悪だくみも万策尽きて、遂に菅総理が「総裁選の出馬を断念。コロナ対策に専念する」と語りました。
思えば、第二次安倍政権誕生の際もそれまでの民主党政治に呆れたじいちゃんをはじめ国民は、かなり期待していましたが、政権途中からは「個人情報保護法」や「安保法制」などで独断専行し始め、官邸主導の人事で高級官僚に忖度させ森・加計問題や桜を見る会で「知らぬ存ぜぬ」を押し通し、コロナウイルスの感染拡大で訳の分からん対策ばかりして、遂には病気の再発を理由に首相を辞めてしまいました。
その安倍政権を継承すると登場したのが、大学の先輩である菅さんでした。
当初は、じいちゃんも応援する姿勢を見せましたが、アッという間に化けの皮が剥がれたのは「日本学術会議の新メンバーの拒否」問題…。
政治と学問は別の世界で政治は不可侵の慣習があったのに、そこに手を突っ込んで「任命権があると拒否」したのですからね。
またその理由を明確に語らなかったのことで、一気に国民の不信感が高まりました。
本心を語らないということは、なにか裏に隠しごとがあるからと誰もが思っていたところに、総務省の接待問題が浮上して、こちらも同様な対応が目立ち、コロナ感染の拡大で「緊急事態宣言」などを発表する際にも、毎度同じ言葉の繰り返しで口ばっかりの印象が残りました。
また、経済重視ばかりのGO TO キャンペーンでコロナ感染の拡大傾向になっても対策が後手に回り、ワクチンの輸入に手間取って接種が遅れるなどなど、もう見てられない状態が続きました。
じいちゃんなんて、この半年以上文句ばかりつけて早期の退陣を言い続けていました。
そして、総裁選が近づくにつれ東京五輪のゴリ押しの開催やら国民不在の政権浮揚策ばかり打ちだして、何を考えてるのか掴めない国民からの支持は低迷し当初60％以上あった内閣支持率は30％を切り、菅さん肝入りで立候補した自民党前大臣が横浜市長選で大負けして落選し、自民党内からこれでは衆院選に勝てないという話も出てきました。
岸田さんが総裁選に出馬すると話した時、党役員の若手起用などの政策を出したのに対抗し、何を血迷ったか二階幹事長に「やめてくれ」と頼み党役員人事の変更を画策したり、なぜか小規模の内閣改造まで持ちだして、頼みの綱だった安倍さんや麻生さんにも見放され、遂には「総理を辞める」という決断を下しました。
この発表までに4日間も話し合った小泉環境相は「もうヤメな」と言ってたようですが、総理退陣のインタビューではナミダながらに「菅首相はよくやってた」とドラマチックに応えていました。
兄貴のアホみたいな演技とよく似ていて「虫唾が走る」ようなもんでしたね。
まったく兄弟揃って何やってんだろう。
今朝のワイドショーに足元を掬われた岸田さんが出演していて「あんたが総裁候補の本命だ」と言われてハニカンデいましたが、未だに出馬を表明していない顔の怖い石破さんや若手の河野さん、じいちゃんが大っ嫌いな純保守派の高市さん、岐阜出身の野田さんなどの対抗馬がいます。
そして、内紛状態の自民党を見てほくそ笑みながら大声を張り上げてる立憲民主の枝野さんなんかもいます。
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、衆院選が終わった頃には終息してるかもしれませんが、まだまだ危ない状況が続く日本のかじ取りに決まった最高指導者の方には、国民に対して嘘のないシッカリとした説明をして、1億3千万人を率いて行って欲しいと思います。
