俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『交通違反』

2008-11-28 13:19:24 | Weblog
先日、明治神宮外苑絵画館前の銀杏並木を撮りに出かけました。
小春日和の抜けるような空の下、ルンルン気分のスイスイ運転で到着したのです。

迎賓館を通り東宮御所から外苑に入り一方通行なので一周し、高速道路の外苑出口手前の直進車線から左折斜線に移ろうとしたら、ちょうど高速から下りてきた車と鉢合わせしそうになりましたが、そこは運転歴50年・ゴールド免許証のベテラン優良運転手のワルポンですから、その車をやり過ごしてからなんなく左折車線に入りました。

ところが、左折道路の角におまわりが立っていて手招きするではありませんか。
そして角を曲がった道路の左路肩を手で指し示して車を停めろと手振りと体のアクションで言うので、従って停車しました。

すると、四人いた中の一番年上の、いかにも融通のきかなそうな、見るからに意地悪そうなデブおまわりがやって来て、「今、ぶつかりそうになっただろ! 道を間違えたのか? 迷っていたのか? 違反だよ!」と云うので、「ちゃんと前方を見ていたからぶつかるなんて思っていませんよ」と言い返したら全く無視して、道の反対側の角にいた若いおまわりを手招きで呼んで「お前に任せるから」みたいな態度で車の後方のさっき立っていた道の角へ戻って行ってしまいました。

若いのが来て「免許証出して下さい」と言うので、わざと、いやいや風にモッタリゆっくりと免許証を出した。
「違反です」と言うから「何の?」と聞くと、「ぶつかりそうになったでしょ、違反です」と言う。

「ぶつかりそうになんかなっていませんよ、ちゃんと前見てたから」、「それにお前は向こうの角に立っていて、俺の方を見てなかったぞ!」と言い返したら、「認めないんですか?そういうのはないよね」とか言う。

新米おまわりは、兎にも角にも「違反だ」の一点張りだ。
隣のナビが「止めなさい!」と、しきりにいうので、しぶしぶ黙っちゃいました。

キップを切られて、「減点1点、6,000円です、郵便局から振り込んでください」という事務的な態度。全く可愛いくない。

「名前はなんて読むの?」と聞くので、「お前そんなありふれた字も読めないのか?」と云ってやったら、「ハイ、頭が悪いものですから」とか、下手に出て来て、なんかご機嫌とってきたので、しょうがないから教えてやった。
「自分の名前はもっと難しくて読めませんよ、読んでみますか?」と言うから、「お前の名前なんか聞いてどうすんのよ」と意地悪く言ってやった。


そしてまた「職業は?」と聞いてきた。一瞬、ハッとして答えに詰まった。
そうだ! 俺の職業は無いのだ。まだ貰っていないが、来月から年金生活者なのだ。
しょうがねえから、「無職だよ!」というよりほか無かったのです。
(あとで、国から金貰うのだから国家公務員といえばよかったと思いました)

キップ即ち「交通反則告知書」の反則事項欄の「8指定通行区分・進行方向別指定通行区分に従わない通行帯進行違反」に丸印がついていて、補足欄に「左折時直進車通行帯通行」と意味不明なことをヘタクソな字で記載してありました。

おまわりの名前欄には、これまたヘタクソな字で「印丸井勇臣」とありました。
えっ!本当だ、こりゃなんて読むのだ? 理解出来ねえ名前だ!

それに、今もって何の違反か意味不明で理解出来ねえ!

名前をブログに公表しちゃいましたが、理解できない名前だから個人情報保護法違反にはなりませんよね? おまわりさん!

『冬支度の庭の手入れ』

2008-11-22 21:47:32 | Weblog
空は抜けるばかりの雲一つ無い晴天で、昨日強く吹いていた北風もおさまり小春日和です。

木枯らしに舞う赤や黄色の葉っぱが、そこいらじゅう一面埋め尽くしています。

毎日毎日出かけてばかりいたものですから、庭木たちに構ってやれませんでしたので伸び放題です。
落ち葉の季節には冬支度をしなければなりません。
それで、今日は庭木の枝切りをすることにしました。

では、うちの庭木たちを紹介いたしましょう。

庭の東南角に「赤松」が一本あるのですが、これは大宮に住んでいた新婚当時、ベランダのプランターに種が飛んできて実生で生えたもので、その後引っ越した仲町のマンションでは鉢植えで、そしてここに引っ越してから地植えにしたものです。
我々家族の一員として共にすごした思い出の木で、樹齢34年を経て、今では根元で直径20cmぐらいになりました。庭の日当たりが悪くなるので枝を半分ぐらい落としました。

