議会に大阪都構想を阻まれている橋下大阪市長が市民に信を問うために市長を辞任して、選挙を行うと表明しました。
その言動でいろいろと物議をかもしている橋下市長ですが、大阪市民にとってこれはいいことなんでしょうか?
かつて小泉首相が参議院で「郵政改革法案」を否決され、衆議院を解散するという暴挙に出ましたが、この時は国民が小泉首相の期待にこたえ大勝しました。
この勝利によって、小泉後の日本はその後10年以上も経済の停滞や首相の交代劇、さらに民主党政権によってガタガタの状態が続きました。
さて、今回のことについて大阪市民はどう考えているのか?
賛否両論あるようですが、地方の一自治体が日本の国政レベルの問題をそうやすやすと変革できるのかと思うとちょっと疑問です。
名古屋の河村市長も「減税!減税!」と叫んで減税日本が議会で優位になっているのにもかかわらず、結局「減税案」は通らずに四苦八苦しています。
国の関与がほとんどない「市民税減税」でさえ、なかなか通らないのに「地方自治法」をはじめ多くの国政が関与する法案が市長の再選で実現するとは考えにくいのも事実です。
ただ誰かが旗振り役になって、現在の国のシステムを変えていかないと地方独自の政治ができずに、停滞して行ってしまいそうなのも事実です。
そういう意味では、大阪市民が本当に橋下さんを押し上げて、国のシステムに対峙する気持ちを一つにするにはいい効果があるのかもしれません。
橋下さんのこの決意に「都構想」に反対した自民党をはじめとする旧勢力は知らん顔して候補者を擁立しないような雰囲気も出ていて、橋下さんの一人相撲で終わるようなこともありそうで、それでは何のために議会は反対してたのか、また6億ともいわれる選挙にかかわる費用はムダ金になってしまうんじゃないかとも言われています。
議会は市民のために、市長の暴走を止めるというシステムなので、橋下さんのような暴走型の市長の行きすぎを止めるのも議会の役目です。
ただ問題なのは、その議員さんの多くが旧勢力の利権業者と結びついていたり、市職員がぬるま湯の中で受けていた待遇を減らされたりするという理由で反対してるんなら、それはそれで問題です。
橋下さんが「大阪都構想」で実現しようとしている「二重行政の排除」は、もっともなことで愛知県と名古屋市の問題でもあります。
例えば、名古屋でも「愛知県体育館」と「名古屋市体育館」が規模は多少違いますが同じ名古屋市内にあるし「美術館」もそうです。
こうした施設を県内にうまく配置できればいいんでしょうが、そうはいかないのが現実です。
やっぱ「いい展覧会」があるんなら、美術に多少興味のある豊橋の人なら「たまにゃ、名古屋へいこまい」ということになります。
逆に、同じような展覧会が開かれてるといっても美術に多少興味のある名古屋の人が「豊橋でいい展覧会やってるからいこみゃ~」ということにはなりません。
そこには、何かあれば大都市へたまには行ってみたいという人心が働くからで、じいちゃんが1年に何度か栄や名駅へ出かけるのも、この衝動とよく似ています。
日本はこれまで霞が関に先導されて、日本中どこでも同じように発展していくという構想で動かされてきましたが、それが故に都道府県と市町村の中でバランスのうまくとれない行政が施行されてきました。
「大阪都構想」は、これに刃を向けるはじめての施策です。
多くの政治家も、これからの日本にとって、この構想が必要なもんだと気づいていますが、実現するのは100年後になるかもしれません。
アメリカのように各州が独自の政治を行えるというのも魅力があります。
橋下さんには、今のように失言一杯で上げ足をとられるような言動を自粛して(言ってることに反対はしませんが)100年後の日本を見据えた腰をしっかり落ち着けた政治家を目指してほしいとじいちゃんは思っています。
その言動でいろいろと物議をかもしている橋下市長ですが、大阪市民にとってこれはいいことなんでしょうか?
かつて小泉首相が参議院で「郵政改革法案」を否決され、衆議院を解散するという暴挙に出ましたが、この時は国民が小泉首相の期待にこたえ大勝しました。
この勝利によって、小泉後の日本はその後10年以上も経済の停滞や首相の交代劇、さらに民主党政権によってガタガタの状態が続きました。
さて、今回のことについて大阪市民はどう考えているのか?
賛否両論あるようですが、地方の一自治体が日本の国政レベルの問題をそうやすやすと変革できるのかと思うとちょっと疑問です。
名古屋の河村市長も「減税!減税!」と叫んで減税日本が議会で優位になっているのにもかかわらず、結局「減税案」は通らずに四苦八苦しています。
国の関与がほとんどない「市民税減税」でさえ、なかなか通らないのに「地方自治法」をはじめ多くの国政が関与する法案が市長の再選で実現するとは考えにくいのも事実です。
ただ誰かが旗振り役になって、現在の国のシステムを変えていかないと地方独自の政治ができずに、停滞して行ってしまいそうなのも事実です。
そういう意味では、大阪市民が本当に橋下さんを押し上げて、国のシステムに対峙する気持ちを一つにするにはいい効果があるのかもしれません。
橋下さんのこの決意に「都構想」に反対した自民党をはじめとする旧勢力は知らん顔して候補者を擁立しないような雰囲気も出ていて、橋下さんの一人相撲で終わるようなこともありそうで、それでは何のために議会は反対してたのか、また6億ともいわれる選挙にかかわる費用はムダ金になってしまうんじゃないかとも言われています。
議会は市民のために、市長の暴走を止めるというシステムなので、橋下さんのような暴走型の市長の行きすぎを止めるのも議会の役目です。
ただ問題なのは、その議員さんの多くが旧勢力の利権業者と結びついていたり、市職員がぬるま湯の中で受けていた待遇を減らされたりするという理由で反対してるんなら、それはそれで問題です。
橋下さんが「大阪都構想」で実現しようとしている「二重行政の排除」は、もっともなことで愛知県と名古屋市の問題でもあります。
例えば、名古屋でも「愛知県体育館」と「名古屋市体育館」が規模は多少違いますが同じ名古屋市内にあるし「美術館」もそうです。
こうした施設を県内にうまく配置できればいいんでしょうが、そうはいかないのが現実です。
やっぱ「いい展覧会」があるんなら、美術に多少興味のある豊橋の人なら「たまにゃ、名古屋へいこまい」ということになります。
逆に、同じような展覧会が開かれてるといっても美術に多少興味のある名古屋の人が「豊橋でいい展覧会やってるからいこみゃ~」ということにはなりません。
そこには、何かあれば大都市へたまには行ってみたいという人心が働くからで、じいちゃんが1年に何度か栄や名駅へ出かけるのも、この衝動とよく似ています。
日本はこれまで霞が関に先導されて、日本中どこでも同じように発展していくという構想で動かされてきましたが、それが故に都道府県と市町村の中でバランスのうまくとれない行政が施行されてきました。
「大阪都構想」は、これに刃を向けるはじめての施策です。
多くの政治家も、これからの日本にとって、この構想が必要なもんだと気づいていますが、実現するのは100年後になるかもしれません。
アメリカのように各州が独自の政治を行えるというのも魅力があります。
橋下さんには、今のように失言一杯で上げ足をとられるような言動を自粛して(言ってることに反対はしませんが)100年後の日本を見据えた腰をしっかり落ち着けた政治家を目指してほしいとじいちゃんは思っています。