俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『オオタカ』

2009-11-29 20:02:41 | Weblog
遂に撮りましたっ!

絶滅危惧種のオオタカを2日間追い続けて、遂にカメラで捉えることが出来たのです!

       ☆       ☆       ☆       ☆

昨日、里山の晩秋の風景でも撮ろうと、リュックサックタイプのカメラバッグを背負ってサイクリングしていたのです。
山裾沿いの曲がりくねった山道の出っ張りを曲がったとたん、すぐ目の前の路上にオオタカがいるじゃあないですかっ!

“あっ!”と云う間もなく舞い上がり、山の彼方へ飛び去ってしまいました。
カメラを構えるどころか、バッグから取り出す間もありませんでした。

カメラを持ったままでは自転車に乗れません。
バッグに入れたままではオオタカを見つけても、撮るまでに時間が掛かり過ぎます。
カメラが自転車のハンドルにぶつからない様にストラップを一番短く縮めて首にかけ、いつでも撮れる臨戦態勢で探し続けました。

遠くの空を飛ぶオオタカは何度か見ることが出来ました。
でも、距離があり過ぎて絵になりません。
昨日はそんな彼方の写真を撮るのが精一杯でした。


今日は朝からオオタカを捜し求めて、里山の深い森の山道を30km以上も自転車のペダルを漕ぎ回りました。
昼御飯も食べずにですよ。
北風が冷たくなってきたので、諦めて帰途に着きました・・・

       ☆       ☆       ☆       ☆

・・・昨日見かけた道の近くの田んぼに、いるじゃないですか・・・
すぐに撮ろうと、そっと自転車を降りた途端、オオタカは舞い上がり、70mぐらい先の木の枝に止まりました。

カメラのズームを最大の200mmにして、シャッターを切ったのが、この写真です。


もっと近づいて撮ろうと、カメラを構えながら二三歩進むと、止まった木から前下方へ飛び込むように飛び降り、そのまま大きくゆったりと羽ばたいて、山の木陰へ飛び去りました。


       ☆       ☆       ☆       ☆

どうですっ!

森の王者たるオオタカの風格が伝わりますか?


ナニ、絵が小さ過ぎて判らない・・・
それにぶれている・・・ピントも合っていない・・・

しょうがねえ、やっぱり500mmの望遠は欲しいよな!



『木曽路・木曽駒高原』

2009-11-28 14:00:31 | Weblog
鳥井峠の真下を通っている国道19号線の長い「新鳥井トンネル」を抜けると、「お六櫛」で知られる櫛の生産が昔から盛んな薮原宿です。

更に進み、宮ノ越宿を過ぎて、原野の交差点から左折すると木曽駒高原である。

       ☆       ☆       ☆       ☆

木曽駒ケ岳の麓のなだらかな斜面一帯には、一流企業の保養所や別荘、ゴルフ場やリゾートホテルが連なっています。
木曽駒高原の一番奥は「奈良尾」という標高が1000mを越える集落でした。

豊富に流れ落ちる清らかな山の水で、おばあさんが山と積んだ野菜を洗っていました。
「何の野菜?」と訊ねると、野沢菜だと云う。
あまりの量なので、「出荷するの?」と訊いたら、自家用とのこと。

浅く漬けたものは野菜とし煮物などに、野沢菜の漬物にするにはしっかり塩をするのだと云う。
春の山菜が出るまでの大切な食用になると話してくれた。
冬支度におおわらわ、もうすぐそこまで来ています。

「空気は旨いし、良いところですねぇ」と、中央アルプスの絶景の山里の感想を云うと、「御嶽山がきれいだし、乗鞍も見えるよ」と自慢げでありました。

正面には木曽駒ケ岳(2956m)が聳え立ち、山頂は雪雲に覆われていました。


振り返ると、眩しく輝く白銀の御嶽山(3067m)が神々しくも眼前に迫ります。
自然の懐の中に抱かれた別世界に、暫し我を忘れ、じっと佇んでいました。


       ☆       ☆       ☆       ☆

国道に戻る途中で、道に迷って行き止まりになってしまいした。
ちょうど軽トラックから下りた農夫と思しき老人がいたので教えて貰った。

ついでに、目の前に聳える白い雪を被った山の名を訊ねると、「地元の育ちじゃないので知らない」と云われた。
現役のサラリーマン時代に訪れたこの地が気に入り、定年退職後に大阪から転居して来たと云う。

