俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『小湊鉄道・桜だより』

2013-03-31 14:47:13 | 観光地
房総半島の中央部を走る小湊鉄道は市原の五井から上総中野を結ぶ、18駅39.1kmの鉄道です。

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ちょうど、桜と菜の花の美しい季節です。


ほとんどの駅が無人駅なので、下車する乗客たちは車掌さんにホームでキップを手渡しします。


一両だけの汽車が桜のトンネルをくぐり抜け、幻想的な世界へ誘います。
左下の熱心なカメラマンがちょっと邪魔ですが・・・


沿線の駅や撮影ポイントには、「プロカメラマンと巡る撮影ツアーバスのカメラマンたち」や、「和服美人の撮影隊」や、自家用車・バイク・自転車、あるいは小湊鉄道に乗って移動する沢山のカメラマンが何処に行ってもカメラを構えて群がっています。


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ヤマザクラも咲いて房総は春たけなわです。



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昨日、久々に都内に出て見ましたが、皇居や千鳥ケ淵も、多摩川堤も、どこも桜が満開でした。

今年の桜は丈夫で長持ちタイプです。

是非、お出かけ下さい!!!



『かたくりの花Ⅲ』

2013-03-28 22:31:39 | 観光地
一昨日はかたくりの花を見に三毳山(みかもやま)へ行って来ました。

そこには、栃木県岩舟町にある県立の「みかも山公園」の「カタクリの園」と、佐野市立の「万葉自然公園・かたくり里」があるとのこと、折角行ったので “はしご”して両方見て来ました。

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「みかも山公園」の東口広場の駐車場に車を置いて、公園管理事務所の「緑の相談所」へ立ち寄り案内パンフレットを頂きました。
「ハイキングマップ」というA4版カラー印刷のすこぶる立派なパンフレットです。

ところが見開きを開けると右・左のページとも同じ地図が載ってるじゃないですか。
しかもどちらの地図にも「みかも山公園」の範囲しか描かれていません。
地図の最上部に描かれた青竜ケ岳229mの山頂印の横に“至万葉自然公園かたくりの里”と小さく印字してありました。

何となく県と市の意地の張り合い、縄張り争いがあるように感じられました。
「両方が載った地図はありませんか?」と尋ねたら、B4版コピーで手書きの地図を頂きました。
ちょっと意地悪な質問とは思いましたが、「万葉が付いている市営の方が本家ですか?」と云うと、「いえ、どっちが本家という事は無いと思いますけど・・・」と、お困りでした。

「カタクリの園」に入ると花は蕾で皆下を向いたままです。夜は花が閉じて、日が昇り温かくなると開くらしい。
雑木林の群生は、今まで見た中では格段に見事でした。




あちこちに広がるかたくりの群生を見ながら中岳220mを目指しました。
かなりの急な上り坂です。
途中、何人ものおばあさんとすれ違いました。少し朽ちかけた枯れ枝を杖代わりにしてましたけど、ちょいと無理スジの危なっかしい足取りで不安げでした。無事下山したか心配です。

中岳登頂後、下ったり上ったりの尾根伝いに青竜ケ岳を目指しました。
この山も反り返るような上り坂で、体重80KGの身には応えました。
やっとの思いで登りきり、男体山や日光白根山を眺めながら噴き出る汗を山頂で拭ってから、「かたくり里」を目指しました。


こちらも、かなりの群生でした。甲乙付け難しです。


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佐野はやっぱり“ラーメン”が名物です。

以前、テレビで見たことのある「おやじの店・三号店」へ行きましたら、あの大将がちょうど店から出て来たところでした。
「2時半なので店を閉じて家へ帰るところだ」という。
仕方が無いので、「どこか良い店紹介してよ」と言うと、「日向屋」を教えてくれた。

行ってみると店にはまだ客が沢山居たのですが、「麺が無くなってしまったので閉店だ」という。
仕方が無いので途中で見かけた「佐野ラーメン」の幟が立っている洋食屋に入ったら、ここも「3時だから閉店だ」という。

でも、気の良さそうな女店員が「ちょっと待って!」と、奥へ引っ込むとすぐに戻って来て、「ラーメンならOK!」という。
こっちもラーメンが食いたかったのだから、即、合意した。
注文も聞かずに調理場に「しょうゆらーめん二丁!」だと・・・

でも、洋食屋にしては、なかなかの味だったよ・・・
さすが、佐野はラーメン処です!



