こんばんは。社会保険労務士の大澤朝子です。
やはり4月はてんてこまいです。
雇用促進税の計画届の提出、
労働者派遣事業の定期報告、
労働保険事務組合への委託替え、
等が集中します。
これらに、通例通り新入社員の入社、
年度末退社の方々の離職票提出などなど、
行事、手続きが目白押しになります。
法改正があって実務取扱いに変化がみられるのもまた4月。
そんな中、それに輪を書けるように、数々の難題・奇題?
が顧問先及び従業員さんから投げかえられ、それらの処理のための
悪戦苦闘の毎日といった今日この頃です。
そして、これでもかというばかりに
顧問先に労使トラブルの発生――。
身体、心がいくつあっても足りない時期で、GWを挟んで
一体乗り切れるのか否か、少々心もとない気さえします。
さて、労使トラブルで思いますのは、
何と言っても労使互いの「人」としての信頼性、誠実さなどを
大事にしたいなあ、という当たり前の気持ちです。
「労働法の知識が云々」といったことは二の次のことで、
つまるところは、人の「心」「気持ち」のありように集約します。
世の中には、労働者をごみ屑か何かのように使い捨てに
しているような会社さんがある反面、
これまでお世話になった会社や社長さんを裏切って、
だまし討ちのように、行政機関に行って叩き続ける
蛇か吸血(金)鬼のような元従業員さんもいらっしゃいます。
どちらも「人」としては悲しいほど救えないですが、
そんな人がうようよいるのが世の中の常で、会社と労働者の
トラブルは永遠に解決し得ないテーマと申せましょう。
言ってみれば、これは嫁と姑、嫁と小姑との関係に似て、
もって非なるもの、絶対に解決し得ない問題ではあります。
労使トラブルの当事者態様を見ていて、
ここでひとつ、中小企業の社長さんに申し上げておきたいことが
あります。
あなたが従業員さんを信頼している度合ほど
相手はあなたを信頼していません。
あなたが雇用保険や労災保険の知識が乏しいのと同じように
相手も知識が乏しいこということはありません。否。相手の方が
自身の利益のために、あなたが経営に力を注いでいる間に、
ネットで密かに勉強? したりしています。
夢々、昨日までボーナスまで支給していた元従業員が、
嘘八百、だまし討ち的手段を取って、役所を使ってあなたに
切りかかってくることはない、と思わないでください。
勿論、全員がそうだとは申しません。ごく一部の方でしょう。
しかし、相手には、職安、労基署、労働局、労働審判といった
はけ口&「駆け込み寺」? が揃っています。
これは、あなたにはない彼らの「強み」です。
特に、「退職」問題には十分にお気を付けいただければと思います。
「退職届」はどのような時でも、必ず取っておいてください。
「退職届」を取っておかなかったばかりに、後で「解雇」と主張
されて困った例は今ままでイヤというほど見てきました……。
この問題には、お金になる「枝」もたくさん用意されています。
慰謝料、賃金保障、解雇予告手当、休業手当云々。
くれぐれもお気をつけて。
にほんブログ村
やはり4月はてんてこまいです。
雇用促進税の計画届の提出、
労働者派遣事業の定期報告、
労働保険事務組合への委託替え、
等が集中します。
これらに、通例通り新入社員の入社、
年度末退社の方々の離職票提出などなど、
行事、手続きが目白押しになります。
法改正があって実務取扱いに変化がみられるのもまた4月。
そんな中、それに輪を書けるように、数々の難題・奇題?
が顧問先及び従業員さんから投げかえられ、それらの処理のための
悪戦苦闘の毎日といった今日この頃です。
そして、これでもかというばかりに
顧問先に労使トラブルの発生――。
身体、心がいくつあっても足りない時期で、GWを挟んで
一体乗り切れるのか否か、少々心もとない気さえします。
さて、労使トラブルで思いますのは、
何と言っても労使互いの「人」としての信頼性、誠実さなどを
大事にしたいなあ、という当たり前の気持ちです。
「労働法の知識が云々」といったことは二の次のことで、
つまるところは、人の「心」「気持ち」のありように集約します。
世の中には、労働者をごみ屑か何かのように使い捨てに
しているような会社さんがある反面、
これまでお世話になった会社や社長さんを裏切って、
だまし討ちのように、行政機関に行って叩き続ける
蛇か吸血(金)鬼のような元従業員さんもいらっしゃいます。
どちらも「人」としては悲しいほど救えないですが、
そんな人がうようよいるのが世の中の常で、会社と労働者の
トラブルは永遠に解決し得ないテーマと申せましょう。
言ってみれば、これは嫁と姑、嫁と小姑との関係に似て、
もって非なるもの、絶対に解決し得ない問題ではあります。
労使トラブルの当事者態様を見ていて、
ここでひとつ、中小企業の社長さんに申し上げておきたいことが
あります。
あなたが従業員さんを信頼している度合ほど
相手はあなたを信頼していません。
あなたが雇用保険や労災保険の知識が乏しいのと同じように
相手も知識が乏しいこということはありません。否。相手の方が
自身の利益のために、あなたが経営に力を注いでいる間に、
ネットで密かに勉強? したりしています。
夢々、昨日までボーナスまで支給していた元従業員が、
嘘八百、だまし討ち的手段を取って、役所を使ってあなたに
切りかかってくることはない、と思わないでください。
勿論、全員がそうだとは申しません。ごく一部の方でしょう。
しかし、相手には、職安、労基署、労働局、労働審判といった
はけ口&「駆け込み寺」? が揃っています。
これは、あなたにはない彼らの「強み」です。
特に、「退職」問題には十分にお気を付けいただければと思います。
「退職届」はどのような時でも、必ず取っておいてください。
「退職届」を取っておかなかったばかりに、後で「解雇」と主張
されて困った例は今ままでイヤというほど見てきました……。
この問題には、お金になる「枝」もたくさん用意されています。
慰謝料、賃金保障、解雇予告手当、休業手当云々。
くれぐれもお気をつけて。
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