長野まで行っていた新幹線、今日金沢まで開業しました。
ワイドショーでは、始発列車のスタートから金沢駅の到着まで、番組の枠を乗り越えてほとんどのキー局がオンエアしていました。
北陸の人々の念願だった新幹線の開通は、1973年の整備計画決定から42年という長い期間を経てようやく成し遂げられました。
今後は、金沢から大阪まで伸びる計画がありますが、今のところルートも定まっていません。
東京から最短で2時間28分で金沢に行けることになり、新幹線と在来線を使っていたこれまでより1時間近く早く到着できるそうです。
北陸新幹線の開業で東京から「日帰り圏内」になるため、石川県・富山県では大きな経済効果を生むという胸算用が聞こえてきます。
北陸地方では観光客の増加のほか、開発ラッシュ、企業の進出などさまざまな経済効果を誘発していて、多くの企業が北陸地方に本社機能の一部を移したり、工場を移転するなどの状況になっています。
雪深い北陸に働く場所ができることは、とってもいいことです。
石川県では約124億円、富山で約88億円という経済波及効果が見込まれています。
戦々恐々としているのが、全日本空輸と日本航空。
九州新幹線の開業の際も、お互い睨み合っていましたが、少しでも早く行きたい人は飛行機を使うだろうし、多少時間がかかっても安全な新幹線を選ぶ人もいるでしょう。
こんなにいいことずくめの北陸新幹線なのに、これまで中々整備が進まなかったのはなぜでしょうか?
一番大きな要因は、国鉄の分社化と経済不況・・・。
不要な鉄道や道路はいらないといった20世紀末の風潮が大きいでしょう。
開業当時は大騒ぎしてた九州新幹線も、今では九州を周遊する豪華寝台列車の「ななつ星」の話題ばっかりで新幹線の旅の話なんて全く聞こえてきません。
新幹線なんて所詮、単なる移動手段です。
やっぱり行った先々の街に魅力がないといつかは飽きられてしまいます。
そんなことのないように、せっかくお金を運んでくるツールを手に入れたんだから十分に活用するために、富山も石川(金沢)もこれまで以上に街の魅力アップに取り組んでほしいと思います。
愛知県から北陸地方へは、中部国際空港から東海北陸自動車道を使い能登半島まで通じる道が龍が昇っていくような形に見えるということで「昇龍道」とかいう構想がブチあげられていますが、何だか今一。
北陸新幹線の開業に対抗するための手段(海外旅行者を含めた)のようですが、首都圏と中部圏では人口にも格段の差があるので、北陸の人たちの目は完全に「東京」に向いています。
北陸にたくさん企業が進出して若者たちが未来の地域づくりに活躍してくれればいいんですが、我先に近くなった「東京」へ行ってしまうようでは、「北陸に明日はない」ということになってしまいます。
ワイドショーでは、始発列車のスタートから金沢駅の到着まで、番組の枠を乗り越えてほとんどのキー局がオンエアしていました。
北陸の人々の念願だった新幹線の開通は、1973年の整備計画決定から42年という長い期間を経てようやく成し遂げられました。
今後は、金沢から大阪まで伸びる計画がありますが、今のところルートも定まっていません。
東京から最短で2時間28分で金沢に行けることになり、新幹線と在来線を使っていたこれまでより1時間近く早く到着できるそうです。
北陸新幹線の開業で東京から「日帰り圏内」になるため、石川県・富山県では大きな経済効果を生むという胸算用が聞こえてきます。
北陸地方では観光客の増加のほか、開発ラッシュ、企業の進出などさまざまな経済効果を誘発していて、多くの企業が北陸地方に本社機能の一部を移したり、工場を移転するなどの状況になっています。
雪深い北陸に働く場所ができることは、とってもいいことです。
石川県では約124億円、富山で約88億円という経済波及効果が見込まれています。
戦々恐々としているのが、全日本空輸と日本航空。
九州新幹線の開業の際も、お互い睨み合っていましたが、少しでも早く行きたい人は飛行機を使うだろうし、多少時間がかかっても安全な新幹線を選ぶ人もいるでしょう。
こんなにいいことずくめの北陸新幹線なのに、これまで中々整備が進まなかったのはなぜでしょうか?
一番大きな要因は、国鉄の分社化と経済不況・・・。
不要な鉄道や道路はいらないといった20世紀末の風潮が大きいでしょう。
開業当時は大騒ぎしてた九州新幹線も、今では九州を周遊する豪華寝台列車の「ななつ星」の話題ばっかりで新幹線の旅の話なんて全く聞こえてきません。
新幹線なんて所詮、単なる移動手段です。
やっぱり行った先々の街に魅力がないといつかは飽きられてしまいます。
そんなことのないように、せっかくお金を運んでくるツールを手に入れたんだから十分に活用するために、富山も石川(金沢)もこれまで以上に街の魅力アップに取り組んでほしいと思います。
愛知県から北陸地方へは、中部国際空港から東海北陸自動車道を使い能登半島まで通じる道が龍が昇っていくような形に見えるということで「昇龍道」とかいう構想がブチあげられていますが、何だか今一。
北陸新幹線の開業に対抗するための手段(海外旅行者を含めた)のようですが、首都圏と中部圏では人口にも格段の差があるので、北陸の人たちの目は完全に「東京」に向いています。
北陸にたくさん企業が進出して若者たちが未来の地域づくりに活躍してくれればいいんですが、我先に近くなった「東京」へ行ってしまうようでは、「北陸に明日はない」ということになってしまいます。