ゴーストライターの謝罪・・

　聴覚障害者の作曲家である佐村河内守さんが実は２０年近くゴーストライターの大学非常勤講師新垣隆さんの協力で曲を作成していたということが判明して大騒ぎになっています。

　芸能界やスポーツ界などでは、自伝などを本人が書かずにゴーストライターが書いているというのは数多く見られますが、聴覚障害者なのに作曲できるということでマスコミに大々的に取り上げられ、多くの作品を手がけた佐村河内さんは障害者の星でもありました。

　じいちゃんも彼のことをＮＨＫのドキュメンタリーで知って、彼の作品がラジオなどで流れるたびに「すんげ～なぁ～」と聞いていました。

　そして、今夜開会式が行われるソチ五輪で男子フィギュアの高橋大輔選手が彼の曲をバックに華麗な演技を披露することになっています。

　ゴーストライターさんは二人で世間を騙していて、さらに高橋選手が曲を使うということに我慢しきれなくて公表することにしたということらしいです。

　佐村河内さんには昨年五月ころから公表をしてほしいと頼み込んでいたらしいですが拒否されて、遂に週刊誌にバラしてしまいました。

　約２０年もの間よくやってきたなぁ～というのがじいちゃんの正直な感想です。

　そして、彼らを取り巻く守銭奴たちは一体どうやってこの秘密を隠し通してきたのかも不思議です。

　二人だけの秘密で２０年も人を騙せるわけがありません。

　二人をとり囲む周りの環境が、この事態を深刻なものにしてしまったと思います。

　さて、ゴーストライターの新垣さんがこの間に提供した楽曲は２０曲余り、その報酬は７００万円ぐらいだそうです。

　この金額が多いのか少ないのか分りませんが、通常出版物などの印税ではゴーストライターの印税は４割ぐらいだそうです。

　その割合から言うと多分滅茶少ないんだろうと思います。

　新垣さんが言うには、佐村河内さんがプロデューサーでこんなイメージの曲を書いてくれと依頼し、新垣さんが作曲家という立場で曲を作り、彼が録音した音源を佐村河内さんがチェックして直しをかけてたみたいです。

　聴覚障害者が録音した音源を聞けるんでしょうか？

　会話してるなら読唇術を使ってみたいなこともあるんでしょうが（実際に二人で話すときは何の支障もなかったと新垣さんは言ってます）、音源を聞くってどうやって聞いてたんでしょうね？

　コンピュータのデータ画面を見ながら音階やスピードなどを確認し、絶対音感を生かして自分の頭の中で曲を聴いていたんでしょうか？

　できなかないとは思いますが、もしそうであれば凄い技術だと思います。

　２０年近く前にそんなＰＣソフトがあったかいなぁ～と思いながら（現在ならいくらでもそんなソフトがあり、じいちゃんも使ってます）ニュースを聞いていたじいちゃんです。