「冬はちょっと厳しいが、良いところだ、夏などエアコンも不要だ」とのこと。
今からアルバイトの草刈をやるところだったらしい。山男みたいで逞しい。


ひょっとして、来春頃にはワルポンも引越してたりして・・・

(帰ってから地図で調べたら、あの山は「大棚入山(2375m)」でした)

『木曽路・お茶壷道中』

2009-11-23 20:29:10 | Weblog
《毎年開催されている奈良井宿一番の大きな祭「奈良井宿場祭」は、6月第1金・土・日に行われます。江戸時代、京都宇治から徳川家へ献上されるお茶が中仙道を行列しました。この格式高い行列を「お茶壷道中」と言います。奈良井宿場あげての盛大なお祭です。》(奈良井宿観光協会のネット・「奈良井宿場祭」より抜粋)    


      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

お茶壷道中の行列は日曜日のみ、とのこと。

新茶の入った大きな茶壷を大名駕籠のような立派な駕籠に載せ、「下に~ぃっ、下にぃ」の触れ声と共に、宿場内の「長泉寺」から「木曽の大橋」まで練り歩くのだそうです。





江戸時代の「お茶壷道中」は非常に格式が高く、お茶壷様が来ると云うと、庶民は土下座して通り過ぎるのを待たなければならなかったと言うことです。
もし、粗相があると「切り捨てご免」の時代でしたから・・・

大名でさえもお茶壷様が来たら、やり過ごさなければならないし、追い抜くことは許されなかったそうです。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

「ずいずいずっころばし」の童歌をご存知ですか?

     ♪ずいずいずっころばし ごまみそずい
       茶壷に追われて とっぴんしゃん
        抜けたら どんどこしょ
      俵のネズミが 米食ってちゅう
       ちゅうちゅうちゅう
        おっとさんが呼んでもおっかさんが呼んでも行きっこなしよ
      井戸の周りでお茶碗欠いたの誰♪

歌の意味は、「胡麻味噌を擂(す)っていると、茶壷行列が来ると云うので、家の中に入り戸をピシャリと閉めて、行列が抜けるまで隠れていましょ。ネズミが米を食べてチュウチュウ騒いでも、お父さんやお母さんが呼んでも、井戸端で茶碗の割れる音がしても、“切り捨てご免”が恐いから、ジッと隠れていましょ。」だそうです。

それぐらい恐れ多いお茶壷様の行列だったのですね。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

「とっぴんしゃん」で、今、気付いたのですが・・・

ワルポンの幼少の頃、弟や妹が布団に入って寝る前に毎晩のように、おふくろに昔話をせがんでいたものでした。一話終ると、弟たちは「もっと、もっと・・・」の催促です。普通は、2,3話聞くと寝てしまうのですが、日によっては「もっと、もっと・・・」のアンコールが繰り返される日もしばしば・・・

仕方無しに、「これが最後よっ」と、前と同じものだったりする昔話を語り、「・・・だったとサ」で終るや否や「とんからりんのとっぴんしゃん お~しまいっ」と云うおふくろの声が耳の奥に残っています。
それ以上せがむと、「もう寝なさいっ」と怒られるのが常でした。

「とんからりん」の意味は判りませんが、「とっぴんしゃん」は「戸をピシャリ」と閉めましたよ、だから閉店、おしまいと云う意味だったのが、あれから半世紀以上も経った今、良く判りました。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

『木曽路・お茶壷道中』と云うお題が付いているのに何を云いたいのか?
文の構成もなってないし?・・・
文脈も無いし、何が云いたいのか?

と云うご意見ごもっとも、でも

とんからりんのとっぴんしゃん お~しまいっ!



