さて、前回(9/7)の続きで、
10/30のミューズの方舟のコンテストに向けての製作です。
今回作成するS-043は
「バックロードバスレフ」にしよう、と決めたので、
まずは、設計を固めていきます。
そもそも、バックロードバスレフというのは、
バックロードホーン(BH)の出口にダクトをつけたものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/cd/333740e46754d59014f76bd727057e04.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/33/c7a287fc18aa4143bc82528266653b73.png)
しかし、設計として通常のBHと異なるのは、
・ホーン長が短い
・ホーンの広がりが大きい
という点です。
ホーン長は、通常のバックロードの場合 1.5m~3.0m程度のホーン長となりますが、
kenbeさんのバックロードバスレフの場合、もっと短い値(1.5m以下)を採用していることも多いようです。
一方、ホーンの広がりに関しては、ホーン長が短いために自然と大きくなります。
(「ホーンの広がり」=「断面積変化」/「ホーン長さ」という定義です)
↑正確には、こちら。
通常のバックロードホーンでは、広がり率0.8前後の値をとるのですが、
バックロードバスレフの作例を見ると、広がり率2.0以上になるようです。
さて、今回のS-043の設計はこんな感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/e8/7bb287e2709a40ed67d791b136ed4c8f.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/84/72ff2601bb6bd74ddf1853de14ead54a.png)
ホーン長は0.8mしかないので、共鳴管として動作したとしても、
ホーンからの低音は、110Hzが限界でしょう。
しかし、そこにバスレフ効果が加わることで、
64Hzの低音再生を狙う設計です。 (φ50mm、長さ100mmダクト使用時)
なお、この64Hzという値は、
本体エンクロージュアの全内容積(ホーン部+空気室部)と、
ダクトの断面積&長さから、一般的なバスレフ箱の式を用いて算出しています。
設計が決まったところで、あとは木工作業です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/01/ffcb28fb17f4a61d0a834ddc199fe13a.jpg)
ダクト板は3種類。ここに塩ビ管(φ100 or 50mm)が入る設計です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/2e/33ca080edbd74e837ffbd314d530caef.jpg)
空気室も3種類あります。それぞれ2.1L、3.4L、5.7L。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/f9/3b73e60b43050386feb196ac7ba2f168.jpg)
ダクト装着前。普通のバックロードです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/cc/67f3cb8b52cf276e60a1e3f8822339cd.jpg)
ダクト装着後のイメージはこんな感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/4b/62e05ed979395872670f28a6d2fd989d.jpg)
さて、次回は試聴と測定をしてみます。
10/30のミューズの方舟のコンテストに向けての製作です。
今回作成するS-043は
「バックロードバスレフ」にしよう、と決めたので、
まずは、設計を固めていきます。
そもそも、バックロードバスレフというのは、
バックロードホーン(BH)の出口にダクトをつけたものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/cd/333740e46754d59014f76bd727057e04.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/33/c7a287fc18aa4143bc82528266653b73.png)
しかし、設計として通常のBHと異なるのは、
・ホーン長が短い
・ホーンの広がりが大きい
という点です。
ホーン長は、通常のバックロードの場合 1.5m~3.0m程度のホーン長となりますが、
kenbeさんのバックロードバスレフの場合、もっと短い値(1.5m以下)を採用していることも多いようです。
一方、ホーンの広がりに関しては、ホーン長が短いために自然と大きくなります。
(「ホーンの広がり」=「断面積変化」/「ホーン長さ」という定義です)
↑正確には、こちら。
通常のバックロードホーンでは、広がり率0.8前後の値をとるのですが、
バックロードバスレフの作例を見ると、広がり率2.0以上になるようです。
さて、今回のS-043の設計はこんな感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/e8/7bb287e2709a40ed67d791b136ed4c8f.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/84/72ff2601bb6bd74ddf1853de14ead54a.png)
ホーン長は0.8mしかないので、共鳴管として動作したとしても、
ホーンからの低音は、110Hzが限界でしょう。
しかし、そこにバスレフ効果が加わることで、
64Hzの低音再生を狙う設計です。 (φ50mm、長さ100mmダクト使用時)
なお、この64Hzという値は、
本体エンクロージュアの全内容積(ホーン部+空気室部)と、
ダクトの断面積&長さから、一般的なバスレフ箱の式を用いて算出しています。
設計が決まったところで、あとは木工作業です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/01/ffcb28fb17f4a61d0a834ddc199fe13a.jpg)
ダクト板は3種類。ここに塩ビ管(φ100 or 50mm)が入る設計です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/2e/33ca080edbd74e837ffbd314d530caef.jpg)
空気室も3種類あります。それぞれ2.1L、3.4L、5.7L。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/f9/3b73e60b43050386feb196ac7ba2f168.jpg)
ダクト装着前。普通のバックロードです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/cc/67f3cb8b52cf276e60a1e3f8822339cd.jpg)
ダクト装着後のイメージはこんな感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/4b/62e05ed979395872670f28a6d2fd989d.jpg)
さて、次回は試聴と測定をしてみます。
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