。

「電話の上、上野へ行ってみて」と教えていただいたので、聞いた電話番号へ電話したところ右片手袋があるという。容姿も年代も真知子にそっくりの様子だ。
今度こそ再会できるかも・・・そのまま上野へ直行!

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東京地下鉄㈱上野忘れ物センター・お忘れ物総合取扱所(日比谷線・上野駅70m)

3年ぶりに・・・、いや、3っ日ぶりに対面したのです。
春樹と真知子、いえ、左手袋と右手袋が、がっちりと握手したのであります。


お粗末、「君の名は」でした。

(でも、やってみて下さい。右手と左手では握手できません)

『久々の冬の雨に感謝』

2009-01-09 21:35:50 | Weblog
暮から2週間以上続いた晴天も遂に一休み、今日は朝から冷たい雨降りの寒い一日でした。

一ヶ月ほど前から、両手の親指の付け根がすごく痛むのです。
力が入らなくて菓子袋の封を切り裂くことが出来なかったり、鈍痛があり、時に針を刺したような激痛が走ったりするのです。

風呂に入ってよく揉んだり、コンドロイチンを薬局で買ってきて飲んだりしてもさっぱり効き目がありません。

女房の肩揉みのし過ぎかなあ? リュウマチかな? 骨肉腫じゃないだろうね?

月1回(正確には4週間・28日)の投薬を貰うため、かかり付けのお医者さんの検診を受けに行っているのですが、いつもより3日ほど早いけれど、昨日、会社帰りに診てもらいに行きました。
それと、先月の17日に大腸ポリープを取ってもらったので結果もお聞きしなければなりませんので。

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ポリープの方は幸い良性とのこと、そうとは思っていましたが、ほっとしました。

手の痛さの方は、「使い過ぎでの腱鞘炎」、「安静にしているしかありません」、「肩揉みなどもっての外、絶対安静のこと」とのご託宣。
「うふ、これで女房殿の肩揉みから解放される」と内心ほくそ笑んだのであります。

大腸も無事、手も湿布して安静にしていれば良いとのことで、喜び勇んで病院を後にしました。
「じゃあ、一杯やるか!」
ブブーッと車を発進。

いけねえ、1ヶ月の禁酒を言い渡されていたんだ。でも、あれから3週間以上も過ぎたのだ、もう、いいだろう。

すぐに車を引き返して、看護婦に「肝心のことを聞くのを忘れちゃったよ、酒飲んでいいか、ちょっくら先生に聞いて頂戴?」と頼んだ。
すぐに戻ってきた看護婦は、「あと一週間飲んじゃ駄目だって!」とそっけない。

☆       ☆       ☆       ☆

いやあ、今日はやけに寒い日です。関東も山沿いでは雪らしい。

先生は、あと一週間飲んじゃいけないとおっしゃったが、寒さには敵わない。
あと一週間飲んじゃいけないけど、試しに一杯やってみるか。

部屋を暖かくして26日ぶりにビールを飲んだ。
竹内結子さんが宣伝しているサントリー・モルト生ビール「ザ・プレミアム」をふんぱつして買って来たんだ。

ゴクっ、ごくごくごく・・・ いやーッ、旨い! ふぅーっ!

天に感謝! 冷たい冬の雨に感謝! 寒い天気に感謝!
(飲めるとなれば何にだって感謝しちゃいますよ)

風呂上りに、もう一本飲もーっと!

『初詣 2009』

2009-01-04 22:16:35 | Weblog
2日に墓参りをしてから、お寺に年賀のご挨拶に上がりました。

昨年の暮に、お墓へ花束を手向けたのですが、印旛沼を渡る寒風で凍みてしまったのか、うなだれてしおれたのもありました。そんな中で、黄色の小菊は寒さに強いのか元気で、しゃんとしていました。

お隣やご近所のお墓を見渡しますと、黄色の小菊だけの花束が多く、これらは皆ピンとして元気に立っているではありませんか。
小菊は冬菊、寒菊と呼ばれるもので、やはり皆さん経験が深く博識で、寒さへの対策は小菊に限るとご存知のようでして、ちゃんと気配りされているお宅が多いようでした。

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3日は深川の富岡八幡宮にお参りに行きました。

その昔、10年ほどの間、宮元に住まわせて頂いておりましたので、八幡様周辺の大混雑については昔から承知しており、比較的止め易い富・二の路上になんなく駐車して、混雑している正面からではなくて数矢小学校のある裏門から入り、「横綱の碑」の裏手の納所へ古いお札(ふだ)を最初に納めました。

八幡様の正面に行くと、案の定、参道は長い行列で、社殿への参拝の制御中でした。
家内安全のお札と交通安全のお守りを頂いてから、社殿斜め下から遥拝致しました。
頂いた紙の袋に入ったお札を覗いてみたら、お札の中央付近に「家内安全」ではなくて「商売繁盛」とありましたけれど、まあ、それでもいいかと持ち帰りました。

さて、今日は箱根駅伝の復路です。

日本橋に行ってトップランナーを写真に撮ることにしました。
沿道は溢れる人々々・・・ やがて遠くから歓声が上がり、日本橋の向こうの人々が打ち振る小旗の波が見えたと思ったら、突然パトカーが交差点を曲がって現れ、先導車、放送車、伴走車の間に挟(はさ)まれたランナーが、アッという間に駆け抜けて行きました。

シャッターチャンスを失っちゃいましたので、最終ランナーが通過した終了直後の日本橋周辺の人混みの写真を掲載します。

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4日の今日は成田山新勝寺へ行って参りました。
道路は空いていて、国道51号線の成田市内に入ってから京成成田駅までの長い下り坂のところだけが渋滞している程度でスムーズした。