『木曽路・奈良井宿』

2009-11-22 12:36:19 | Weblog
奈良井宿は、江戸・板橋宿から数えて中仙道六十七宿の内の三十四番目で、奈良井千軒と云われ、奈良井川沿いにおよそ1kmに及ぶ日本一長い宿場町です。

1978年に国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受け、2007年に「美しい歴史的風土100選」に選定されました。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

ここは「標高が900m以上ある」と中仙道の通人にお聞きしましたので、雪が心配になり、前日、地元の観光協会に電話で伺いましたら、「山は真っ白ですが、宿場は現在みぞれで、夜には道路はシャーベット状になりますから、靴はそれなりのものを準備して来てください」と云われちゃいました。

それに、ネットで見ましたら、「鳥井峠では熊が出没のため、鈴を身に付ける、ラジオを鳴らす、大声で話しながら歩く、熊に自分の存在を知らせること」だと・・・

でも、半井小絵さんの天気予報では「明日は晴れ」とのことなので、車はノーマルタイヤのまま、チェーンも何も準備しないで出立致しました。
朝5時半の出発予定だったのですが、いつもの事で、結局、6時半になってしまいました。

富士山は見えません。怪しい雲行き、本当に晴れるのだろうか?
諏訪湖を過ぎた辺りから雨も降り出した。
これから向かう木曽の方角には、暗雲が垂れ込めています。
雪じゃなかろうか? 心配で~す・・・

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

塩尻ICで高速を下り、国道19号線へ入りました。
進むに連れて山が両側から迫って来ます。
すぐそこの山の上は雪を被って真っ白です。
雨が時々ぱらつきます。道路の雪は大丈夫みたいですけど・・・

そうこう考えて走っているうちに、木曽路の玄関口「贄川宿」に着きました。
再建されたという奈良井川端の「贄川関所」へ下り立つと、“おー寒いっ!”
そこはすでに冬の風です。
首にスカーフを巻き、厚手のセーターとジャンパーを着込みました。

木曽の山々に挟まれた街道を更に進むと、やがて、第一の目的地「奈良井宿」の案内板が見えてきました。
駅前の小さな駐車場に車を停め置いて、宿場の中へ入りました。

さすが日本一の宿場町です。歴史を感じます。
水曜日定休のお店が多いのか、宿場の多くは閉まったままが多いようでした。
でも、観光客は結構ぞろぞろです・・・往時の賑わいもいかばかりか・・・


写真クラブの会長さんからお聞きしていた“飛び切り美味い酒”の「杉の森酒造」は、宿場町の中程にありましたが、生憎の定休日で休みでした。


諦めきれずに、斜め前に饅頭屋があったので、さして食べたくも無い野沢菜の饅頭を1個買って店番のおかみさんに聞くと、5,6軒先の酒屋で扱っているとのこと。

売れてしまってはいけません。
すぐに走って行って、上撰「杉の森」、「純米酒」、「原酒」の3種類を購入しました。


「杉の森酒造」は寛政五年(1793年)創業の老舗の造り酒屋、ここ以外では販売して無いらしいので、お求めの方は直接申し込み下さい。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

帰宅後、早速に呑み比べたのですが、上撰「杉の森」が、我が口には一番合いました。

白地に藍色の文字で「杉の森」の名の入った小さなお猪口が一個、ビンの口に被っていました。
木の小さな四角いお盆に、そのお猪口と白い一合徳利を置いて、ちびちびやるのが寒い夜にはお似合いです。


一献いかがですか?・・・と、やさしくお酌してくれる者もおりませんが・・・

・・・手酌でいいんですよっ!

(因みに、四合ビン1本1,000円で、この中で一番安かったのです)

『木曽路』

2009-11-20 18:54:09 | Weblog
「木曽路」へ行って来ましたぁ~。
いえ、しゃぶしゃぶを食べにじゃなくてぇ~・・・

島崎藤村が「夜明け前」の書き出しで「木曽路はすべて山の中である」と記したあの「木曽路」へですよぉ~。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

江戸と京を結ぶ中山道129里の中で「木曽路」と呼ばれる街道に、今も残る宿場町「木曽十一宿」(22里余り)を訪ねました。

「木曽路」の入り口の宿場は、贄川宿(にえかわじゅく)です。
奈良井川沿いに進むと、標高約950mの奈良井宿へと続きます。
その先には中仙道の最難関といわれる鳥井峠(標高1,197m)があり、分水嶺となっていて,水は木曽川へと流れ下ります。

