俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『もういくつ寝ると』

2008-12-30 21:11:31 | Weblog
~もういくつ寝るとお正月~♪

一年の経つのは早いもので、日にちを数えるまでも無く今年も残すところ後二日になってしまいました。

読者の皆様には、この一年、へんちくりんなワルポンのブログにお付き合いを頂きまして本当に有難うございました。
年が明けましたならば少しは成長して、少しはましなブログを目指しますので、懲りずにお付き合いの程何卒よろしく御願い申し上げます。

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~もういくつ寝るとお正月~♪

年の瀬が押し迫りますと何かしら気ぜわしく落ち着かなくなります。
年内に、やらなければならないことが沢山あるからでしょうか?

親戚へお歳暮を贈ったり、年賀状を書いたりしなければなりません。
落ち葉の掃除、草取りなどの庭掃除や植木の手入れ、庭木の剪定でゴミ袋20個は出ます。
畑の片付け、苗の霜よけ、農具の手入れ・保管も手間がかかります。

網戸洗い、すす払い、照明器具の清掃、窓拭き掃除にカーテンの洗濯、エアコンの手入れも欠かせません。
トイレの掃除、風呂場洗い(天井まで)、玄関掃除と水洗いも大変です。
仏様、ご先祖様を敬って仏壇掃除に仏具磨きもしなければなりません。お墓の掃除にも行かねばなりません。

玄関のゴルフ道具、釣竿を物置に片付けて、自転車磨きと油さし、カメラもふいて箱に収めます。
もん次郎もシャンプーして正月に向けて身奇麗にしなけりゃなりません。
床の間掃除、松飾り、供えもちもあります。

手は荒れるし、足腰まで痛むし、嗚呼忙しい大変です。

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そうだ! 買出しに出かけようっと! 家から逃げ出そうっと!

晦日の今日の午前中は、正月用の食料の買出しに築地へ行く予定でしたが、正月準備の連日の奮闘で朝寝坊してしまったために午前中にはとても着きそうにも無いということで、上野のアメ横に行くことにして出かけました。

御徒町界隈の道路は混雑で渋滞、昭和通りの反対側の駐車場は全て「満」マークだらけ、その上、うちの車は背丈が162cmあり、多くの立体駐車場は160cmの制限付きで入りません。

いえ、正確に言うと、助手席に今や重量級のワイフを乗せたまま入庫すれば2cmぐらい車体が沈むので充分入れるのですが、この歳末のかき入れ時、次から次と客が来るので面倒くさがって追い払われるのです。

しかも、いつもは20分200円が、12/27から1/7までは20分300円と5割増しのがめついコインパーキングもあります。昭和通りから二つ目の信号を折れたところの路上のメーターパーキングをやっとの思いで見つけました。松坂屋まで所要時間徒歩10分の遠距離です。仕方がありません。

アメ横通りはご覧のような押すな押すなの大混雑!
地下鉄東西線上り木場駅の朝8時20分頃は都内でも有数のラッシュで有名で、尻押し係りが5・6名出て黄色い声を出しながら走り回って押し捲っている毎朝の光景ですけれど、それより凄い状態かも・・・

へそのあたりが妙に生暖かいと思ったら小学生の顔が押し付けられて息苦しそう、背中に柔らかな温かみを感じて振り向いたら、おばあちゃんのオッパイが押し付けられているではないか。

前が開いたので進もうとしたら脛を男の引いたカートに思いっきりぶつけちゃうし、彼女を前に抱えてガードする男の肘が脇腹に当たって痛いし、踏ん張っても人波に押されて山と積んだ出店に倒れこみそうになるし・・・

我がワイフは何処へ? やっと見つけて、もう、帰ろう!
ならばと人ごみの列の中央部へ移動すると、今度はすれ違う人々々々・・・の波、「棒倒し」のようにぶつかり合い押し合いへし合い避け合って、やっとの思いで横丁の道へ脱出しました。

とても買い物どころではありません。
嗚呼疲れました、買い物も楽ではありませんでした!

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~もういくつ寝るとお正月~♪

小さい頃からお正月を迎えることがうれしくて、楽しみで待ち遠しかったのは、「お年玉を貰えるから」だけでは無かったのでは?
凧揚げ、駒回し、鞠つき、羽根突きが出来るから、でも無かったのでは?
帰省して親兄弟や旧友と久々に再会出来るから、では無かったのでは?

良く言えば正月の準備、つまり、すなわち、日頃サボって手抜きした作業を一時(いちどき)にやらなければならないことから、正月を迎えることで開放されるうれしさ、からなのでは?


