米共和党、上下院でも勝利

アメリカ大統領選で共和党のトランプさんが勝利し、さらに連邦議会選挙でも上下院ともに共和党が過半数を占める「トリプルレッド」となり、ますますトランプさんの民主党とは真逆の政策がやり易くなりました。

保守色の強い共和党のトランプさんと両議会の独占状態になり、これからどうなっていくんでしょうか。

少数与党の石破首相にとっては、誠にやりにくい状態になってしまいました。

絶大な支持を得ていた安倍政権時代とは全く違う状況で、国内政治の心配もなくトランプさんの要求を呑めた時と違い、石破さんがトランプさんから何か押し付けられても、野党に阻まれてうまく行くかどうか。

「トランプの言う事は絶対だ！」という安倍さん時代とは打って変わり、野党は彼の要求になんのかんのと文句をつけて石破さんを苦しめることでしょう。

石破さんが総理の座を放り出したら、そのしっぺ返しで現野党の政権はアメリカから無理難題を押し付けられるでしょうから、野田さんもあまり「政権打倒」なんてカッコつけて言わない方がいいんじゃないでしょうか（石破さんの陰に隠れてた方が来年の参議院選挙で得するだろう）。

もし早い段階で政権交代でもしたら、トランプさんから日本の屋台骨を崩れさすような要求があるかもしれません（多分何でも言う事を聞く石破さんの方が彼にとっては得だから）。

一番なのは、与野党が協力してトランプさんの要求をノラリクラリと躱し続け、4年間それこそみんなで身を縮めているのが得策じゃないか。

安倍さんは、トランプさんの完全なポチになるという作戦で懐に飛び込みましたが、あの石破さんにそんな芸当ができるとは思えません（怖い顔しててもトランプさんの怖さにゃ～かなわんだろう）。

言う事聞かないと、強権的な攻撃で迫られるかもね。

石破さんが、彼の要求に対していくら野党が賛成しないからと言っても、聞く耳を持ってくれないでしょう。

あのイーロン・マスク氏と結託して、日本からの輸入を最小限にし、防衛装備品を中心に多くの輸出を仕掛けてくるでしょう。

「アメリカ産の物資をたくさん買わないと日本製品には一杯関税を掛けるぞ」と脅してくるかもね。

そんなトランプ政権に対抗できる日本の政治家なんて皆無です。

カクシテ、これからの４年間、日本経済は壊れないまでも、苦しい状況に置かれるのは間違いないでしょう。

※内容の一部に新聞記事を引用しました。