アメリカのサウスカロライナ州キアワ・アイランド・オーシャンコースで行われている全米プロゴルフ選手権第3ラウンド…。
じいちゃんは眠い目をこすりながら、未明からTV中継を見ていました。
松山選手は、前半で-5までスコアを伸ばし2位タイまで進出しましたが、後半に入ると突然調子が狂い11番から14番までの3ホールで5打も落として結局+1の23位タイまで落っこちてしまいました。
全長7876ヤードという長~いコースで戦うこの大会は、選手の体力の向上とゴルフクラブの技術革新で支えられていると言っても言い過ぎではありません。
ただ、海沿いのコースで風も強く、至る所に落とし穴があって、ロングヒッターが有利かというとそうでもありません。
第3ラウンドを終わってトップにいるのは50歳の経験豊富なフィル・ミケルソン選手。
もちろん御歳の割には、よく飛ばしますが、正確なショットや絶妙なアプローチ、また難しいパットをよく決めています。
そのミケルソンも-10まで伸ばして独走状態かと思いきや12番でボギー、13番でダブルボギーを叩いて結局-7で終了し、ケプカ選手に1打差に迫られています。
一つ間違えば、大きなミスにつながるという厄介なコースで、明日の最終ラウンドで栄光を勝ち取るのは誰なんでしょうか?
波に乗れれば、爆発的なスコアも期待できるし、上位選手が大きくスコアを崩してしまうこともあり得るコース設定になっています。
また、海から吹く強風を、どれだけ読み切れるのかも勝利を大きく左右するでしょう。
今朝はコースの罠にはまってしまった松山選手には、最終ラウンドではこの難コースを攻略して、マスターズに続く優勝カップを手にして欲しいと思います。