『かたくりの花Ⅱ』

2013-03-23 12:33:35 | 観光地
昨日は年中無休でやっている千葉市若葉区にある「泉自然公園」に行ってみました。
雑木林の生える北斜面の山肌一面に“かたくり”の花が群生しているのです。


どこに写っているか判らないと言う方のために拡大してみますね。



「森の妖精」と呼ばれるだけあって本当に可愛らしいですね!

園内には、レンギョウやユキヤナギが・・・




かえでの芽も吹き出して・・・、良く見ると紅い小さな花も・・・、あのプロペラの種になるのです・・・


スミレに一輪草も・・・




春爛漫・・・昼寝でもするとするか・・・

『かたくりの花』

2013-03-21 18:43:40 | 観光地
柏市にある「あけぼの山農業公園」のかたくりの花が咲いたと新聞で見たので、昨日行ってみました。
同公園は24haもの広大な広さで、中には風車のある花畑やアスレチックコース、バーベキューガーデン、サクラの広場、梅園、芝生の広場、日本庭園、水生植物園、サイクリング、貸し農園など多彩な施設のある楽しい公園です。

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柏までの道々のあちこちで、白と紅い梅もまだ咲いているところもありましたし、新芽を吹き出したばかりの雑木林の山の斜面にはこれでもかとばかりに白い花をつけたコブシが・・・、黄色のレンギョウや真っ白のユキヤナギも目に飛び込んで来ます。
今年の春は急に暖かくなったせいか、北国の春の花々ように一気に咲き始めたようです。

あけぼの山公園では沢山の親子連れがお弁当を広げたり、ボール遊びに興じていました。
風車のある花畑には、パンジーがチューリップの咲くまでのリリーフ役を勤めているようです。


ソメイヨシノは咲き始めたばかりでしたが、紅いカンヒザクラ(寒緋桜)ちょうど見頃でした。


杉木立の斜面にお目当ての“かたくりの花”が、ひっそりと咲いていました。


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春の暖かな陽ざしのベンチで持参したおにぎりをほおばり、午後の散歩を楽しみました。

かたくりの花はちょっと疎らで淋しげでありましたので、来週はリベンジで佐野の三毳山(みかもやま)にでも行って見ようかな?

『AMI PREMIUM OUTLETS』

2013-03-14 13:13:02 | 観光地
             ♪若い血潮の予科練の
               七つボタンは桜に錨
                今日も飛ぶ飛ぶ霞ヶ浦にゃ
                 でっかい希望の雲が湧く♪

茨城県稲敷郡阿見町は霞ヶ浦海軍航空隊と予科練のあったところとして知られています。
そして、先の大戦末期には戦況悪化の下、ここから育った練習生が神風特別攻撃隊として捨て身の出陣により、多くの若い命が失われたのです。
阿見町によって平成22年に「予科練平和記念館」が建てられました。

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その阿見町にある“AMI PREMIUM OUTLETS”に行って来ました。
利根川をわたって田園風景の中を走り山あいの村々をぬって走り続けると、忽然と近代的な建物群が現れました。

三菱地所グループの運営で2009年に開業、150店舗が出店し、3900台もの駐車場のあるモール街です。
Crocodile、Edwin、Adidas、Coach、Citizen、・・・など聞き覚えのある店舗も有りましたが、ほとんどは全く知らない名称のお店ばかりでした。しかも、すべて横文字です。

中で日本語掲示のお店は、「神戸元町ドリア」と「たち吉」・・・
ドリアを食べ、ご飯茶碗を買いましたが、あとは覗き歩き(ウィンドーショッピング)だけです。

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敗戦国・日本の海軍の町・阿見町は、横文字店舗に占領されていたのです。

モール街の目と鼻の先には「牛久観音」が艶然と微笑んでおられました。


若き血潮に燃えてお国のために一命を投じた若者たちを思う時、世界平和を祈らずにはおられません・・・


『北帰行』

2013-03-05 18:36:35 | 写真
彼女がいました! 満開の梅ノ木に飛んで来たのです。
一週間ぶりの再会です。 ・・・安心しました。
北国へ帰る挨拶に来たのかもしてません。


閉じた翼の中央に小さな白い紋があるのがジョウビタキの特徴です。
それで“紋付”とも呼ばれているそうです。

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昨日、白鳥の飛来地である本埜村の田んぼに行って見ました。
田んぼに水を張った池に、毎年数百羽がやってくるのです。
ところが、池だった田んぼには水抜きをしているオトウサンが一人居るだけで、白鳥も鴨たちも池の水も空っぽでした。