おたく様の年の瀬は如何ですか? あしたは大晦日ですよ~!


(お断り:年末の始末に関しては、ワイフがプレイングマネージャーの指揮官で、息子らは局地戦の戦闘員、ワルポンはぐうたら二等兵であります)




『熟し柿』

2008-12-27 22:31:46 | Weblog
今年は柿の当たり年でした。いろいろの柿を頂戴したのです。

11月のはじめに甘柿を頂きました。木に生(な)ったまま甘くなるあの柿です。
子供の頃、学校帰りのカバンを投げ捨てて、お腹を空かせて木によじ登り、取っては食べ食べては取ったあの柿です。

「カリッ」と、かじりとり、おもむろに噛み砕いてゆくと、いつまでも「カリコリ」音がして、やがて砕けてほんのりとした甘さが口いっぱいに広がります。

「娘(鬼も)十八番茶も出花」とも言われますし、森高千里さんが「女盛りは19歳よ」と云われたのがきっかけで、歌謡曲「私がオバさんになっても」を作詞したそうですけれど、はたち前の女性のキリッとしたけがれの無いさわやかさにも似た甘柿でした。

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又、11月の上旬には焼酎でさわした庄内柿を一箱頂戴致しました。
庄内柿は、枡酒の一合枡の高さを八割くらいに見て、隅と角に丸みをつけたような形をしています。大きさもちょうどそのくらいです。
頂いてから、渋が抜けるまでの一週間ほど置いてから食べたのです。

皮をむいた柿の実は、お酒に弱い色白美人の柔肌がおちょこ一杯頂いて、ほんのりと紅を注(さ)したように恥らうような色っぽさ、滑らかな人肌のような口ざわりです。
箱を開けたばかりの柿の実は「カリコロカリコロ」口の中ではじけます。食べるごと、日を追うごとに甘味が増してやわらかに赤く熟れて行きます。
上品な甘さが柿好きには堪りません。

年増(としま)とは、その昔には20歳前後でしたけれど、最近ではアラサー、アラフォーと呼ばれる30、40歳代の女盛りを云うらしいですねぇ。
さわした柿は年増女、いえ、ほんに上品な貴婦人のよう・・・。

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ご近所の庭に生った熟し柿を12月の下旬に頂戴いたしました。写真の赤く熟れた熟し柿です。「触れなば落ちむ」状態の柿の「へた」を抜いて、そこから小さめのスプーンですくって食べました。
真っ赤に熟した実を口中に入れるとねっとりと舌にまとわりつきます。

「10年経ったら竹下さん」と歌った故竹下元首相は角さんから派閥を引き継ぐために、熟し柿が木から落ちるのを待つように雑巾がけに徹して忍従したといわれています。(ロッキード事件で角さんが失脚した後は、決別して経世会を創設し竹下派を作りました)

「30させ頃、40し盛り、50ござむしり、60過ぎたら後は灰になるまで・・・」と云うじゃありませんか。
熟し柿は大年増の「ござむしり」かも・・・

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11月の中旬に皮をむいて軒下に吊るして置いた干し柿が、一ケ月ほど経ったら写真のような干し柿になりました。どこぞの婆さんみたいに、しわしわ真っ黒で10分の1くらいの大きさに縮んでしまいました。
柿の実から滲み出た甘い汁が乾燥して白い粉が表面に付き始めました。

日が経った固めの練り羊羹のような舌触りで、甘さは濃縮されてより強くなりました。
噛めば噛むほど味が出て、濃く入れた渋めのお茶がよく合います。
ほんとうに上品な品の良い味です。

年とともに品格のある女性も沢山おられます。
瀬戸内寂聴さんや草笛光子さん、野際陽子さん・・・は年令を感じさせません。干し柿に例えては怒られますけど、いい仕事してますねェ。

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本当に今年は様々の柿を、こころゆくまで味わい堪能させて頂きました。

でもでも、女性に関しては、大昔、悪友やワルの先輩から聞いた話の耳学問です。後は想像と空想、妄想の世界ですから、けっしてワルポンが今年経験したわけではございません。

お間違え、勘違いなさらないで下さいねッ!

