俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『吹割(ふきわれ)の滝』

2011-09-15 18:17:33 | Weblog
中秋の名月も過ぎたというのに残暑がきびしく、夜ごと熱帯夜が続いています。

でも、野や山には萩の花が咲き乱れ、ススキも風に揺られて、すっかり秋らしくなりました。


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先日、熊谷市の籠原へ用事が出来て、電車で来る知人と籠原駅に12時の待ち合わせで出迎えることにしたので、車に乗って出掛けました。
都心経由の上越道にしろ、柏から外環経由の上越道にしても、朝の混雑を考えると高速道路の使いづらい場所です。

籠原が不便な場所なのか、自宅が不便な場所なのか?
仕方が無いので、16号線、新4号線、加須ICを通って125号線、17号バイパス経由と、下道を走って行きました。

久々に通った道ですが、国道は4車線になっているところも多く、まだまだ完成には程遠いのですが、柏周辺を除けば、かなりスムーズに流れていて、約100kmの道程を8時出発・11時前到着の3時間足らずで着きました。

仕事を終え知人を籠原駅に送りました。
折角ここまで来たのだからと、かねてから行ってみたかった「吹割の滝」へ足を延すことにしました。

天然日帰り温泉で汗を流し夕食とってから、コンビニで缶ビールとウィスキーのポケット瓶につまみを少々買って、赤城ICから高速に乗り赤城高原SAで車中泊。
真ん丸のお月さんが赤城山から昇って来て秋の風情を楽しんでいたら、突然、真っ黒の雲が覆い隠し、車の屋根が破れるのではないかと心配になるぐらいの土砂降り雨。

明日の滝見物はどうなるのか? ・・・と、寝ました。

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4時起床、晴天です。
洗顔、朝御飯。
4時半出発。
昨夜の明るい月は西方の山へ、あっと言う間に落ちて行きました。

次のICで高速を下り、曲がりくねった細い山道を、時々かかる濃い霧の中をカーナビの案内で進みました。

5時半到着。
食べ物屋や土産物店は閉まったまま、人っ子一人いません。
編み上げのトレッキングシューズを履いて、カメラ道具一式の入ったリュックと三脚を背負い、念のため、長い傘を杖代わりに持って、いざ行かん・・・

「鱒飛の滝」を覗き込むと、思わず引き込まれそうになりました。
三脚を据え必死にシャッターを切りました。


川面には霧もかかって断崖絶壁の谷間の幻想的な光景を独り占めで浸っていました。


三方から川の水が流れ込む吹割の滝は圧巻です。
橋を渡り対岸へ・・・
周回路を登って観瀑台から見下ろすと、乙姫様の龍宮城が滝壺の奥にあるという言い伝えどころか、魔物が潜んでいるように見えました。


この景観には圧倒されます・・・

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神秘的な景観に感動を覚え、撮影に無我夢中です。
滝めぐりは急峻なところが多く、雨や霧や水で濡れた岩場もあり、特に早朝未明は誰も居ませんので一人歩きは危険です。

一週2kmを2時間かけて駐車場に戻りました。
疲れから汗びっしょりです。
いや、冷や汗も混じっていたかも・・・

でも、自然が造り出した景観に触れた時、ひどく撮影意欲をくすぐられるのです。

今度は何処の滝に行こうかな!

『夕焼け』

2011-09-09 12:37:57 | Weblog
紀伊半島の各地に、大変な被害を残して過ぎ去った台風12号である。
土砂ダム決壊の危険もあちこちに迫っている模様です。
現在の技術では、山の深層崩壊による土砂崩れは予知が不可能だという。

奈良県の十津川村では120年前にも同様の災害があって、多くの住民が北海道に移住したというニュースを見て、学校に行っていた頃新十津川村出身の同級生から、その話を聞いた覚えがあります。

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台風が去って朝晩などは、すっかり秋らしくなりました。
夕焼け空が本当にきれいです。


            夕焼け小焼けの 赤とんぼ
              負(お)われて 見たのは
               いつの日か
            夕焼け小焼けの 赤とんぼ
              とまっているよ
               竿(さお)の先

想い出の愛しいトンボも小さな昆虫を獲って食べます。


撮り逃がしてしまったのですが・・・、こいつは朝食にショウジョウバッタを咥えていました。
・・・行政刷新・大臣に似ていませんか?


カマキリ君も、大きい蟻も小さい蟻も昆虫狙いです。
女郎(じょろう)蜘蛛も大きなアミを張って獲物がかかるのを狙っています。
彼らも食欲の秋なのです。

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今の時期、朝焼けも抜群です。
日の出前の薄明かりの空から、次第に明けてゆく大空の明暗や色調の段階的、時間的変化(グラデーション)にどっぷりと浸れます。


良く晴れた朝五時に、眺望の開けた東の空に向かって立って見て下さい。

半時ほどの、大自然が演出して天空に展開される不思議な色彩のショウを全身で堪能することが出来ます・・・

『ヨシゴイへの想い』

2011-09-05 11:12:28 | Weblog
昨日、成田のショッピングセンターへ晩のおかずを買いに行きました。

帰りに久々に北印旛沼に住み付いているモモイロペリカンの「カン太君」に逢いたいとワイフが云うので、少々遠回りだが行くことにしました。
成田周辺の道路は日曜日とあって混雑していましたが、さすがに郊外はすいすい空いていましたので、わけなく彼の住処に着きました。

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まだ明るい五時だというに、「カン太君」は岸につながれた小舟の上でピクリともせず、だらっと横になって爆睡していました。
水上の舟の上ですから、天敵の猫も犬も狸も近づけずに安心して寝れるのだということが良く判りました。

元気なのを確認できて平和を味わったので、車に戻ろうと歩き始めると、後ろからワイフが呼び止めるではないか?
砕石の道路にちょこんと丸っこい物体が居るじゃないですか。
とっさに、“ヨシゴイ”だと判りました。

でも、変です。
あのすばしっこいヨシゴイにしては逃げません。
赤ちゃんかな?
すぐに車に戻ってカメラを引っ下げて取って返しました。

パチパチ何枚も撮っていましたが、一向に動きません。
「どうした?」と声をかけると近づいて来る始末です。
親からはぐれて餌をもらえずにお腹が空いてるのかな?
いや、タカに襲われて怪我をしちゃったのかも?


動物病院へ連れて行こうかとも思いましたが、扱ってくれるかも判らないし、どうしようか・・・
とりあえず水だけでも飲めるようにと、もう一度車に戻って浅いダンボール箱を持って来て乗せて、水辺に続く斜面に移してやりました。

以前行ったことのある千葉県がやっている市川の野鳥観察舎で傷ついた野鳥の世話をしているのを思い出して、帰宅後、電話してみると預かってくれるということでした。

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今朝4時半に起きて、大き目の段ボール箱も用意して、昨日の現場へ行きました。

昨夕、置いてきたあたりには、でも、彼の姿は有りませんでした・・・
沼の水辺や草叢も隈なく探しましたが、何処にも見当たりません。


元気になって飛び立ったのだと、自分に言い聞かせました・・・


「カン太君」の姿も見えません。
まだ、夜も明けきらないのに漁に出かけたのでしょう!