今日は、武蔵野美術大学のインダストリアルデザインコースの卒業制作展に行ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/78/7c56f2f070defd9a154f36f26c04d300.jpg)
http://mauexhivition.hannnari.com/index.html
http://www.musabi.ac.jp/topics/exhibition/degree_show/20120119_koho3_5447.html
その中で、スピーカーの展示があったのですが、
製作者の 加藤 励さん とは初期段階から何度か意見交換をする機会があり、オーディオマニアとしての意見を作品に反映して下さいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/1f/5611035650f3e954ddf441f6a66b4cf9.jpg)
加藤さんにweb公開の許可を得ることができましたので、今までのあらすじを紹介させていただきます。
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最初の連絡を頂いたのは昨年の秋頃でした。
テーマは、「離れたアーティストとバンドができるような専用スピーカー」とのことでした。
詳しく説明すると、
スピーカーは一楽器につき一本とし、ネットで交流を持つミュージシャンが、オンラインで演奏を楽しむために使います。
別々の場所で演奏される楽器を、デザイン・特性に拘った専用のスピーカーで鳴らすことで、演奏仲間が「実際にそこにいるかのような感覚」を楽しむことができるという構想です。
頂いたデッサンには、既に想定する音源「エレキギター」「ベースギター」「ボーカル」「ドラム」に相応しい構成を持つSPのイメージが描かれていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/3a/c0766e420980ffa39936f82b999b5c2b.jpg)
まずは、それぞれの楽器の音域を知る必要があるだろうなぁ~ということから、
単一楽器音源の周波数特性を確認することから始めました。
<ボーカル>
女性ボーカル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/1b/f0c4fd6a6f45fc8d43772f131418fa34.jpg)
男性ボーカル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/4d/43b8ebb1e9a5c705cc64083c40045ea9.jpg)
女性ボーカルは200Hz以上、男性ボーカルは80Hz以上の音域が必要だと分かります。その一方で、サ行の発声では15kHz以上まで伸び、音色を決める倍音成分の再現も大切だといえます。
なお、40Hz付近の盛り上がりは、ポップノイズなので無視します。
<エレキギター>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/5b/1442a776012eb4c30fc07366dc9f1a45.jpg)
基本的に、100Hz~8kHzが再生できれば大丈夫そうです。
色彩感のある鋭い響きを表現するのがポイントですね。
<ベースギター>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/fa/f9039e39ca3f66ff3205a6780a20d108.jpg)
40Hzから音圧が確認できます。
繊細な高音より、低域再生限界と耐入力が勝負になりそうです。
<ドラム>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/76/4da2bdf72c53a47112e01095949441cf.jpg)
20Hz~20kHzと、
非常に広い音域をカバーする必要がありそうです。
そんな周波数特性に基づいて私が提案したのが、
<ボーカル>10cmフルレンジ+スーパーツイーター
<エレキギター>10cmフルレンジ
<ベースギター>16cmウーハー+10cmフルレンジ
<ドラム>16cmウーハー+ツイーター
という構成でした。
その製作過程に関しては、次回の日記で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/f4/2fbb0c8af41d2a683d129f1a7b92f9d0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/78/7c56f2f070defd9a154f36f26c04d300.jpg)
http://mauexhivition.hannnari.com/index.html
http://www.musabi.ac.jp/topics/exhibition/degree_show/20120119_koho3_5447.html
その中で、スピーカーの展示があったのですが、
製作者の 加藤 励さん とは初期段階から何度か意見交換をする機会があり、オーディオマニアとしての意見を作品に反映して下さいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/1f/5611035650f3e954ddf441f6a66b4cf9.jpg)
加藤さんにweb公開の許可を得ることができましたので、今までのあらすじを紹介させていただきます。
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最初の連絡を頂いたのは昨年の秋頃でした。
テーマは、「離れたアーティストとバンドができるような専用スピーカー」とのことでした。
詳しく説明すると、
スピーカーは一楽器につき一本とし、ネットで交流を持つミュージシャンが、オンラインで演奏を楽しむために使います。
別々の場所で演奏される楽器を、デザイン・特性に拘った専用のスピーカーで鳴らすことで、演奏仲間が「実際にそこにいるかのような感覚」を楽しむことができるという構想です。
頂いたデッサンには、既に想定する音源「エレキギター」「ベースギター」「ボーカル」「ドラム」に相応しい構成を持つSPのイメージが描かれていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/e7/59cd183f7cd92100ac6131d9a32e90d3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/3a/c0766e420980ffa39936f82b999b5c2b.jpg)
まずは、それぞれの楽器の音域を知る必要があるだろうなぁ~ということから、
単一楽器音源の周波数特性を確認することから始めました。
<ボーカル>
女性ボーカル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/1b/f0c4fd6a6f45fc8d43772f131418fa34.jpg)
男性ボーカル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/4d/43b8ebb1e9a5c705cc64083c40045ea9.jpg)
女性ボーカルは200Hz以上、男性ボーカルは80Hz以上の音域が必要だと分かります。その一方で、サ行の発声では15kHz以上まで伸び、音色を決める倍音成分の再現も大切だといえます。
なお、40Hz付近の盛り上がりは、ポップノイズなので無視します。
<エレキギター>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/5b/1442a776012eb4c30fc07366dc9f1a45.jpg)
基本的に、100Hz~8kHzが再生できれば大丈夫そうです。
色彩感のある鋭い響きを表現するのがポイントですね。
<ベースギター>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/fa/f9039e39ca3f66ff3205a6780a20d108.jpg)
40Hzから音圧が確認できます。
繊細な高音より、低域再生限界と耐入力が勝負になりそうです。
<ドラム>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/76/4da2bdf72c53a47112e01095949441cf.jpg)
20Hz~20kHzと、
非常に広い音域をカバーする必要がありそうです。
そんな周波数特性に基づいて私が提案したのが、
<ボーカル>10cmフルレンジ+スーパーツイーター
<エレキギター>10cmフルレンジ
<ベースギター>16cmウーハー+10cmフルレンジ
<ドラム>16cmウーハー+ツイーター
という構成でした。
その製作過程に関しては、次回の日記で。
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