ところで、「木曽路」が何処にあるか判っているようで、はっきりと判らない方もおられると思いますので、老婆心ながら講釈申し上げましょう。

長野県の塩尻から岐阜県中津川まで、国道19号線と中央本線がほぼ併走する街道です。
鳥井峠から先は木曽川沿いに下ります。
もっとも、江戸時代には“上る”と云うのが正解でしょうけど。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

「木曽路」の左側に聳え続く山脈が「中央アルプス」と呼ばれる木曽山脈です。
最高峰は木曽駒ケ岳の2,956mで、空木岳(うつぎだけ)や南に恵那山(2,190m)などが連なります。                             ↓


反対の木曽川の右側には御嶽山(3,067m)や「北アルプス」に連なる乗鞍岳が望まれます。(木曽駒高原から) ↓


ついでに講釈させて頂きますと、「北アルプス」とは、岐阜県、長野県、富山県にまたがる飛騨山脈のことで、最高峰の奥穂高岳(3,190m)や乗鞍岳、槍ケ岳、剱岳、立山などが有名ですよね。

またまた講釈させてもらいますと、木曽山脈と、ほぼ併行する天竜川や中央高速道を挟んだ反対側には「南アルプス」と呼ばれる赤石山脈(あかいしさんみゃく)があります。
北岳(3,193m)を最高峰に、甲斐駒ケ岳、赤石岳、間ノ岳(あいのだけ)などの山塊が連なってます。

「北アルプス」、「中央アルプス」、「南アルプス」を総称して「日本アルプス」と言い、何故か「日本の屋根」とも言われてます。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

これで、「木曽路」の位置関係が判然とお判り頂けたのではないでしょうか?

「木曽路」の感想は、どうかって云うの?

一言で云えば、「木曽路はすべて山の中である」・・・ん?・・・


『藤原式揚水機』

2009-11-16 18:32:39 | Weblog
地球温暖化がいわれ、二酸化炭素の削減が世界各国で問題になっています。

火力発電は二酸化炭素排出の問題があり、原子力発電は放射能事故問題があります。
地球環境に優しいクリーンエネルギーとして、風力発電や太陽光発電が究極のエコ対策で、無限の資源だと、もてはやされています。

でも、風力発電は、設置される場所によっては景観破壊や低周波騒音、鳥類が衝突して命を落とすなどの問題が起きています。
太陽光発電も耐用年数と投下資金の点でペイラインにのらないとか、取り付けた屋根が傷むとか、政府のバラマキ補助金が問題になっています。

       ☆       ☆       ☆       ☆

先日、高滝湖に行った時に「藤原式揚水機」と云う昔の用水機を発見しました。
別にワルポンが発見したと云う訳ではなくて、「水と彫刻の丘」に展望台として設置してあったのを見ただけなのですけど・・・

これが結構な代物(しろもの)なのでご紹介します。
この揚水機は明治13年、泉州(今の大阪府泉佐野市)出身の藤原治郎吉が発明したものです。

水車と同じ軸に固定された歯車と櫓の上部に設置された歯車に、一定間隔で水箱を取り付けたベルトコンベア(いわゆるバケットコンベア)を架け、水車の回転する力で一緒にベルトコンベアを回転させることによって、水箱に入った水を上に揚げると云う仕組みの装置で、低地から高地へ水を送ることが出来るのです。

揚程(水を揚げる高さ)は27.2m、用水量は毎分330リットルの能力が有り、養老川の中流域に8箇所設置され使用されていたそうです。


       ☆       ☆       ☆       ☆

電力や燃料を使うポンプで揚水したのではエコになりません。
昔の人は偉かった・・・ 究極のエコですよね。

でも、どうしてもっと普及しなかったのかなあ?・・・

もう一度見直されるべきものじゃあないでしょうか?