市役所の駐車場に車を停め置いて、参道の両側に連なる店を横目で覘きながらブラブラ散歩で山門へ。
新しく出来た山門の柱が思いの外に細いので頭でっかちに見え、ひっくり返ったりしないか心配になり、足早に通り抜けました。

本堂に参拝してから、出世稲荷にもお参りしました。
出世し、商売繁盛にご利益があるそうな。
油揚げをお供えし、ロウソクは燈してから持ち帰りました。これは家に帰ってから家族のために燈して、お稲荷様に祈願するためです。

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神社、仏閣・・・ 正に、神仏混淆(こんこう)、八百万の神様です。
しかし、日本人は初詣が好きですよね。お願い事ばかりです。

あれっ? ワルポンは今や国家公務員(年金暮らし)になったんだっけ?
今さら出世? 商売繁盛?

宝くじにでも当たるしかないか!

『残心』

2009-01-02 14:54:27 | Weblog
初春を寿ぎ謹んで新年のお慶びを申し上げます
本年もご愛読のほど心よりお願い申し上げます

新年早々「残心」などとは、「ふられた彼女への心残り、未練たらたらの話だな」とお思いのあなた! 「ブブーッ」ですっ。

「残心」とは、武道に於ける「心構え」の話です。

ワルポンはこう見えても、高校時代には弓道部に所属していたことがあるのです。(いえ、ちょこまか落ち着きの無い性格を心配して、今は亡き父に強制的に進められて入部したのですけど・・・)

弓道は、剣道、柔道、空手、合気道などと共に武道と呼ばれ、本来的には人を殺傷したり制圧する武芸なのですが、今日では、その「技を磨く」という稽古を通じて人格の陶冶を目指し、「道を究める」ことにあります。道の追求という点では「残心」などの共通する心構えや所作などから茶道、華道、書道、日本舞踊などとも通ずるものがあります。

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弓道は、まず「形」からの練習です。「射法八節」という形から成り立っています。
左手に弦を外側にして弓を、右手に矢を持ち、握った手を腰に当て、背筋を真っ直ぐ伸ばして直立し、一礼の後に進み出ます。

その1 足踏み(あしぶみ)
    弓を射る位置を射位(しゃい)といいますが、的に向かって平行に両足
を肩幅よりやや広めに踏み開きます

その2 胴造り(どうづくり)
    足踏みに続けて、両脚の上に上体を自然体で構えます

その3 弓構え(ゆがまえ)
    矢を番(つが)えて弓を引く準備をし、顔を射る的に向けます

その4 打起し(うちおこし)
    弓矢を持った両腕を的に向かって矢を水平に保ったまま持ち上げます

その5 引分け(ひきわけ)
    弓を左手で押し、右手で弦を引きながら口の位置まで引き下ろします

その6 会(かい)
    弓を引き切り、心を無にして的に狙い定めます

その7 離れ(はなれ)
    矢を放ちます

その8 残心(ざんしん)
    矢を放った後の姿勢のまま無心を残します

「残心」とは、矢を放った後も、その到達点を見極める「心の構え」を言うのです。
すなわち、無の境地で的に放った矢のゆくえを見つめたまま、その心と形を共に残すのです。

新年を迎え、「禅」にも通じる「和の心」について考えてみたいと思います。

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ところで、弓道の競技には、「近的」と「遠的」がありますが、近的が一般的です。
28mの的場に置かれた1尺2寸(36cm)の大きさの的に10射中何射命中したかを競います。

「霞的」の中心の白円(半径3.6cm)は「正鵠」といい、「正鵠を得る(射る)」とは的の中心に的中することです。
「星的」は白地の中心に半径6cmの黒丸を描いたもので、黒丸を「星」といい、「図星」の語源と云われています。

競技以外では、直径3寸の小さな金色をした「金的」があり、特別賞などで競います。
「みんなの憧れの高値の花の花嫁を得た、正に金的を射止めた」などと結婚式の祝辞などでお世辞?に使われます。

また、男の性器は金的といわれる急所です。薄皮一枚しかない無防備さですから、股間だけは鍛えようにも鍛えられません。女性の護身用に「金的を蹴る」と効果抜群ですが、性的不能となることもございますので多用しないで下さいね。

かあちゃんに頭を抑えられている奴を蔑(さげす)んで、「あいつ金玉握られている」と云いますけれど、精々「チンポコを握る」程度にしてやって下さいな。

初心者の多くは、矢を放った時に左腕の内側を弦で払って、その痛さに飛び上がることがしばしばです。ミミズ腫れになってしまいます。これは押し手がベタ押しのために弓返し(ゆがえし)が充分でないからです。

女性の急所はオッパイだそうですが、突き出たオッパイに弦が当たると、その痛さで飛び上がって失神しそうになるそうです。(不謹慎とは思いますが、介抱してあげたくなっちゃいます、イヒッ・・・)

そこで、女性は胸を弦で払うことのないよう胸当てをします。胸当ては女性専用で、男はいくらオッパイ部分が大きくても胸当ては着けられません。

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ありゃりゃ、いつの間にか、エッチっぽい話になっちゃってますねぇ。
正月なので武道の奥義「残心」について格調高く申し述べるつもりでございましたのに・・・

年が改まってもさっぱり成長していないことが、不甲斐なく「心残り」です。
辞書を引いたら「残心」には「心残り」という意味もありました。

行動・動作・言動に心を残して、ゆったりおっとり暮らしたいものです。
丑年なのですから・・・

懲りずにお付き合いのほどお願い申し上げます。