『我が家の10大ニュース』

2008-12-19 12:05:01 | Weblog
暮れのこの時期になると「今年の10大ニュース」が例年発表されます。

世界のとか、日本のとか、スポーツ界の、芸能界の・・・の10大ニュースは、世界的金融危機や麻生総理の誕生、遼くん・真央ちゃんの活躍などいくつかすぐに思いつきますけれど、我が家の10大ニュースとなるとなかなかすぐには思いつきません。

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会社の第一線を引いたのは去年だし、今年は更に引いて週に2・3日しか出社しなくなったけれど10大ニュースと云うほどのことでもないし・・・
何にも思い浮かびません。
平穏で平凡で変化の無い毎日でした。

まあ、強いて云えば、もん次郎がめっきり年老いて寝てばっかりになったことかなあ?
御飯の時間になるとワンワン吠えて騒ぎ出し矢の催促をしますけど・・・
散歩の距離も極端に減って信号一回りの時もあります・・・ニュースになりませんね。

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そうそう、これもニュースになるようなことではありませんが、17日に大腸ポリープの検査を行いました。

その3日前から、寝る前に下剤を飲むこと、酒は飲まないこと。前日は消化の悪い食事はとらない事、夕食は具の無いスープ、味噌汁にすること。9時以降は絶食のこと。
当日は10時の検査で9時半まで病院に入ること、その4時間前から口経浣腸剤を飲むことを指示されました。

5時に起きて、ビニール袋に入った粉末の薬剤に水を入れ2リットルの水溶液を作り、新聞を読みながら180CCづつ10分おきに飲み続けました。
1リットルぐらい飲んだ頃から通い出しました。2時間かけてやっとの思いで飲み干しました。

8時半過ぎに病院から電話がかかって来て、先生の都合で病院へ行く時間を11時に変更してくれという。
何云ってんだ!ならあんな早起きしなくたって7時からでもよかったのにと思ったが、主導権は向こうにあるから不承不承「はい、わかりました」と力なく云いました。

11時きっかりに病院に着くと待合室はほぼ満室状態、しばらく席の空くのを待ってから座ったが、これじゃ12時までには終わらないと腹をくくりました。
案の定、呼ばれたのは12時半を過ぎてからでした。

大年増の看護婦の云う通りに、ケツのほうに穴の開いたパンツに着替えて、幅の狭いベッドに横になりました。
上向き、左向き右向き・・・あとはすっかりあきらめて「まな板の上の鯉」よろしく主治医と看護婦の言うがままに・・・

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ポリープ1個取ったという。良性か悪性かはまだわかりませんが、そのうち連絡しますとのこと。

内視鏡的切除術を行ったので、「旅行、おなかに力の入る行為(スポーツ、重いものを持つこと、自転車に乗る等)、飲酒を30日間止めること」だって・・・

1っヶ月もですよ!
10大ニュースはありませんが、ワルポンにとっては重大ニュースですよ、まったく!

『枯れ芒(すすき)』

2008-12-14 20:51:28 | Weblog
  ♪己(おれ)は河原の枯れ芒~
      同じお前も枯れ芒~
          どうせ二人はこの世では~
              花の咲かない枯れ芒~♪
 
大正12年 野口雨情作詞・中山晋平作曲の「船頭小唄」の一節で、利根川の潮来辺りの河原の情景である。

印旛沼は利根川水系の湖沼です。

昨日の夕方、印旛沼サイクリングロードに愛車のマウンテンバイクで出かけました。
風も無く穏やかな夕暮れの湖畔の土手の外側には穂の種もほとんど飛んでしまったススキ(多分このような状態のを枯れ芒というと思う)が、堤防の内側の水辺には未だしっかりした穂先のアシが、そよともせずに立ち並んでいました。

ススキやアシの穂波の間から赤い夕陽に光る水面を見ながら、「船頭小唄」を小声で口ずさんでペダルを踏み進みました。

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そも、ススキとアシ、ヨシ、カヤ、スゲの区別がよく判らないので、家に帰って早速に辞書を引いてみましたら、概略以下のようでありました。

「ススキ」薄/芒。イネ科の大形多年草で山野の荒地に群生し、秋には約1.5メートルの背丈となり花穂をつけます。お団子と共に十五夜の月見に飾ります。カヤとも呼ばれ、昔は茅葺(かやぶき)屋根を葺(ふ)きました。
箱根仙石原一帯に広がるすすきの銀の波は見ものです。

「カヤ」茅/萱。屋根を葺く丈の高い草の総称。イネ科植物のススキ・ヨシ・チガヤ・カルカヤ・カヤツリグサ科植物のスゲなど。

「スゲ、スガ」菅。カヤツリグサ科スゲ属の草本の総称で、熱帯から寒帯に分布し、日本には二百種以上あって水辺や湿地に多く、葉で笠・蓑・縄などを作ります。カサスゲ・アゼスゲ・カンスゲ・シオクグなど。

「アシ、ヨシ」葦/蘆/葭。イネ科の多年草で水辺に群生し、2メートル以上の背丈になります。秋にはススキのように大きな穂を出します。稈(かん:茎のこと)で簾(すだれ)やよしずを作ります。「アシ」が「悪し」に通ずるのを嫌って、「ヨシ」とも云い、「アシ」も「ヨシ」も同じ漢字です。

皆さん!解りました?
こんがらがって解りませんよね!
話を変えましょ!