『モズのはやにえ』

2009-11-14 13:24:05 | Weblog
北東の角は鬼門である。

辞書を引くと鬼門とは「陰陽道(おんようどう)で、鬼が出入りするとされる不吉な方角」とありました。

       ☆       ☆       ☆       ☆

うちの庭の北東角にスモモの木が植えてあります。
梅雨時に甘酸っぱい実が生るのを毎年楽しみにしています。

狭い庭ですけど、植木の手入れは大変です。年に2回は剪定しないと、直にぼうぼうに伸びてしまいます。
のこぎり、枝切り鋏に脚立は必需品です。

と言う事で、そのスモモの枝をつめたのです。

脚立の最上段に立って枝を落としていると、“ドラゴン”と目が合ったのですっ!
“天に昇るドラゴン”とです。
ビックリして脚立から落っこちそうになりました。


「鯉の滝登り」は勇壮に滝を登ろうとしている図ですが、登り切ると“竜”に化すという。
立身出世の突破口を登竜門(とうりゅうもん)といいますが、こうした“昇竜”は運気上昇のシンボルとして縁起が良いのです。

       ☆       ☆       ☆       ☆

昔の時代劇で、主役が難関に出会うと“八大竜王お守り給え!”と祈願の声をお経のように上げてから敵と戦いましたよね。
又、八大竜王は雨乞いの神様でもあるのです。

そうそう、相当に昔の若かりし頃のことですけど、お祭りの行列に日本神話に出てくる「ヤマタノオロチ」で参加したことがありました。
この大蛇(おろち)も竜なのです。

須佐之男命(すさのおのみこと)が、頭が八つで尾も八本の「ヤマタノオロチ」を酒で酔わせて退治し、奇稲田姫(くしなだひめ)を救い出し、退治した大蛇の尻尾を切り裂くと、「三種の神器(さんしゅのじんぎ)」の剣・「アメノムラクモ」が出てきたと云うあの話です。

と云う事で、ワルポンも神様になって、優勝しちゃったのでありました。


       ☆       ☆       ☆       ☆

話が脱線しましたので、元に戻しまして・・・

モズは「速贄(はやにえ)」と云って、捕まえた獲物を木の枝に刺しておく習性があるのです。
トカゲ、蛙、バッタ、ミミズ、オケラ・・・
冬の食用に貯蔵しているらしいのです。

で・・・、昇竜じゃなくてトカゲなので、北東角に、更に南天を植えました。
難を転ずるとか・・・




『港町横浜の苦い思い出』

2009-11-12 15:54:11 | Weblog
先週の土曜日に久々に横浜へ行って参りました。
休日とあって大変な人出で賑わっておりました。
特に、北海道名産展がテレビで紹介されたので高島屋の八階の催事場は身動きが出来ないぐらいに混雑しておりました。

       ☆       ☆       ☆       ☆

港町横浜の散策に出かけました。
誰と?
も、もちろん一人ですよ・・・ 野暮なこと聞かないで下さいよ~

横浜のデートコースと云えば、まずは山下公園ですよね。


横浜ベイブリッジのビューポイントでもあります。


氷川丸もコースです。


通りには環境に優しい“ベロタクシー”(自転車人力車・タクシー)も・・・
お客は若い人や親子連れが多いようです。


赤レンガ倉庫も観光客でいっぱいでした。


万国橋から見た横浜みなとみらい21(略称:MM21)です。

左側の一番高いのが「ランドマークタワー」で70階建て、高さ295.8mの日本一の“のっぽビル”です。


       ☆       ☆       ☆       ☆

中ほどの3棟は「クイーンズスクエア」です。
同じ形というか?相似形というか?似たような形のきれいなビルです。
左からA棟、B棟、C棟です。味気ない呼び名だと思いませんか?