「マキ」は千葉県の県木となっていて、どの家にもあるぐらいなので真似して植えてみました(これも実生で勝手に生えたものです)。
門かぶりの木に育てようとしていますが、なかなか思うようにいきません。

「スモモ」と「山椒」は棘があるので災いを防ぐ意味で北東角の鬼門に植えてあります。
枝を落として袋に詰め込むまでいつも一度は棘を手に刺してしまい飛び上がります。
今日も3度ほど「痛っ!」・・・です。

「カイヅカイブキ」は梨に赤星病を媒介するため植えてはイケナイらしいのですが、なぜか西側に二本ありまして、目立たぬように人の背丈ぐらいに切り詰めています。

敷地境界に沿ってお隣の物置が2つ並べて置いてありますので、それを覆い隠すために「南天」を植えています。
南天は「難を転ずる」といって縁起物ですが、根っこと種の両方で増えますので手がやけます。思い切って境界線に「一列に並べ」状態まで切り取ってしまいました。

「千両」も「お金が貯まる」という縁起物で、鳥が運んで来て実生のものが何本か生えていますけれど、まだ小さいのでそのままです。「もっこく」も鳥が運んできてあちこちに何本も生えています。

「柿」と「枇杷」は、頂いたものの種を植えたら生えたものです。
「桃栗3年、柿8年、枇杷の馬鹿野郎18年」といいますが、枇杷はたとえよりも早く5,6年で実がなりましたが、柿の方は15年にもなるのに全然実がなりません。「柿の馬鹿野郎!」と云いたいのですが、柿は接木をしないと実が生らないらしいのです

例年、「柚子」は柚子湯が何度も出来るほど沢山実をつけるのですが、今年は16個しか実がつきませんでした。けれど、我が家の鍋にはちょうどいいぐらいかな?

表の垣根の「山茶花」は、もう既に花つぼみがちらほら出ていて、もうじき真っ赤な花が咲きそうです。

「梅」は「南高梅」で毎年美味しいすっぱい梅干を一瓶とっています。
万遍無く日が当たるように、又、風通しをよくするために、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」などと云われぬよう、かなりきつい剪定をします。

「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに 無きぞ悲しき」の山吹は黄色い花をつけますが実がなりません。
「白山吹」は白い花が咲き、真っ黒のつややかな丸い実をつけます。

その他、春先に咲く暴れん坊のレンギョウ、垣根のいつも緑の正木、華やかな花水木の親戚の控えめな山法師、白い房と紫の房の藤棚、派手に真っ赤な大輪なのに何故か雨に弱い牡丹、色っぽい年増のように鮮やかな紫のつつじ・・・の手入れをしました。

いろいろと書き連ねてしまいましたが、どの木も思い入れのある木なのですけれど、ただの一本もまともな庭木と呼べるものはありません。
人間で言えば、スタイルもポーズも悪くて、お世辞にも美男美女とは云えません。

何となくごっつくて、ずんぐりむっくり・・・
風采の上がらない無愛想な家主に似てなくもありませんけどっ!

『カニ大好き!』

2008-11-15 20:26:08 | Weblog
晩秋はカニの季節でもあります。

生まれ育った家の前に、川幅が一間(いっけん)ばかりの小川が流れておりました。
そこより上流に民家の無い本川から分水した用水路だったので、川の水はきれいに透き通っていて、正に清流そのものでした。

うちの前の両岸は、ほぼ鉛直に石垣が積まれていて、空積みでしたから石垣には沢山の空隙があって、川底の穴はカニや魚の恰好の隠れ家になっていたのです。

「カニは甲羅に似せて穴を掘る」という諺がありますけれど、土手になっていればカニも魚も自分の穴を掘ってひそんでいるのでしょうが、石垣なので穴を掘るわけにはいきません。カニは多分、しょうが無いので甲羅に合わせてまちまちの大きさの穴を選んで棲んでいたのだと思います。

土手に掘った川底の横穴を「ごろ」と呼んでいましたが、悪がきどもは手を突っ込んでは魚やカニを捕まえていました。
ところが石垣の穴は大きさが限られているため手が入りませんから、カニに逃げ込まれたらお手上げです。

☆       ☆       ☆       ☆

落ち葉が散り始める頃、細竹で編んだカニ笯(かにど)を作ります。

カニ笯とはカニを捕まえるための漁具で、径が40cm・長さ1m位の円筒形の筒状の竹かごで、入り口には入った獲物が戻れないように返しを付け、筒の尻は縄で縛ってすぼめ、カニを取り出す時に縄をほどいて逆さに振って取り出します。

