俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『三石山観音』

2010-12-27 17:37:49 | Weblog
君津市の南東部の亀山湖近くに三石山があります。
国道465号線から右折して、乗用車がすれ違うのがやっとの九十九折の山道を登ってゆくと、山頂近くに真言宗智山派三石山観音寺というお寺があります。

“三石観音”の呼称で知られています。
驚くことに、その名の通りで、お堂の屋根には三つの巨大な石が圧(の)し掛かっていて、今にも押しつぶされてしまいそうなのです。


お堂の脇には“地震が発生したら・・・”の立て札が立っていました。


縁結びの神様とのことですが、早々にお参りして退散致しました。

『高宕山』

2010-12-24 20:54:14 | Weblog

昨日は素晴らしい晴天で風も微風で暖かく、小春日和とは正にこのようなお天気のことを云うのでしょう。

良い天気に誘われて、前から一度行ってみたいと思っていた“高宕山”へ、事前準備も無しの全くの思い付きで出かけました。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

でも、数日前に、登り口にある「高宕山自然動物園」に電話して、管理人のオジサンから「ここから林道の終点まで車で行けば山頂までの距離は一番近い」ということは聞いておりました。
ナビの行き先を「高宕山自然動物園」にセットして出発進行!

高速道路から真っ白い富士山が真正面に見えました。
いつ見ても美しい! 感動です・・・

富津中央でICを出ました。
今日は天皇誕生日の休日なので高速道路の料金は、いくら乗っても1000円なのですが、近くてちょっともったいない気分です。

道路は休日というのにスイスイで、あっと言う間に「高宕山自然動物園」へ一番乗りで着きました。

高宕山には野生のニホンザルが棲んでいて国指定の天然記念物になっていますが、ここのは餌付けしたサルの動物園となっています。


      ♪村のはずれの お地蔵さんは
       いつも にこにこ 見てござる
       なかよしこよしの ジャンケンポン“ホイ”
       石けり なわとび かくれんぼ
       元気に遊べと 見てござる“ソレ”
       見てござる♪

入り口ではお地蔵さんが出迎えてくれました。

この間の電話に出てくれたオジサンと思しき方がいて、入場料300円を払い、小さく切ったサツマイモの入ったビニール袋・一袋100円を買ってサル山へ行きました。

山の斜面を囲った東京ドームほどもあるような巨大な金網の中のあちこちに、集団で、一人ぼっちで、彼と彼女よろしく二人(二匹)連れで、思い思いの場所にいます。
総勢160匹いるそうですが、檻の中とは云え、かなり勝手気ままに過ごしています。

イモを持っているのを目ざとく見つけた集団が走り寄って来て金網によじ登り、金網の穴から手を差し出して「頂戴!頂戴っ!」とばかりにイモの催促です。
小さい子にあげようとしても強そうなのが追い払います。
首尾よく赤ちゃんザルにあげても、大きいのが追いかけて取り上げます。

小さい子をいたわるとか、譲り合いの精神など全くありません。
“や~めたっ!”の総理と、ちょうちん持ち学者が“年功序列、終身雇用などの従来日本型制度を廃し、強いものが生き残る社会を創る!”とかの政策を推し進めた、どこかの社会に似たような冷たさです。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

管理人のオジサンに高宕山へのこの先の道路を確認し、林道の終点を目指して意気込んで出発しました。
車がやっとすれ違える程度の曲がりくねった細い道ですが、舗装してあるので快適です。

ところが、2kmも進むと砂利道になりました。
水溜りがあったり、石ころだらけの道になりました。
かなりの勾配の道に差し掛かると道路上に蛇行して深くえぐられた谷が出来ているじゃないですか。


きっと、一昨日の豪雨が道路の土砂を洗い流して小さな谷間が出来てしまったのです。
乗用車の車輪が嵌まったらにっちもさっちも動けなくなってしまうに違いない。
ちょっと道幅の広い路肩に車を止めて歩いて行くことにしました。

