今朝、出勤途中の23号線で、隣に並んだトラックの荷台に牛君が数頭乗せられていたんだよ。
写真では、ロープの先に花輪につながれた彼らのお鼻が写っているはずなのだが、光の都合、カメラの操作ミス、撮影スキルの無さが
かみ合ってほとんどご覧いただくことが出来ない。彼らを待っているのはおそらく頭を叩かれ成仏させられ、切り刻まれてあらゆる部位
をオイラたちに提供できる形にする作業場だろう。
憂いに満ちあふれた(オイラはそう思ったんだよ)視線とオイラの視線が交差したんだ。かわいそうに気の毒にと思いはしたが
オイラにゃ、いや、彼らを取り囲むように走っている車のドライバー一人一人にゃどうすることも出来ないんだよ。
その瞬間、彼らのツブラナ瞳と視線が絡み、これからの彼らの未来を嘆いてみても、その直後に出されたビーフステーキによだれ垂らして、
「こりゃー美味い。絶品やなー」と感動する人間って、やっぱり残酷やなー。
あんなかわいい牛君を殺して食うなんて、ボクにはワタシには出来ないって言ってても思っててもやっぱり食うよなー。
残酷やなー。やっぱりおいらは考えがボクチンなんやなと思うわ。ボクチンなんだわ。ちゃんちゃん。