健康100話（441）：時代によって健康法の対象は変わる！？

「あっち痛い～、こっちも痛い！」。
命に関わるような病気なら、病院に行って治療をしなくてはいけませんが、日常のフィジカルな悩みに対しては、あまり効果を感じない人が多い。
その為、日本では「健康法」が長いブームになっている。

日々、新しい健康法が登場し、そして忘れ去られていく…。
ビリー隊長の「ブートキャンプ」、シュ、ハーの「デューク更家ウォーキングエクササイズ」etc。
ここ数年、出ては消えを繰り返している。

さて、この健康法を好んでいるのは、当然「あっち痛いこっちも痛い」と呪文のように喋っている中高年に流行っている。

しかし、よ～く昔の健康法などを調べてみると、時代によって対象年齢が違ってきているのが面白い！。

今の現代医療のような、高度医療が無かった時代は、弱い子供の為に健康法が存在した。
それは「鍛錬」であったり、「文武両道」という言葉で残っている。

身体と精神を鍛えて、強い大人になる！。
いわいる人生を乗り切る為、そして命を使い切る為の基礎を、子供のうちに作る目的で用意されていた。

身体だけではダメ、強い精神力と家族や友人、周辺の人の為に生きるという人間学をも同時に習得する意味で、「文武両道」だった。

現代の健康法が、「対病気」であるのに対して、昔は自分に向けてとも言いかえる事も出来る。

健康法がブームになるという事は、病人が多いという事。
しかも病人というよりも、身体の整備不足からくる整備不良人。
生活習慣病という言葉があるように、原因は毎日の生活の中に潜んでいる事に「氣づく」事が、実は健康への道となるのだが、ほとんどの人はその事に氣づいてない。

さて、これからもっともっと、健康ブームに拍車がかかり、エンターティメントの主役になるのは間違いないだろうな…。