雲一つ無い青空に切立つ切り通しの岩肌には玉簾のようにしずくが滴り落ちています。

1kmぐらい進むと、前方から軽トラックがやって来ました。
「この先は行き止まりだ」
「トラックだから大丈夫」、大雨でえぐられたあの道を登って来たのだという。

正月のお飾りに使う“シダ”を採っての仕事帰りの地元の夫婦でした。
高宕山への上り口までどのくらいか訪ねると「すぐそこですよ」と、車を下りて谷の向こうを指差して教えてくれました。
“頂上まではここから登るのが一番近いけど、滑るから気をつけて”と親切です。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

ついに、乗用車が10台ぐらい止まれそうな林道の終点、登山口に着きました。

ところで登り口はどこだ?と思うぐらいに判りづらい入り口です。
林の中の急坂にとりついて登り始めると、粘土質の坂道は滑るじゃないですかっ!

靴はウォーキングシューズです。
登山靴にすれば良かった・・・

330mの低い山と舐めちゃいけません。

仕方無しに撤退しました。


(天気の日が続いたら、再度挑戦しようと思っています。
今度は豊英湖(とよふさこ)のある奥畑地区から良く整備されているという「関東ふれあいの道」を登ろうと思います)

『年賀状書かなきゃ』

2010-12-21 19:46:28 | Weblog
今年も残すところ後十日となりました。

師走とは、「師匠も走り回るほど忙しい月」とのこと。
ワルポンは師走浪人で何の先生でもございませんが、この時期は何故か毎年何かと忙しいのです。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

少しばかりの送り先へのお歳暮手配、小さい家ですが大変な大掃除、何本も有りませんが植木の手入れ、狭い敷地ですが庭の草取り・・・
合間に写真は撮らなきゃならないし、ブログも書かなきゃならない。
忘年会だの、ゴルフだのと遊びも忙しい。

年賀状の引き受け開始は12月15日からで、元日に配達が保障されるのは25日(土)まで・・・
“そうだ!年賀状書かなきゃ”

来年は卯年です。
うさぎの写真を撮って年賀状にしようっと!
小学校で飼っているかなあ?
でも、勝手に入っちゃ不審者と間違われるかも・・・

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

と言う事で、「千葉市動物公園」へ行くことにしました。

入場するなり、まっしぐらに「子ども動物園」に直行・・・
うさぎは “白い”・・・しか念頭にありませんでした。
この子達では絵になりませんよねぇ・・・


折角来た動物園です、見物しなきゃ・・・
ここのスターは、二本足で立つレッサーパンダの“風太くん”ですが、彼はガラス戸越しの檻の中でした。

おやつの時間です。
パドックの親子もリンゴの切れはしをもらって、上手に“立って”食べています。
未来のスターです。


カワウソ君たちもおやつの時間です。
飼育員の足音に今か今かと首を長くして待っています。


さあ、おやつのドジョウです! 我先に飛び込んで・・・


僕まだ泳げないよ~


やっとお母さんに獲ってもらいました。

美味しいおいしい・・・

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

という訳で、こんな“うさちゃん”の写真の年賀状でいいでしょうか?


迷っている間に、今年も出し遅れて元日配達ができるのでしょうか・・・

『印旛沼から富士山を望む』

2010-12-18 21:24:59 | Weblog
昨日、今日の“日本海側”は大雪のニュースが流れていました。
これで各地のスキー場は、ほっと胸をなでおろしているのではないでしょうか。

気圧の等高線が縦に走り、太平洋側はピーカンの良い天気です。
絶好の撮影日和です・・・

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

印旛沼から富士山が見えると聞いて、撮影ポイントと言われる高台へ、この秋になってからだけでも、もうすでに5,6回は行っているのですが一度もお目にかかっていません。

昨日の朝は、ほぼ無風状態のピーカンでしたので、10時過ぎに件のベス・ポジへ出かけました。
白い雲の上から白い頂上付近の頭だけがかすかに見えました。

・・・見えますよねっ!
日が高くなると白っぽくなってしまうのです。

群がる年金カメラマンの中でも10年を越えるというベテラン年金カメラマンの仰せでは、「見える条件は西風の時、それも南寄りの風が吹いている時がベストだ」と云うことです。
インデアンサマーの無風の時や、逆に北風が強く吹く時の方が良いのではないかと思うのですが、やはり経験者のおっしゃる方がベストのようです。

