札幌でワインを飲もう スープカレーを食べよう

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Ferris wheel 4

2008年10月08日 | 書いたもの

彼女はその頃、運動をしていて、髪の短い女の子だった。
ぼくは彼女に訊く。
「ねえ、牡蠣を生で食べられる?」
「うん。もちろん。牡蠣は生が一番だと思う」
ああそうであれば。
僕は視界が周りからどんどん暗くなっていくのを感じる。
「砂浜にじかに座るのがすきだろう?」
確信に近い問いは 発信されることなく 深く胸に沈む。
ボクノ ダイスキナ オンナノコハ
ケッシテ ボクヲ スキニハ ナラナイ
いつだって。
決して。



僕はお気に入りの色の旗を、
君に向かって大きく振る。
けれど、残念なことに 旗は君には見えない色だ。
君は旗には気付かない。
それがまるで ずっと昔から決まっていたことのように、
君は旗には気付かない。

コメント
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