社会保険労務士の大澤朝子です。
日本舞踊も「昭和の名作」は楽しい。
確定申告もようやく終わり、本日、第56回日本舞踊協会公演、
第2日目、夜の部に行ってきました。
今年の日本舞踊協会定期公演の出し物の特色は「昭和の名作」。
お目当ては昨年襲名した猿若清三郎の「彦一ばなし」。
いい加減でふざけた彦一とお人よしの殿様(花ノ本 海)、
それに摩訶不思議な天狗の子(花柳大日翆)の3人の取り合わせが
絶妙で滑稽きわまりない。
この3人が3様の軽快な味を醸し出し、その楽しいこと。
清三郎のきりりとした踊りは期待に違わず。
酒にありつき次第に酔っていく様は猿若家の真骨頂とみた。
殿様は、まるで『のぼうの城』の成田長親みたいなぼーっとした、
どこまでも間抜けな殿様。天狗の子は異界の生き物なのに、彦一と
対等に渡り合おうとして泣かされたりして憎めない。
最後は、3人で川の中を泳いでいる。観ているお客は盛り上がり、
舞台の楽しさは最高潮に達して、幕が降りていく。
清元。二代目西川鯉三郎作。
中締めは、花柳基の「禿・浮かれ坊主」。
こちらは六代目(菊五郎)、勘三郎家が得意としている
いわば「古典」。いやー、今を時めく「基」の実力がなせる舞台。
なまじの歌舞伎役者よりもお客を楽しませてくれる。
流石、の一言しかない。“おおむこう”も唸らせていた。
西川扇与一「空の初旅」。
こちらも、楽しい。
踊りだけで「飛平」(扇与一)が空に舞い上がっていく様を
見せるのだから、わが日本舞踊も凄いレベルだと思う。
空に舞い上がった飛平を待ち構えていたのは、数々の危難。
ある時は雷神に出くわし、ある時は天狗に驚き、夢か現か
天女には振られ、最後は奴凧と共に吉原に飛び降りてきました……。
常磐津。二代目花柳壽輔作。
久しぶりに楽しい思いをして、夜の東京・麹町(会場が
国立劇場でした)をそぞろ歩いて帰りました。
明日24日(日曜日)もやっています。
3階席でよければ、1000円(自由席)で観れますよ。
1等8000円、2等5000円。残席あるかどうかは分かりませんが。
きょうは、いくつか、空席ありました。
昼の部は12時から、夜の部は16時30分から。演目は替わります。
こんな楽しい舞台は観たことがない。
ああ、日本舞踊は楽しい! 古典以外は。
(注 楽しい古典もあります。)
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日本舞踊も「昭和の名作」は楽しい。
確定申告もようやく終わり、本日、第56回日本舞踊協会公演、
第2日目、夜の部に行ってきました。
今年の日本舞踊協会定期公演の出し物の特色は「昭和の名作」。
お目当ては昨年襲名した猿若清三郎の「彦一ばなし」。
いい加減でふざけた彦一とお人よしの殿様(花ノ本 海)、
それに摩訶不思議な天狗の子(花柳大日翆)の3人の取り合わせが
絶妙で滑稽きわまりない。
この3人が3様の軽快な味を醸し出し、その楽しいこと。
清三郎のきりりとした踊りは期待に違わず。
酒にありつき次第に酔っていく様は猿若家の真骨頂とみた。
殿様は、まるで『のぼうの城』の成田長親みたいなぼーっとした、
どこまでも間抜けな殿様。天狗の子は異界の生き物なのに、彦一と
対等に渡り合おうとして泣かされたりして憎めない。
最後は、3人で川の中を泳いでいる。観ているお客は盛り上がり、
舞台の楽しさは最高潮に達して、幕が降りていく。
清元。二代目西川鯉三郎作。
中締めは、花柳基の「禿・浮かれ坊主」。
こちらは六代目(菊五郎)、勘三郎家が得意としている
いわば「古典」。いやー、今を時めく「基」の実力がなせる舞台。
なまじの歌舞伎役者よりもお客を楽しませてくれる。
流石、の一言しかない。“おおむこう”も唸らせていた。
西川扇与一「空の初旅」。
こちらも、楽しい。
踊りだけで「飛平」(扇与一)が空に舞い上がっていく様を
見せるのだから、わが日本舞踊も凄いレベルだと思う。
空に舞い上がった飛平を待ち構えていたのは、数々の危難。
ある時は雷神に出くわし、ある時は天狗に驚き、夢か現か
天女には振られ、最後は奴凧と共に吉原に飛び降りてきました……。
常磐津。二代目花柳壽輔作。
久しぶりに楽しい思いをして、夜の東京・麹町(会場が
国立劇場でした)をそぞろ歩いて帰りました。
明日24日(日曜日)もやっています。
3階席でよければ、1000円(自由席)で観れますよ。
1等8000円、2等5000円。残席あるかどうかは分かりませんが。
きょうは、いくつか、空席ありました。
昼の部は12時から、夜の部は16時30分から。演目は替わります。
こんな楽しい舞台は観たことがない。
ああ、日本舞踊は楽しい! 古典以外は。
(注 楽しい古典もあります。)
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