日々の事から

日々のあれこれ   by Kirari

誰か言ってあげて...

2021-11-20 17:31:03 | 日記
東部医療センター付近で何度か見かけたが、高齢の男性が自転車用のパラソルスタンドを使って傘をさして自転車で車道の路側帯付近を走っていたのだ。
高齢者は自転車でも歩道を走ってよかった気がするが、私の親世代は、自転車は車道を走るものだと思い込んでいるから、そういう固定観念で車道を走っていたのかもしれない。

けれど、もう一つの大きな理由は、物理的に歩道を走れない形状なのだ。
先に書いた『傘』。
これがやたら大きな直径をしている。目視で、長さ70センチくらいあると思う。つまり、させば直径が140センチか? 紳士用傘の特大である。しかもパラソルスタンドからやたら上にさされている。想像してほしい。

東部医療センターの付近は、街路樹が中木程度。歩道を走ると傘の直径が両側に当たりまくることが想像できる。歩行者がいれば避けきれない形状なのだ。
きっと、それが嫌で面倒で平気で車道を走っているんだろう。

車で追い越すときも車が危険を感じる大きさ。
歩道上の街路樹を避けて走れば、自然と車道にはみ出る面積が広くなり、傘の拡がりは認識していないから車の側面に当たろうがシラを切るに違いない。

自転車に乗っていて、後ろを確認せず道を渡り始める危険じいさんはよく居るが、この傘じいさんもそうかもしれない。傘がやたらでかくても平気で周辺を走り回るところが、そもそも危険意識が薄いと思う。
追い越すのに恐怖を感じつつ、なんでこの人野放しなんだ...?と、警察を恨む気持ちが湧く。

陽射しがキツい頃の話だから、女性の日傘とおんなじつもりかねえ。
意味不明なのは、自分より高い位置にさしても日除けにはならない。
自己満足満載のパラソルじいさん。
皆さん、見かけたら大きく距離を取りましょう...
警察の方には厳重注意していただきたいくらいの人だけどね。

読書記録📖

2021-11-20 14:53:03 | 
『〈料理〉 時代小説傑作選』 PHP文芸文庫 2021.11.20読了

6人の女性時代作家による作品である。
これも、ひとつひとつ感想を書いてもいいのだが、それぞれがシリーズの一端であるような作品ばかりで無粋である。
なので、作品のタイトルの紹介と一言書くだけにしておこう。

畠中 恵 『餡子は甘いか』
所詮資質は変わらないってことだな。自分の質も大事にせよってことだ。

坂井 希久子『鮎売り』
きっぷのいい姐さんの料理茶屋の話。只次郎と一緒になればいいのに。

青木 祐子 『料理茶屋の女』
ある殺しの謎解きの話。奥が深いねえ。

中島 久枝 『桜餅は芝居小屋で』
桜餅にまつわる有名菓子屋のせめぎ合い、かな。それにまつわる悲喜こもごも。

梶 よう子 『清正の人参』
記憶中枢が拒否したので日本史は全く覚えていないが、加藤清正が熊本の初代藩主とは知らなかった。
江戸のお薬園に来た通詞とのやりとり。緊迫した状態で働くものもいれば、我が道を得たりと働くものも居る。

宮部 みゆき 『お勢殺し』
男に一方的に熱をあげた女が人知れず殺された謎を岡っ引きが解いていく話。宮部さんは見えるものを遠回しに書いていくところが憎い。相変わらず うまいね。


さて、どれも取っ掛かりとして読んでみると、各作家の本が気になるなって思う。
時代小説は実際見聞きしたものではないから、時代背景に充てて作られたストーリーが多いとは思うが、はまると飽きるまで読んでしまいそうで買ったことがない。
短編でも楽しいものは読んでみたいと感じるので、いいきっかけになったな。