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森高千里の歌謡曲・「渡良瀬橋」のヒットで渡良瀬川は有名になりましたよね!
その渡良瀬橋がある足利市の下流の関東平野の真ん中に、栃木、群馬、埼玉、茨城の4県に囲まれるように渡良瀬遊水地があります。

その面積は約33平方km、実に山手線内側(65平方km)の半分強の広さの日本最大の遊水池です。ゴルフ場や野球場、テニスコート、運動広場などもあります。貯水池でもある谷中湖では貸し自転車がありサイクリングを楽しんだり、海まで遠い内陸の県でもありウィンドサーフィンなどのマリンスポーツや釣りなども楽しめます。

兎にも角にも広いんです。さらには、それ以上の広さで見渡す限りの「ヨシ原」が広がっていて水鳥や野鳥、昆虫の宝庫となっています。
夏の涼やかな風を運ぶ、ヨシを編んで作る「ヨシズ」の産地でもあります。

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3月下旬に行われる野焼き「ヨシ焼き」は、病虫害を駆除し、ヨシ以外の樹木などの進出を防ぐために毎年行われ、今や、春の風物詩となって多くの見物客やカメラマンが詰めかけるそうです。

7年前、ここの堤防築造工事現場へ訳有り仕事で1週間に5日も通った特別の思い出があります。


そうだ!春の「ヨシ焼き」見物にカメラを持って今度は遊びで出かけようっと!



『エイジシュート』

2008-12-12 19:12:09 | Weblog
11月末に、北関東のゴルフ場でゴルフコンペをやるから来ないかとの誘いに乗って、2ヶ月ぶりでゴルフに行って参りました。

今まではゴルフも運転も大好きでしたから、北は福島県の白河やいわき、上毛高原を含む北関東の全て、山梨県は甲府の奥まで、静岡県は富士宮、伊東辺りの2~300km圏のゴルフ場にはいつも日帰りコースの車運転で行っておりました。

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ところが今回は、7時30分集合・8時10分スタートと朝早いので、どこぞの温泉にでも前日から泊まってやろうと思っていましたけれど、前週は昭和記念公園へ撮影会に行っての飲み会だったし、先だっては訳の解らぬ交通違反で罰金を取られたし、大腸ポリープの手術は近いし、出費多難の折、奥の院に気を遣って早起きして行く事にしました。

早朝なので所要時間2時間30分、安全を見て3時間として、4時起きして4時30分に、まだ真っ暗な中を出発しました。

道路はガラガラ、天気も良い、快調なドライブ日和です。
ところが遠いのです、着いたのは10分遅れの7時40分。

バッグなどを正面玄関に下ろして、坂下の、しかも近くも無い駐車場に車を停めに行き、急階段を駆け上って受付へ、チェックのサインをしてカードを受け取り貴重品をコインロッカーに預けロッカールームへ、着替えて用を足してたら、スタートホールへ集合の放送があり急いで駆けつけると記念写真を撮るという。

一組目のスタートで直ぐにティーグランドへ、結局パットの練習もドライバーの素振りも無しにティーアップ、1回だけ素振りしてからティーショット。
でも、ねらった方向へまあまあの飛距離でした。

午前のハ-フは、出だし3パットで今日もまたパットに苦しむのかと、やや不安な気持ちでスタートしましたが、3パットが3回あったものの46で廻ることが出来ました。
自分にしてみれば46-3=43で、“往年のスコアが出たぞ!ビールが美味いぞ!”と言う気分で食堂に向かいました。

昼食後は4ホールまでは午前中よりも2打良いペースで廻っていたので、“久々に今日は90を切れるかも・・・”と思いつつラウンドを重ねておりました。だがしかし、5ホ-ル目のロングホールでOB2個出してダブルスコアを叩いて自滅してしまいました。更にダブルスコアを重ねたり、3オーバーパーが出たりで結局57も叩いてトータル103でした。

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反省1 往年に比べ時速20km遅い安全運転なので更なる時間的余裕を見る
反省2 スタート前に必ずショット・パットの練習をする
反省3 年令を自覚し若い人とドラコンを争わない
反省4 昼休みにアルコールを飲まない
反省5 体力が18ホール持つように、日頃からウォーキングで脚力をつける
反省6 ゴルフ用の遠近両用めがねをなるべく早くつくる

さすれば、90を切ることは勿論出来ると思うし、エイジシュートだって夢じゃないかも知れない。

遼君!以上の反省で大丈夫でしょうかねぇ?

