富士通&理研が開発した「京」が、現在スパコンTOP500のNo.1であるが、IBMの本格反攻により今年2012年には、確実No.2に脱落、IBMの第三世代のBlue Gene/Q がNo.1の座を奪還する。
Blue Gene/Qは、本格的なペタコンで、最大構成で20ペタ・フロップスを叩き出す。
また、Blue Gene/Qは、第二世代の Blue Gene/P と比較して電力効率が10倍に向上しており、設置面積も、第一世代のBlue Gene/L と同じ3500平方フィート (約325平方メートル) と省スペース、省エネ設計を実現している。
これによりBlue Gene/Qは、Green500で世界で最もエネルギー効率の良いスーパーコンピュータに選ばれている。
因みに史上初のペタコンは、クレイ社がオークリッジ国立研究所に納品した 「Jaguar」 で、2009年11月に、1.75ペタを達成している。
既にIBMは、昨年の2月8日、米国エネルギー省(DOE)アルゴンヌ国立研究所に「Mira」と名付けられたBlue Gene/Qを納入している。「Mira」は、1秒間に1京回の浮動小数点演算をこなす10ペタの性能を持つペタコンで、完成は今年2012年の予定。
10ペタは、富士通&理研の「京」の処理性能である8.162ペタを上回る事となる。
「Mira」は電気自動車向け超高効率バッテリーの設計や地球の気候変化などの研究で利用する計画と言う。
ただIBMの反攻はこれで終わらない。「Mira」や「京」の2倍の性能を出すペタコンを2012年中に登場させる。
それは「Sequoia」と呼ばれるBlue Gene/Qをベースとしたペタコンュータで、国家核安全保障局(The U.S National Nuclear Security Administration:NNSA)が「先端シミュレーション・演算プログラム」(Advanced Simulation and Computing Program、ASC)の一環として使用するため。
「先端シミュレーション・演算プログラム(ASC)」とはわかりにくいが、要するにネバダ核実験場のエリア1で行われる臨界前核実験とか、備蓄核兵器評価、大深度破壊核弾頭の開発など核シミュレーション用である。
Suquoiaは、NNSAの隷下のローレンス・リバモア国立研究所で稼働中の、第一世代Blue Gene/L と ASC Purple 両スパコンの置換えが目的。NNSAによれば、エネルギー、医療&ゲノム解析研究、気象変動などの科学技術目的のためにも使用されると言うが、第一義的には軍事利用が優先。
さてSequoiaの性能目標は20ペタ。SGIがNASAのエイムズ研究センター用に現在開発中のPleiadesより2倍高速だ。
Sequoia は、約3000平方フィートの設置面積を必要とし、この広さのに160万個のプロセッサーコアと 1.6ペタバイト(PB)のメモリを実装したラック96。コンピュータノードにして98304 より構成される。
前述の通りBlue Gene/Qは、世界で最も地球環境に優しいスパコンとして知られる。だが、その使用目的は世界で最も危険で下劣なものだ。
Blue Gene/Qは、地下に存在する軍事施設を確実に破壊する為のシュミレーションに使用される。
1988年、W-61アースペネトレーターがエリア52の目標に向けて地上1万2200メートル上空から投下された。
結果は、地下施設の破壊には程遠い結果であったが、米軍は開発を諦めていない。何故なら第一次湾岸戦争で圧倒的な精密爆撃を見せつけられた、非欧米各国は一斉に重要な軍事施設などを花崗岩など堅固な地下に建設し現在に至っているからだ。
当然ながらイランも、その意図はともかく重要な原子力関係施設は地下に建設することとなる。
米軍は、各国政府が建設している地下施設を正確に、そして確実に破壊したいのだ。
1996年の包括的核実験禁止条約が国連で採択され、地中貫通型核兵器の開発は頓挫すると思いきや、ペンタゴンは計画をネバダで続けている。
例えば長さ9メートル、太さ30センチメートルの超硬金属棒を衛星から秒速1万6100キロで地上の目標に直撃させるもの。これはロング・ロッド・ペネトレーションと呼ばれるが、 これだと非核ながら北朝鮮やイランの核施設も破壊可能だと言う。
だが、米国は強化型地中貫通型「核兵器」、所謂RNEPの開発をネバダで進めている。
IBMのBlue Gene/Qに使われているチップ「PowerPC A2」これは凄いチップだ!
