新国立で五輪サッカーをしない？

　２０２０年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の武藤敏郎事務総長が１０日、サッカー競技を新国立競技場で実施しない可能性があると明かしました。

　招致委員会では、男子サッカーの決勝戦を新国立競技場で行うとしていましたが、閉会式や陸上競技など過密日程で断念するのか…。

　サッカー専用スタジアムは全国にあるし、別段新国立を使わなきゃいけないという訳でもありませんが、入場者数を増やすには陸上よりサッカーでしょう。

　ご存知の通りサッカーは世界的スポーツで、とくにＷ杯はオリンピックより入場者数やＴＶ視聴率が稼げると言われていますが、組織委員会も首都圏に巨大サッカースタジアムがいくつもあるから、そこを利用すればいいと思ってるんでしょう。

　しかし、サッカーのサポーターの気持ちはどうでしょうか。

　新国立でやるということは、サッカーがあまたの日本のスポーツ競技の中でも非常に価値の高いものだということを世界中に知らしめること。

　例え、日本が決勝に進まなくても、オリンピックという世界最高の檜舞台（Ｕ-２３だけど）です。

　国立でやらないということは、日本ではサッカーはメジャーなスポーツじゃないということを世界に知らしめることになるんです。

　大体、「新国立競技場」は「新国立陸上競技場」じゃないんだから、いくら閉会式間際の決勝戦でも国立でやるのが、世界のサッカーファンへの礼儀じゃないでしょうか。

　「陸上のマラソン」を他の場所（スタートとゴールを）にすればいいじゃないか。（競技場内をズゥ～と走ってるんじゃないんだから…）

　五輪組織委員会の考えてることは、競技場の建設問題から開催地決定、開催費用などなど、チグハグで訳が分りません。

　日本のプロスポーツ界を支える「野球」と「サッカー」が開催できれば、それでよしと思ってるんでしょうが、どこでゲームをするかも大問題です。

　いろんな問題が噴出して一歩間違えると、東京五輪（パラリンピックはまだしも）は大失敗になるでしょうね（「東京都と政府は大成功だった」というだろうけど）。

閉会中審査

　衆院で加計学園問題に対する「閉会中審査」が行われています。

　国家戦略特区なるもので今治市に加計学園系列の獣医学部の新設を推進していた官邸側は、取りあえず「知らぬ存ぜぬ」の姿勢を貫いています。

　萩生田氏と前川氏が「言った、言ってない」との応酬ばかり…。

　一体どちらが本当のことを言っているのか分りません。

　萩生田氏の言い分は、「文科省で書かれたものだから、どんな意図で書かれたのか分らない」と答え、文書が出てきた文科省の官僚は前川氏と萩生田氏の中間の答えで「どっちつかず」…。

　政権側を追及したい野党は、なかなか「文書は本当だ」という言質を獲れず「・・・」。

　自民党の議員は、「言った、言わないではなく国家戦略特区の施策が本当に国民のためになるのか」という具合に議論のすり替えをしようと懸命です。

　この問題の本質は、政策どうのこうのではなく「安倍首相が国家戦力特区という施策で、お友達を優遇しようとしていたかどうかの一点」です。

　「総理のご意向があったか、なかったか」を国民は一番知りたくて、もし首相が本当に「お友達のために、官僚たちを忖度」させたとしたら、安倍首相は「忖度があったこと」をしっかり認めなきゃ～、国民は納得しないでしょう。

　何のかんの閉会中審査で言っても、なんだかすべて「闇の中」に消えてしまいそうな気がします。

　安倍さんは、都議会選で大惨敗したんだから一度しっかりと考え直して、国民の側を向かないと「あんな人たちに政治を任せられない」と罵倒した一般の国民を完全に敵に回すことになるでしょう。

勝てないグランパスに明日はあるのか？

　昨日も徳島に負けてしまったグランパス…。

　６月に入ってから１勝５敗という成績で７位…。

　首位の湘南から勝点１０も引き離され、Ｊ１との入れ替えも遠のくばかり…。

　もう、いい加減にせんとビッグクラブと言われながら、万年Ｊ２暮らしになってしまうのではないかと不安になります。

　ＴＶ中継ももちろんないので、どんな戦い方をしてるのかは新聞やネットニュースに頼るしかありません。

　ホームゲームでも、スタジアムには足が向きません。

　昔は、よく応援にも行ってましたが、これだけ負けが込んでくると敗戦ゲームを見たくないので、余計に足が遠のきます。

　なんでこんなに勝てないのでしょうか？

　選手の自覚が足りないのか、コーチ陣の指導や作戦が悪いのか、はたまたフロントが悪いのか？？？

　昨年のツケがズゥ～と続いているのかもしれません。

　ドラゴンズは、最近生え抜きの中堅選手や京田のような新人が現れて活躍し、スタート直後は最少得点差で負けていたのが、拾えるようになってきました。

　その原因の一つが、６月の月間ＭＶＰに輝いた中継ぎの超ベテラン岩瀬投手の頑張りでしょう。

　昨日は先発の小笠原君が滅多打ちにあって負けてしまいましたが、交流戦後はカープに３タテを食らったものの、打線が振るわなくても先発投手が頑張って６～７回を投げ抜き、又吉、岩瀬、田島で抑えるというパターンができてきました。