この時期、カニは産卵のため夜中に川を下る習性があるので、カニ笯を上流へ向けて川底に一晩つけて置きます。
川幅いっぱいに、竹で編んだ「すのこ」を張ってカニ笯の入り口にカニを誘導するのです。
雨の日の翌朝などには沢山のカニが入っています。

☆       ☆       ☆       ☆

ワルポンが4歳の時、赤痢に罹って、やせ細って生死の境をさまよったのであります。
戦後間もない食糧難の時代、医薬品も満足にありません。
赤痢は法定伝染病で、罹ると強制的に隔離され、当時は十中八九死んでしまう時代でした。

「赤痢は下痢を止めることが先決、食べ物を与えないこと」と言うのが、病院の先生の指示だったそうです。
痩せ細る一方のワルポンを見て、おやじは「栄養を摂らなければ死んでしまう」と、先生の指示に反して内緒で、川ガニを沢山獲っては毎日食べさせてくれたそうです。

「腹減った~、カニ食べたい~!」と泣き叫んで、「何も食べさすな、という先生の手前、本当に弱ったよ」、「お前は川ガニのおかげで、命拾いしたのだよ」と、生前のおふくろによく聞かされました。
ほの暗い病室の壁の桟の上に、ほぐしたカニの身が入っている弁当箱が置いてある光景が、今でも薄っすらと記憶の底に残っています。

カニの名は、「モクズガニ」という川ガニです。

爾来、ワルポンにとって命の恩人であるカニのことは寝ても覚めても、いつも頭から離れません、好きで好きで大好きで堪りません・・・

ワルポンの大好物!と、なってしまったのです。
(ちょっと思考回路が違うかな?・・・)

☆       ☆       ☆       ☆

千葉・地元産の丸ガニはリーズナブルですが、形が小さいのであまり食べた気がしません。
ワタリガニは中国産が多くて手が出せません。
ズワイガニ、毛ガニは高くて手が出ません。

時々、スーパーで安いカニを見つけては買っているのですが、当たりハズレが激しくて、なかなか美味しいカニに出会えません。


先日、880円、北海道産・生のワタリガニを近くの大手スーパーで見つけたのです。
安い! すぐさま買いました。

・・・ところが、甲羅の中は、ほとんど空っぽ、胴と足の身は全部で刺身の醤油皿一杯程度・・・

スーパーの鮮魚売り場にクレームの電話を入れました。マネージャーなる人が電話口へ。
(ワイフは何を言うかと心配顔でしたが、この頃、いちゃもんをつけるのも老化して、優しいものです)
結果、いい物が入ったら、連絡をしてくれるとのこと。

・・・三日ほどして、電話がありました!
「富山産の近海もの、水槽の中で元気いっぱいに泳いでいますので是非!」とのこと。

一パイ1680円也!メス。
キヨブタで、久々に見栄を張って二はい買い求めました。

ほぐした身は、弁当箱いっぱいありました。

カニ大好き!
ワイフも大好き! 


いえ、ワイフもカニが大好きです。

『干し柿』

2008-11-14 21:41:21 | Weblog
秋もすっかり深まりました。
紅葉も大分身近に里へ下りてきたようです。

新米はとっくに頂きましたし、秋刀魚、秋鮭もワインも新酒も・・・梨、ぶどう、栗など秋の味覚であふれています。
そうそう、「塩炒り銀杏」と「山芋のむかごの塩茹で」も食べました。

・・・でも、日本の秋に最もふさわしい果物は、「柿」かも知れません。
青空に、たわわに実った柿の木には、どこでも出くわす光景です。


先日、「うちの庭で出来た柿だよ」と、甘柿を頂きました。
木ざわし柿は、ほんのりと品の良い甘さで、このところ毎朝頂戴しています。

これに対して渋柿は、焼酎などのアルコールで、さわして渋を取り甘柿にして食べます。
和歌山の富有柿、山形の庄内柿、静岡の次郎柿、愛媛の愛宕柿・・・
全国各地のどこでも産地です。(北海道では柿が出来ないと聞きましたけど・・・)

干し柿は、長野・伊那の市田柿、山形・上山の紅柿、福島のあんぽ柿・・・
朝晩の気温の差が大きく、湿度の低い内陸の盆地に多いようです。

☆       ☆       ☆       ☆

ワイフの実家の母が、「太平洋側の千葉は、今頃から冬場は毎日お天気が良くて空気も乾燥しているから、干し柿を作ってみたら」と、ダンボール箱いっぱいの庄内柿を送ってくれました。

今日は朝から町内会の用事での出掛けにワイフは、「干し柿作りは得意でしょ!」とばかりに云いおいて出かけてしまったのです。
「よっしゃ!昔取った杵柄!」で、あっさりとやってみました。(インデアンサマーの陽をあびた吊るし柿の写真です)


いい天気は続くかも知れませんが、凍えるような寒気はありません。
いや、「土・日は低気圧が日本列島を通って雨模様」と半井小絵さんがNHKの7時の天気ニュースで言ってました。

アオカビが生えたりはしまいか?
虫が来はしまいか?
車の排ガスは?
ほこりは?


