挨拶とは。

若い頃に、年配者で仕切りたがりの男性がいた。

その頃は、自分がやろうと思った事を『お、これ、やっていいか』と、せっかちに先にやられ、人格無視されたような、役立たずとか手が遅いとか思われたような嫌な思いをしていたのだ。

度重なると若くても嫌気が射す。
その人は ちょっと気遣いが足りない感じはしたが、気づいた時には『そうだったか？そうか、ごめんごめん』と片手を上げ軽く謝ってはくれたので、嫌な思いはするが、憎むべき人ではなかった。

フットワークはいいから、何かと助かってはいたし。

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今日、居眠り男の分も書類を他所に届けなければならなかった。
定期的に届ける物であるが、最近 アイツ、私が持って行くのが当たり前になっていて『お願いします』のひと言もない。

以前なら『(私が)持って行くなら出しておいてくださいね』と声かけしていたが、居眠りに気づいてからは手伝う気がしない。

一応ビビッたらしく、最近は居眠りはなくなっているが、私は人に愛想がつくと戻らない。


どうするかと思っていたら、昨日のうちにイソイソと運んで来た。

でも『お願いします』とは言わない。

親しき仲にも礼儀だわ。


当たり前にもさりげなく礼は尽くすべし。
自分はあの頃できていたかな‥