今日も朝からピーカンでしたので、朝飯前の7時に行って見ました。
寒い夜でしたから霜が下りて真っ白です。
それが朝日に当たって朝霧となって立ち込め、空は霞んでしまって富士山は見えません。
でも、目を凝らすと見えないようで見えるような気がしました。

霧が上がったらきっと見えると思い、夕方の4時に再び行きました。
うすく見えるじゃないですか・・・

冬の陽がするすると地平線に落ちて行きました。


お日様がすっぽり隠れると、黒い富士山がくっきりとその雄姿を見せてくれました。


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落陽は、冬至までは富士山の左側へ離れて行って、それからは日に日に富士山の方へ近寄って来るそうです。

そして2月の節分の頃に、富士山の上へ落ちる“ダイヤモンド富士”が見られるのだという。
ただし、富士山のジャスト山頂に落ちるのは7年に一度だそうです。

果たして今年はどうなのでしょうか?

『トリセツ』

2010-12-09 11:09:02 | Weblog
定年退職後は、十分に出来た時間を如何に有効に過ごすか、と云うのが一つの大きな課題でもあります。

残された余裕の時を楽しむために、趣味に没頭する方や、健康維持のために運動する方、旅行三昧の方と様々です。

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運動派は、登山、ハイキング、ランニング、ウォーキング、散歩、ゴルフ、テニス、ヨット、釣りが主流でしょうか・・・
トレーニングジムへ通われて水泳などの方も多いですねえ。
中にはサッカー、ラグビー、野球などを、昔とった杵柄でやられる方もおられます。

旅派は、海外旅行、温泉巡り、名所旧跡巡り、美味いもの食べ歩き、札所巡り、旧街道踏破などでしょうか・・・

趣味派は様々です。
書道、絵画、焼物、彫刻、手芸、美術品・絵画の鑑賞、映画・芝居・音楽、読書、楽器の演奏、カラオケ、花いじり、庭いじり、盆栽、畑、・・・
将棋・囲碁・麻雀でボケ防止の方もおられます。

そうそう、カメラの方も多いです。

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カメラの撮影ポイントは各所にあります。
カワセミのいる川の堤防には“年金カメラマン”がいつも集まっています。
がやがや話し合っているのですが、カワセミも馴れたもので気にしません。

富士山の見える丘にも、“年金カメラマン”が夕暮れの太陽が沈む頃に集まってきます。
「どうだい!」、「いい色出てるなあ・・・」とか云って、「ロウか?」、「ホセイチは?」、「ホワイトバランスは?」、「エンケイで撮ってるか?」と、撮影設定の情報交換しながら液晶モニターを見せ合っています。

ワルポンにも“見せろ”と云うので液晶モニターを見せると、同じように「ロウ?、ホセイチ?、WB?、エンケイ?」と聞いてくるじゃないですか・・・
何のことか判らないので、「どういう意味ですか?」と、聞くとカメラを取って、「これはこうするの」と、親切に教えてくれました。

でも、陽がとっぷり暮れて薄暗くなった別れ際に、「いい写真撮るには“トリセツ”よく読んで!」とのたまいました。
さっきからの会話で、駆け出しの素人写真家だと見抜かれていたのでした。

むっ、コチトラは“オート”ばかりで撮っていたので、カメラに高度な機能がついているのは知っていたのですが、“トリセツ”すなわち“取扱説明書”など眺めただけで、全く理解していませんでした。

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あれから毎日“トリセツ”と首っ引きです。

“トリセツ”は図解入りで親切・丁寧に書いてあるのですが、その分細かいのです。

遠視に乱視の老眼で眼鏡かけてもよく見えませんので拡大鏡も用意して・・・
その上、やたらと意味不明なカタカナ語、横文字、アルファベット、記号が多いので読んだ先から忘れてしまうのです。