ところで、この「クイーンズスクエア」を女性に例えると、A棟は八頭身美人で、B棟は中肉中背の日本美人タイプですねぇ。
C棟はちょと太目の“ちびでぶ美人”タイプです。

そのクイーンズスクエアが出来て間もないころ、会社に三人娘がいました。
飛び切りの美人ということはありませんが、三人とも夫々に可愛い娘たちでした。
今は結婚して幸せに暮らしていると思いますので、実名でも差し支えないと思いますけど、判りやすいようにA子、B子、C子と呼びましょう。

「クイーンズスクエア」と「三人娘」のABCは、夫々に対応するものとします。

ある日、A子に「君は美人だし、クイーンズスクエアのA棟にみたいにプロポーション抜群だねぇ」と云ったら、「うふふっ」と喜んでいました。

B子にも同じように「君はB棟みたいに均整のとれた和風美人だねぇ」と云ったら、「うふふっ」と喜んでいました。

     ☆       ☆       ☆       ☆

後日、横浜から通っているC子に、「クイーンズスクエア知ってる?」と訊きましたところ、冷たく「知らない」と横を向いた。
「電車で毎日通っているのに知らないの?」と聞いても「知らない」と素っ気無い。
「C棟にそっくりで可愛いよ」と言ったら、無視された・・・

それ以来、口を利いてもらえなくなったのでした・・・

『高滝湖』

2009-11-11 18:27:11 | Weblog
地図で見ると、房総丘陵には覚えきれないぐらいに沢山のゴルフ場が張り付いています。

なかでも市原市は、ゴルフ場の数が日本一で33ヵ所も・・・その面積は、市の総面積(368.2平方キロメートル)の実に“10%”にも達するのです。

先日、そんな市原市の山の中にある高滝湖に行って来ました。
ゴルフじゃないですけど・・・

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

千葉県は房総半島と呼ばれていますが、北を利根川、西を江戸川によって仕切られていて、実は周囲を水に囲まれた島なのです。

もっとも、茨城県の飛び地が利根川を挟んだ一部にはみ出して来ていますし、浦安市などは“東京”ディズニーランドとか、“東京”学館浦安高等学校などと“東京”に乗っ取られているところもあります。
更に云えば、“千葉都民”などと云う人種も相当多数棲みついてはおりますが・・・

細かいことは云わずに、太平洋の真ん中に、ぽつんと浮かぶ“房総島”を想像して見て下さいな・・・
その島のちょうど真ん中あたりに、高滝湖があるのです・・・

田園風景の中を、おとぎの国からやって来たみたいに可愛らしい小さな電車が走る小湊鉄道と何度か交わりながら、大多喜街道をどんどん進むと、やがて、ちょっとした小さな町・上総牛久に出ました。

米沢という交差点を右に折れて進むと、今までとは一変して山道に入ります。
右に左に曲がりくねった山また山の山道です。
途中で、時々ゴルフ場の案内板に出くわすぐらいで出会う車も少なく、道には森の木々が覆い被さり、人っ子一人いない心細くなるような淋しい山道です。

陽が沈んだら、尾根の向こうからオオカミの遠吠えが聞こえてきそうな山奥です。
かまわずどんどん進むと、突然視界が開けて大きな湖面が現れました。

高滝湖ですっ! ホッ!・・・

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

お昼をとっくに回っていましたので、道々、ソバにしようか、回転寿司にしようか、それとも地魚定食でも食べようかと、店を物色しながら車を走らせていたのですが、なかなか気に合いそうな店が見つかりません。

コンビニでもいいかとも思っていたのですが、決心がつかぬ間に山道に入ったため、高度な運転技術が要求され、お腹の空いたのもすっかり忘れていました。

グウ~ッ! お腹が空くと鳴るものですね。

湖の周りの立派な道路の交差点のところに、「寿司割烹千鶴」の看板が目に入りました。
こんな山の中で寿司屋です。“割烹”などと名乗り高級っぽい、いかにも高そうな店構えです。

腹が減っては戦が出来ぬ、とばかりに我慢できずに飛び込みました。

大きく立派なお品書きを開くと“高いっ!”と思わず声を上げてしまいそうな金額が連なっているじゃないですか・・・ 
相撲の番付表じゃありませんが、お品書きの最下段に「鉄火巻きとソバのセット」1,200円が一番安い、次は「寿司握りとソバセット」1,500円です。

昼飯如きに万券もかけてられません。

でも、見栄を張って下から二番目を頼みました。
別に店の悪宣伝している訳じゃありません・・・
「鮮度も味もボリュームも良かったですよ、おかみさんっ!」

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

腹ごしらえが出来たので、今日の目的の「水と彫刻の丘」へ行きました。
展望台に上ると、傾いた初冬の陽に光る高滝湖の全貌が見渡せます。


・・・ふと、足下を見ると巨大なトンボの怪獣が、お姫様の乗った小さなボートに襲いかかろうとしています。
「あれ~!助けて~!」・・・ そこへ王子様が通りかかりました・・・


てなわけ有りませんよね。

高滝湖は、鯉や鮒、ブラックバス、ワカサギなどの釣り場でもあるのです。

      *☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*・*★*・*☆*

レジャーや自然がいっぱいの房総半島です。

元気な島にして下さいねっ! 
森田健作千葉県知事殿っ!

