殺傷兵器の輸出？

2点リードだったのに先発の高橋宏投手が7回裏に追いつかれ、それまでラジオで聞いてたじいちゃんは、聞くに堪えなくなって早々とベッドに入りました。

朝刊を見たら、延長10回表に岡林君の3塁打とビシエド君のライト前安打で2点を勝ち越し、マルティネス君がその裏を抑えて4－2でタイガースに勝ったと報じられていました。

前日、大負けしたので、どうなることやらと心配していましたが、ひと安心です。

さて、与党（特に自民党）が、願ってやまない防衛装備品の輸出ルール見直しで、実務者協議の原案が判明したという記事がありました。

英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機は、現在の制度では輸出できないから、何とか輸出できるようにルールを変更しようというワケです。

「戦闘機は殺傷兵器の最たるもので国民が納得できる説明が必要」という意見を付けましたが、戦後平和国家として、その姿勢を貫いてきた日本国が「戦争を助長する国」へと体制変更を行おうということです。

現行憲法の最も重要な規範を無視して、戦争ができる国へと変貌させるのに、自民党は必死になっています。

もはや、自衛隊うんぬんカンヌンの問題ではありません。

アメリカが主導する「中国怖い政策」に乗っかって、日本の平和な歴史を塗り替える腹積もりなのはなぜなのか？

国民は、その意図を十分に理解していません。

やりたいならやりたいで、現行憲法を改正して、取り組むべき問題だと思うのですが…。

平和を望む多くの国民がいる手前、中々憲法論議も進まんのに、なし崩し的に現状変更しようというのはおかしいでしょう。

国民の多くが東アジアの危機を共有し、現行憲法ではどうにもならんと判断するなら仕方ないけど、国民の意思を避けて通ろうとするのには、どうしても疑問が残ります。

特に、安倍政権で見え始めた日本社会の変革は、岸田政権になってから、国民の声も聞かんと右往左往するようで、もうハチャメチャな段階に来ています。

今年の国会終盤にも総選挙があるかと思ったら、マイナカードの問題が噴出して内閣支持率が低下し選挙を見送るという情けない岸田政権に明日を託すのはどうなのか？

本当に、これからの日本をどうしていきたいのかも分かりません。

兎に角、今必要な国政選挙という国民の声を聴いてから、与党が考える政策を実行してほしいと願うばかりです。