二日酔いに効くという、ちょっと固い、あの糖度満点の、白い粉を噴いた「干し柿」が本当に出来るのでしょうか???

『何んと申しましょうか・・・』

2008-11-12 21:36:41 | Weblog

政府から「定額給付金」が景気浮揚策として、各自治体を通じ国民に支給されることになった。

一人当たり12,000円也。
18歳以下の子供と65歳以上の高齢者には8,000円の上乗せで、20,000円。年間所得1,800万円を下限の目安として、制限を設けるかどうかは各自治体の判断で決める。

1, 800万円が個人の所得なのか世帯全体の所得なのかも自治体任せ。
各市町村に丸投げだと、マスコミや各方面から早速に非難されている。

もっと有効な景気浮揚策は無かったのか?
そもそもこんなバラマキ施策が必要なのか?

子供のお小遣い程度の金額を受け取りに、お役所へどれだけの人々が足を運ぶだろうか?
選挙目当ての票取り施策と云われても仕方が無いのでは。

☆       ☆       ☆       ☆

この世には本当に生活に困っていて本当に必要な人もいるとは思うが、国民全員に支給とは、あまりにも策が無いではないか。

元々は我々が納めた税金ではないか?
何んと申しましょうか・・・ お口あんぐりである。

働かざる者は食うべからず、労無しに他人から物を貰う、恵んで貰うことなんぞ、元来心情に反する!

武士は食わねど高楊枝・・・

『敷石の敷きなおし』

2008-11-08 21:19:35 | Weblog
もん次郎(我が家の愛犬)の朝晩の散歩は、ほとんど欠かしません。
朝食後と夕食前に、彼の自発的な、又はワルポンによる強制的な散歩に出かけます。
もん次郎の体力維持のための運動と気分転換、それに用足しです。

門前の七段の階段の上り下りは抱っこしてです。歩くのが一苦労なのです。
老々介護よろしく、双方ともトッテンカッテントッテンカン、一休み、トッテンカッテントッテンカン一休みの散歩です。
お蔭さまで、もん次郎は15歳と6ヶ月になりました。人間で言えば93歳です。

「食う寝る遊ぶ」が仕事ですが、一日のほとんどは寝ています。20時間近くは寝ているようです。
寝ている間は、家族の誰もが干渉しません。

うらやましい限りです。

ある朝、のんびりテレビを見ていると、掃除機を唸らしているオバサンが、「ゴロゴロしてないで庭の踏み石を直してよ! もん次郎が爪でも引っ掛けて怪我したらどうするのよ」と追いたてる。

あくまで我が家の主役は、もん次郎なのです。

☆       ☆       ☆       ☆

そう云われれば毎日出かけてばかりで、この頃庭の手入れをサボっていました。
雑草は伸びるし、落ち葉がたまって、庭木の枝は伸び放題の我が大庭園。

門から入り口までのアプローチに、直角の鍵形に敷いてある30×60×6cm重さ25kgの敷石が11枚、その両側に赤レンガ108個が二列づつ両側に並べてあります。
(本当に大庭園とお思いの方へ! 実は十歩とありませんので念のため・・・)
永年ほったらかしにしていたので凸凹になっていました。


よっしゃ!

敷石、レンガを全部はがしてから、レンガを縦に使って地盤を叩きつけて突き固め、あらかた平にしてから砂を敷いて水平を出して、再び敷き並べました。

昼飯もそこそこに、朝から夕方までかかって一気に敷きなおしました。

☆       ☆       ☆       ☆

今朝は、節々が、筋肉が痛くて起きられませんでした。

昨日は国立歴史民族博物館へ「染め織の肖像」展を見に行き、その他の展示館もすべて全館くまなく、延べ床面積35,000m2を歩き回ってきたのですが・・・

老人の筋肉痛はしばらくしてから出てくるそうです。

緊急復旧工事から三日目です。
歩く姿は、トッテンカントッテンカンで、もん次郎と一緒になっちゃいました。

でも、ワルポンは気がヤングですから、すぐに復活しますので、若い子の皆さん遊んで下さいね!