　これはドラゴンズにとっていい流れです。

　夏場になると、特に岩瀬君のような年齢の選手は疲れが溜まってくるでしょうから、なんとか岩瀬君をフォローできる中継ぎがもう一人欲しいです。

　それと怪我して戦列を離れてる平田君やアメリカからチットも帰れないビシエド君が早く帰ってきてくれないと…。

　今は、日替わりヒーローが生まれて好調ですが、やっぱりドッシリ腰を据えるレギュラーがいないと不安です。

　グランパスも、ドラゴンズを見習って、必死になって戦わないと「明日はない」という自覚を持ってゲームに望んで欲しいと思います。

核兵器禁止条約の採択

　国連で「核兵器禁止条約」が１２２か国の賛成で採択されました。

　世界で唯一の被爆国・日本は不参加でした。

　「アメリカの核の傘」の下にある日本は「被爆国」であるにもかかわらず不参加という広島・長崎の「被爆者」の方々を蔑ろにするものです。

　米国の同盟国であるＮＡＴＯ諸国も不参加…。

　もちろん核保有国ははなっから参加の意思を見せず、人類の夢である「核兵器の廃絶」はある意味「夢のまた夢」というのが現実です。

　「核抑止力」という言葉が独り歩きしている現実を見るにつけ、人間という奴は「争い事」が大好きで、そのための「殺人兵器」ならどんなにカネがかかろうと作り上げてしまうもんだとツクヅク思います。

　「核拡散防止」とか言うて「核保有国」は他国で核兵器が開発できないようにしたりして、核開発を行う北朝鮮を目の敵にしていますが、あんたらこそ「核兵器を捨てろ！」と言いたいですね。

　大体、被爆国の癖に「核兵器禁止」の声をあげれない日本政府には幻滅してしまいます。

　中国や北朝鮮の脅威を理由に、アメリカの影に隠れてるから仕方ない話かもしれませんが、原子爆弾を落とされた国としてアメリカに抗議したり、日本独自の「核兵器禁止論」を掲げることはできないのでしょうか。

　「被爆国」だからこそ、世界に向けて「核兵器廃絶の理想論」を語ることができるんじゃないでしょうか。

　もう７０年以上昔のことですが、原爆を投下したアメリカも、他の核兵器保有国も核爆弾を使用できないということは、もし使ってしまったら大変なことになるということを広島・長崎の惨劇を見て知ったからです。

　「使わないなら必要ないものだ」と普通は考えるんですが、持っていれば外交交渉で少々無理を言っても「脅し文句」で乗り切れるから、絶対に手放そうとはしません。

　日本なんて「核を持ってもいない」のにアメリカの後ろで「ギャアギャア」言ってるという印象しかありません。

　ああ、恥ずかしい…。

　安倍さんは今Ｇ２０でドイツにいますが、いつもアメリカの影で蠢いてるだけの日本の首相なんて、本当はだ～れも相手にしてないんじゃないでしょうか。

よくおカネが続くなぁ～、北朝鮮ミサイル発射実験？？

　またもや北朝鮮がミサイルの発射実験を行いました。

　経済危機に陥ってるというのに、よくおカネが続くもんだと感心してしまいます。

　民主主義国家なら、国民が食うや食わずのときに、あんな実験ばかりしてたら、それこそ革命が起きてしまいそうですが、金独裁体制のお国柄では、それが許されてしまうのが怖いですね。

　北朝鮮の国営放送から「ＩＣＢＭ打ち上げ成功」のＴＶニュースが伝えられた際に、かの国の人民のインタビューが放映され、みな一様にミサイル発射成功を喜んでいたし、広場で踊っている様子も流されました。

　まあ、インタビューで反対の声をあげたら銃殺刑でしょうから、仕方ないですが…。

　それにしても、ミサイルを作るための資金は一体どこから集めているんでしょうか？

　北朝鮮と国交のある国は世界に１５０カ国以上あると言いますから、日本の方がどっちかというと特殊な方で、アメリカ・韓国・中国・ロシアなんかが、いくらミサイル発射に抗議した所で何とも思っていないんでしょう。

　日本にとって北朝鮮の核開発とミサイル実験の成功は脅威です。

　しかし、どんなに発射実験を繰り返しても政府は「厳重に抗議」することしかできません。

　アメリカだって、韓国だって同じ…。

　もし、攻撃しようもんなら、彼らは死ぬ気で向かってくるでしょうからね。

　できれば、話し合いでうまく解決できないもんかと思いますが、今のところ双方ともに折れる気はないようですので、どちらも暴走しないように願うしかありません。