東京ディズニーシー(浦安)
東京ディズニーリゾート(浦安)
東京ベイホテル(浦安)
東京モーターショウ(幕張メッセ)
東京大学柏キャンパス(柏市)
東京理科大学(野田市)
東京成徳大学(八千代市)
東京電機大学(千葉ニュータウン)
東京情報大学(千葉市御成台)
東京歯科大学(千葉市美浜区)
東京ドイツ村(袖ヶ浦市)
東京らぁめんちよだ(柏市逆井)
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

羽田と成田の一体化などばかりでなくて、東京に乗っ取られないように・・・


『立冬・花たち』

2009-11-09 20:53:38 | Weblog
立冬を過ぎたと云うのに、少し動くと汗ばむような日が続いています。

花たちも温かな陽射しを名残惜しそうに・・・、でも、のんびりゆったり楽しんでいるようです。
その花の表情をフォトグラフでお届けしましょう。

       ☆       ☆       ☆       ☆

見渡す限りのコスモス畑もきれいで感動的ですけど、花一つ見つめると「乙女の真心」という花言葉がぴったりですね


胸踊り心高鳴るような“赤”
カンナというと“11月の花”と思ってしまうのは何故でしょうか? 神無月?
花言葉は「情熱」、熱く燃え過ぎて「妄想」も花言葉のようです


オシロイバナは夏の花ですよね
茎を曲げたりすると、「トカゲの尻尾切り」みたいに簡単に折れてしまいます
こんなところから、「内気」「臆病」などと言う花言葉なのでしょうか?
「あなたを思う」という可愛らしいのもありますけど・・・


なでしこは秋の七草の一つ
花言葉は「純愛」「大胆」「勇敢」
「しのぶ恋ほどばれやすい」と云うのもあるそうです
 

白いなでしこの花言葉は「器用」「才能」です


パンジーは今から春先にかけて盛んに咲きますけど、花言葉の「もの思い」のように、
まだ思案中のようです


ゼラニュームは暑さ寒さにも乾燥にも強い植物です
花言葉は「慰め」「愛情」「君ありて幸福」です


富士山・朝霧高原にある「富士国際花園」のベコニアには種類の豊富さと花の大きさに感動しました
花言葉は「親切」「片思い」「幸福な日々」です


ピンクのミニバラは畑の端っこで、いつも元気に咲いています
花言葉は「上品」「愛を持つ」「しとやか」です


菊もあまり面倒を見ないものですから、年々色が薄くなってきました
花言葉は「高貴」「私を信じてください」「破れた恋」ですと・・・


マリーゴールドの花言葉は「悲しみ」「嫉妬」「悪を挫く」「勇者」「可憐な愛情」で、黄は「健康」オレンジの花は「予言」だそうです
花言葉の巾が多彩で本性がよく判りませんよね
やがて来る厳しい冬の前に「燃え上がる愛」のように感じるのですけれど・・・


都忘れは多年草、花言葉は「しばしの憩い」「別れ」「短い恋」で、いつも引越しさせられています


花言葉が「純潔」「優美」の割りに、ウィンターコスモスは姿勢が悪いのです
肥料不足なのかな?


花言葉が「困難に打ち勝つ」「ひたむき」と云う山茶花は、正に今からの寒い季節に盛りを迎えます。


      ☆       ☆       ☆       ☆

初冬の花たちは皆、楽しそうに、愛らしく、しかも逞しく咲いていて、放りっぱなしでも文句も言わずにけなげに目を、心を癒やしてくれます。

うちの家族も放りっぱなしなのですけど、それに比較して・・・