“何!頭の毛は無いが、誇大妄想の気(け)がある?”

『輪廻転生(りんねてんせい・しょう)』

2008-12-06 22:37:16 | Weblog
今年も早や12月となりました。あっと言う間の一年でした。
時の流れの早さをつくづく感じる年代となってしまったのでしょうか?

上の写真は家の周りで採れた木の実をデミタスコーヒーカップの受け皿にのせてみたものです。皿の真ん中はミニバラです。真紅の花が数輪、冬の陽を浴びて元気に咲いていました。
時計に見立てて12時の位置は皿に付いた「DUNHILL」のマークです。どっかから頂いた我が家唯一のブランド皿です。

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1時と11時はランです。1時のさやはまだ熟し切っていませんが、もう少しすると11時のようにさやがはじけて中から種子がはじけ飛びます。周りにゴミのように見えるのが種子です。

2時は「零余子(むかご)」です。やまいもの蔓(つる)に養分を蓄えて球状となって連なって生る実で、秋に地面に落ちて発芽し無性的に新しいやまいもとなります。男でも無い女でも無い無性ですが精力増進には抜群です。フライパンで炒って塩を振り皮ごと食べます。酒のつまみに最高です!

7時の種も精力増進に効果てきめんです。これは藤の実で、やはり炒ってから皮をむいて食べます。炒る時に爆ぜ(はぜ)ますので「あられ炒り」で炒ってください。
食べ過ぎるとのぼせて鼻血ブーッですよ!

3時はもみじの種です。風に身を任せてくるくる舞いながら落下します。
緑と黄色、赤が混じっている「いろはもみじ」がきれいな季節です。高い山はもう既に冬景色でしょうが、このあたりは銀杏も黄金色に輝いて紅葉真っ盛りといった風情です。日本人は紅葉狩りが好きですよね。

4時の種は真っ白な鉄砲ゆりです。清楚でさわやかな色白美人のような花です。女性に歳を聞いちゃいけないそうですが、ゆりは一年に一つづつ花が増えていきますので花の数で年令がわかります。一つの細長いさやに三列の部屋があって薄っぺらな種が無数に詰まっていて、さやが先っぽから割れて風に揺られるたびに飛び出して行きます。

5時は南天の実です。南天は「難を転じて福と為す」といわれ縁起物です。「千両・万両・蟻通し」も縁起物でセットにして植える人も多いらしいのです。でも、この南天は実でも増えますが根でも増えますし、鳥も運んできます。放っておくと増え過ぎて手に負えなくなりますのでご注意を!

9時は榊(さかき)で神前にお供えします。榊は雌雄別株で、雌木に実がつきます。濃い緑色の葉が密生しますので、東側の通りからの目隠しとして垣根にしています。

8時はやまぼうしの種です。ハナミズキは上を向いて咲くので木の下から見ると花が見えにくいために付いた名前だそうです。公園や通りでよく見かけますが華やかで明るい感じがします。やまぼうしも同じように上を向いて咲く4枚の花びらの白い花で、控えめに何時咲いたか見逃しそうにそっと咲きます。花言葉は「友情」です。

10時は木苺の一種のラズベリーで、一年に2度実が生ります。都度、摘んでジャムにしています。作り方は①水洗い②軽くミキサーにかけてから目の細かい篩で裏漉し(うらごし)して種を取り除く③鍋にかけ、砂糖を重量比で3分の1強加えて半分程度に煮詰める④仕上げにブランデー、ラム酒やリキュール酒などの洋酒を香り付けとして、又、レモン汁を酸味調整として適宜加えてラズベリージャムの完成です。

甘酸っぱい高い香りの透き通った鮮やかな真紅のラズベリージャムと焼きたての食パン、温かいミルクコーヒーのコラボレーションで、朝の優雅なひと時を深く味わうことが出来ます。


はてさて、6時は何の種でしょうか?
どこから飛んで来たのでしょうか?初めて庭で拾いました。
どなたかご存知の方、教えて頂けませんか?

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時の流れ、一年の間でも逞しく輪廻転生を続ける自然界の営みに感動!

ワルポンも何に生まれ変われるものだろうか?