前回の参議院議員選挙の広島選挙区での大規模買収事件を引き起こした河井夫妻への党本部からの1億5千万円の支出について、二階幹事長が「党全体のことをやっているのは総裁と幹事長の責任だ。組織上の責任は我々にある」と前言を翻しました。
17日に「関与していない」と言いきっていたのに、党内で批判の渦が巻き起こり、遅ればせながら自らの非を認める発言になりました。
それにしても「組織上の責任はある」けど、実際に誰が資金提供を企んだのかは分からないというんでしょうか。
政治家たちは、なんでこんなヘタッピな嘘をつくの?
自分の立場を守りたいのは分かりますが、「あんたがやったのではないか」という疑問に正直に答えられない人が国民の代表とは考えたくありません。
総務省の職員が東北新社の接待を受けていた回数も同社の調査で54件あったと報告され、同社の幹部が外資による株の割合が法規制に掛からどうしたら?という相談をしていたという報告もあり、これを国会で否定していた同省幹部の答弁に疑問符がついています。
これが事実なら省ぐるみで保身を図っていたということですね。
政権を維持するためには、政治家も官僚も一絡げで「嘘も方便」ということでしょうか。
昨日、コロナ感染の拡大について「この程度のさざ波。これで五輪中止とかいうと笑笑」とツイッターに投稿した高橋洋一内閣官房参与が退職しました。
ワクチン接種が進まず国民の不安が高まり、菅政権の内閣支持率が落ちて行く一方の時に、よくもまあ言えたもんです。
菅総理は「謝罪していた」と言ってましたが、彼を登用した責任を感じてるんでしょうかね。
菅総理の独断的なワクチン接種の手法(期限を切ったり、自衛隊を使った大規模接種の推進など)で取り巻き官僚や自衛隊も巻き込まれて大混乱…。
昨日から東京・大阪で大規模接種が始まりましたが、首相が熱望している7月末には高齢者接種が完了なんて本当に上手く行くんでしょうか。
そして、どうしても五輪を開催したい日本の政権与党の政治家とタッグを組むIOCのバッハ会長は「我々は犠牲を払う」と訳の分からんことを発言して、五輪開催に漕ぎつけようとしています。
すべてが自民党政権の中で起きているスッタモンダ。
その様子を見ている国民は、政治に多くを望めないことを肌で感じてしまっています。
なにもかもが上手くいかない菅総理は、今何を考えているんでしょう。
ストレスが溜まって倒れないように気をつけて下さい。
まあ、こんなことで倒れるようじゃ~政治家なんて、ましてや総理大臣なんてやってられないのでしょうが…。