番屋には写真のような張り紙がしてありました。


オトウサンに声をかけると、「いつもより一週間ほど早く旅立ったよ」、「北海道や青森は猛吹雪だから福島あたりで遊んでんだろ」、「大分暖かくなって来たから、田んぼを耕して田植えの準備だ」、「鳥たちの糞がどっさり豊富で、この田んぼには肥料はいらない。やっちゃうと過肥料で稲の茎が弱くなって倒れてしまう。農薬も来年の鳥たちのために撒かない」という。

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渡り鳥たちは北国へ寒さを連れて行ってくれるのです。
“北帰行”

今日は二十四節季の啓蟄、暖かな一日でした。
もう、春ですね・・・

『一枚の羽毛』

2013-03-01 16:34:08 | 写真
小学生の頃、“ウソ”という小鳥をカナリヤカゴに入れて飼っていました。
くちばしと頭と尾羽は黒、喉周りは紅色で、体は灰色とシックでおしゃれな装いです。
口笛を吹いたように“フィー、フィー”と澄んだ声で啼くのです。
“ピー、ピー”とも聞こえるので、“ピーコ”と呼んでいました。

“ウソ”は「麻の種」が大好物です。
麻の種は餌の中では高いのですが、少ない小遣いの中から奮発して買い与えていました。
くちばしで麻の種をくわえ、舌先で種を回しながら外皮を器用に剥いて中身だけ食べる仕草がかわいいので、飽かず眺めていたものです。

鳥かごを掃除する時など、風呂場で放しても一人でかごに戻るほど懐いていたのでした。
そんな可愛い“ピーコ”を、ある夜、猫が襲ったのです。

・・・このとき以来、猫は大嫌いです。

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真っ黒の野良猫が我が庭の芝生からデッキを通ってゆうゆう散歩です。
良く見ると黒毛に所々茶色が混じっていて、かなりのデブ、尻尾が根元で少し曲がっていて、見るからにふてぶてしいノラで、かわいげのかけらもありません。

10軒ほど先のお婆が庭先に皿を並べて5,6匹の猫共に餌やりをしているのを何度か見ています。
餌やりの非常識さに、いつも苦々しく思っていました。ですから、出会っても挨拶をしません。
あいつらが遠征してくるのです。

愛犬のモンジロウが居たころは、四六時中見張りをしていて闖入者にはすぐにスクランブルして追っ払っていたのですが、彼が逝ってから3年も経つと猫共も状況が判って、勝手にどこからでも入ってきます。
時に糞なぞ土産に置いてくなど不届き千万です。

出くわした時は、見つけるや追っかけるのですが、柵をすり抜けてお隣へ移動して、アッカンベーらしき態度で振り向いては悠然としています。
憎々しいのですが、隣国の治外法権なので石ころを投げつけるわけにもいかず、地団駄を踏んでいます。

ワルポンが完全リタイヤの年金生活者で、いくらヒマがあるとは云え、モンジロウみたいに常時見張っている訳には行きませんから、仕方無しに通るにまかせています。

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うちの隣は空き地なのですが、借りて家庭菜園として使わせて貰っています。
この畑と我が庭に、この冬、毎日のように飛び切りかわいい小鳥がやって来ます。

ポケット図鑑で調べたら「ジョウビタキ」のメスでした。
スズメ目、ツグミ科、全長14cm、冬鳥として全国に渡来、越冬中は雌雄に別々に縄張りをつくって、3月頃まで過ごすそうです。
主に昆虫類やクモ類を捕食、草木の実も食べるとのこと。



ウグイス色のまるい頭に真っ黒の円い目と華奢な体つきで尾羽が橙色、清廉無垢で本当にかわいいのです。
高校時代に毎日の通学路で、あの女子高生とすれ違った時の、あの“ときめき”を感じる可愛さなのです。
          ♪いつもの小径で 目と目があった
            いつものように 目と目をそらせた
             通りすぎるだけの 二人のデート♪
思わず永六輔作詞、中村八大作曲、田辺靖雄と梓みちよが歌う「いつもの小径で」を思い出しました。もっとも彼女は、足駄をカラコロ引っ掛けて薄汚れた白いズックの肩掛けカバンをぶら下げたちょっと不良っぽい男などには一瞥もくれませんでしたから、目と目が合うことはありませんで、本当に“通りすぎるだけ”のことでした。

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ところが、この2,3日彼女の姿が見えません。
そう云えば、最後に出会った次の日にデッキの床に一枚の羽毛が落ちていたのを思い出しました。
まさか、あのノラ猫の毒牙にかかってしまったのでは・・・ふと、悪い予感が・・・

いえいえ、大分春めいてきたので、生まれ故郷の北国へ帰って行ったのです、彼氏と共に・・・
きっとそうです!

あの“一枚の羽毛”は、きっと、お別れに置いていったのです・・・