やんなっちゃいます・・・

デジ一を買ってから、もうすぐ2年になるのですけど・・・


『鴛鴦(オシドリ)』

2010-12-03 17:46:16 | Weblog
この間、花貫渓谷ではオシドリを見ることが出来なかったのでリベンジです。

川村記念美術館の広大な庭園の大きな池にはいつもいますので、久々で会いに行って来ました。


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案の定、おりました。
岸辺に並んで、じっとしていました。


それにしても昼中から本格的に居眠りをしているのもいます。
しばらく眺めていましたが、あんまり動かないので庭園の散歩をしました。

晩秋のやわらかな陽にも燦然ときらめく紅葉に見とれ・・・


椿も青空に映えています。


師走に入ったばかりだと云うのに、コブシの花芽がこんなに大きく膨らんでいました。
寒さはこれからだと云うのに、無事に越冬出来るのでしょうか?


軽く一回りしてオシドリの池の縁に戻ってみると、今度はすいすい泳いでいるじゃないですか。
カモの仲間の中で一番派手で、きれいですよね。
まるでペンキを塗って仕上げた木作りのおもちゃのようです。


オスもメスも一緒になって顔を見合わせたり、尻を向けたり、行きつ戻りつして遊んでいます。
これはきっと婚活のための合コンですね。

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てな訳で、めでたくカップルが誕生しました。


でも、いつもメスが前で、後からオスがついて行きます。

人間と同じで、女のケツばかり追いかけるなんて、ろくなもんじゃないゾ!

『鳩ノ巣渓谷』

2010-12-02 21:04:24 | Weblog

昨日は“紅葉を撮ろう”と「写真倶楽部」の面々で、奥多摩町の「鳩ノ巣渓谷」へ行って来ました。

前々日までの半井小絵さんの天気予報では曇りでしたので、また雨かと覚悟していたのですが、風も無く、正にインデアンサマーの「絶好の撮影日和」の一日でした。

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JR青梅線の終点・奥多摩駅の一つ手前の白丸駅で下車、かなり高い崖の上から急な階段を、一歩一歩気を付けながら、膝が笑うのをこらえて、やっとこさで車が猛スピードで走る大きな道路に下りました。

青梅街道です。
右折し、200mほど進んで左折すると、数馬峡橋。
足がすくむほど深い谷です。

さすがに師走ですから紅葉には少し遅すぎたみたいで、そこら一面に枯葉が降り積もっていました。
晩秋の趣です。


数馬峡橋の上で、「是非お立ち寄り下さい」と、愛想のいい女性に出会いました。
橋を渡り切って右折した所にある食事処「森のカフェ アース・ガーデン」の女将さんでした。

気の良い誘いに乗って、少し早いお昼を取ることにしました。
奥多摩じゃ蕎麦だろうと思いましたが、「小麦の蕎麦」と聞いて、「それじゃ“うどん”だろう」と思って、「大丹波(おおたば)のマスのフライ」にしました。
「わさびピクルスのタルタルソース」が合うあっさり味のマスフライが楽しめました。

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白丸駅で下車したのは渓谷を登るよりも下りの方が楽だろうと云う世話役の思いやりの行程でした。
白丸湖沿いの渓谷は青い湖面に無数の落ち葉が浮いていました。

湖面に映える「いろは紅葉」が輝いていました。


渓谷の両岸は固い岩壁が切り立ち、圧倒される巨岩、巨石がごろごろ重なって、山道は登ったり下ったり・・・
この日のためにキャラバンシューズを新調した甲斐がありました。


ところが、がけ崩れ工事のため白丸ダム堰堤の手前200mで通行止めの柵が・・・
強行突破できるかどうかを探るためダムの堰堤まで斥候を出したところ、忍者であれば何んとか通れる様子・・・
ところが、肉体的に忍者はとても無理と判断されるメンバーがいたので引き返しました。

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車通りの激しい青梅街道まで戻り、谷底を臨む路肩を歩き下りました。

えっ! 猿が、がけ下から今にも駆け上がってきそうに身構えて、こちらを睨んでいます。

そういえば、“熊にご注意”の立て看板もありました。
都下でありながら、奥多摩は自然に溢れているのです。

さすが、「秩父多摩甲斐国立公園」です。
晩秋の夕陽を浴びた紅葉の輝きは本当にきれいでした。