日々の事から

日々のあれこれ   by Kirari

読書記録📖

2021-06-01 23:04:44 | 日記
『鍵のない 夢を見る』 辻村 深月 著   2021.5.30 読了

読み終わって、『なるほどね』と思った。家に入ろうとして鍵がないと焦る場面が自分に降りかかったら どうだろう。焦るよね。真冬だったら尚更。
私がよく見るそういう夢は、電話をどこかにかけたいのに、ダイアルやプッシュボタンをお4つほど回して間違えて何度も何度もやり直すことだ。
でも、数回やったら諦める(笑) 性格出るな...。
めんどくさいのだ。繰り返して達成できないことは嫌い。さっさとやめる。

鍵のない夢、か。
この小説を読んでるとなるほどって思ったのは、実際は起こり得ないけど起こりそうなことが書かれている。起こりそうだからって、その場を回避すればいいのに、わざわざ はまっている。
産後うつな状態もよーーく分かる。睡眠不足で白昼夢を見る。夢現幻の境がなくなる。
私も子供を2回のベランダから路上に放る想像をした。幸い想像だけで終わったが、そんな状態になるって聞いてたら子供なんて産まなかったかもしれない。
飲み歩いたりしない私でも自分だけの時間が欲しかった。核家族の子育ては孤独で、かくも危険な状態になる。
ヘビーな話も多かったが読みごたえのある本だった。好き嫌いは分かれるかもね。直木賞受賞で有名になった本なのかな?
今後読もうと思う作家さんになるかはまだ分からない。





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