しかし、使われ方は最低だ。
Blue Gene/Qは、本格的なペタコンで、最大構成で20ペタ・フロップスを叩き出す。
また、Blue Gene/Qは、第二世代の Blue Gene/P と比較して電力効率が10倍に向上しており、設置面積も、第一世代のBlue Gene/L と同じ3500平方フィート (約325平方メートル) と省スペース、省エネ設計を実現している。
これによりBlue Gene/Qは、Green500で世界で最もエネルギー効率の良いスーパーコンピュータに選ばれている。
因みに史上初のペタコンは、クレイ社がオークリッジ国立研究所に納品した 「Jaguar」 で、2009年11月に、1.75ペタを達成している。
既にIBMは、昨年の2月8日、米国エネルギー省(DOE)アルゴンヌ国立研究所に「Mira」と名付けられたBlue Gene/Qを納入している。「Mira」は、1秒間に1京回の浮動小数点演算をこなす10ペタの性能を持つペタコンで、完成は今年2012年の予定。
10ペタは、富士通&理研の「京」の処理性能である8.162ペタを上回る事となる。
「Mira」は電気自動車向け超高効率バッテリーの設計や地球の気候変化などの研究で利用する計画と言う。
ただIBMの反攻はこれで終わらない。「Mira」や「京」の2倍の性能を出すペタコンを2012年中に登場させる。
それは「Sequoia」と呼ばれるBlue Gene/Qをベースとしたペタコンュータで、国家核安全保障局(The U.S National Nuclear Security Administration:NNSA)が「先端シミュレーション・演算プログラム」(Advanced Simulation and Computing Program、ASC)の一環として使用するため。
「先端シミュレーション・演算プログラム(ASC)」とはわかりにくいが、要するにネバダ核実験場のエリア1で行われる臨界前核実験とか、備蓄核兵器評価、大深度破壊核弾頭の開発など核シミュレーション用である。
Suquoiaは、NNSAの隷下のローレンス・リバモア国立研究所で稼働中の、第一世代Blue Gene/L と ASC Purple 両スパコンの置換えが目的。NNSAによれば、エネルギー、医療&ゲノム解析研究、気象変動などの科学技術目的のためにも使用されると言うが、第一義的には軍事利用が優先。
さてSequoiaの性能目標は20ペタ。SGIがNASAのエイムズ研究センター用に現在開発中のPleiadesより2倍高速だ。
Sequoia は、約3000平方フィートの設置面積を必要とし、この広さのに160万個のプロセッサーコアと 1.6ペタバイト(PB)のメモリを実装したラック96。コンピュータノードにして98304 より構成される。
前述の通りBlue Gene/Qは、世界で最も地球環境に優しいスパコンとして知られる。だが、その使用目的は世界で最も危険で下劣なものだ。
Blue Gene/Qは、地下に存在する軍事施設を確実に破壊する為のシュミレーションに使用される。
1988年、W-61アースペネトレーターがエリア52の目標に向けて地上1万2200メートル上空から投下された。
結果は、地下施設の破壊には程遠い結果であったが、米軍は開発を諦めていない。何故なら第一次湾岸戦争で圧倒的な精密爆撃を見せつけられた、非欧米各国は一斉に重要な軍事施設などを花崗岩など堅固な地下に建設し現在に至っているからだ。
当然ながらイランも、その意図はともかく重要な原子力関係施設は地下に建設することとなる。
米軍は、各国政府が建設している地下施設を正確に、そして確実に破壊したいのだ。
1996年の包括的核実験禁止条約が国連で採択され、地中貫通型核兵器の開発は頓挫すると思いきや、ペンタゴンは計画をネバダで続けている。
例えば長さ9メートル、太さ30センチメートルの超硬金属棒を衛星から秒速1万6100キロで地上の目標に直撃させるもの。これはロング・ロッド・ペネトレーションと呼ばれるが、 これだと非核ながら北朝鮮やイランの核施設も破壊可能だと言う。
だが、米国は強化型地中貫通型「核兵器」、所謂RNEPの開発をネバダで進めている。
IBMのBlue Gene/Qに使われているチップ「PowerPC A2」これは凄いチップだ!
しかし、使われ方は最低だ。