ほぼ一週一ネタgoo

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微妙に

2007-09-13 16:52:59 | 言葉
安倍首相の突然の辞任発表があって、びっくりしてるところに、原稿の締め切りが。
当初は安倍首相のしゃべり方とか、目線とか、そういうのを材料に、演劇的にダメを出すような原稿にしようと思ったのだが、微妙にズレ、というか全くズレてしまい、なんだか違う話になってしまった。

ので、ここで安倍首相にダメを出してみよう。政策とかなんだとかそういうことではなく、テレビで見てる印象だね。あの人の静止画の写真は、背も高いし、スマートな印象で、さほど悪くはない。

しかし、動画になり、語り口調とか、視線の遣り方などを見ていると、どうにも「みっともない」のである。この人は、自分の姿がどのように見えているかを恐らく把握していないのではないかと思う。

声のトーンがやや高く、早口で落ち着き無くしゃべる様子は、一国の宰相に相応しいとは思えない。というか、小物感が漂う。そして目線はちらちらと落ち着きなく動くし、どうしてこの人を自民党の人たちは「党の顔」として担いだのか疑問だ。

総裁選で、麻生さんと谷垣さんと並んでしゃべっている様子を見ても「ああこの人はテレビに出れば出るほど人気が無くなっていく人だなぁ」と思ったものだ。案の定というかなんというか、まあ、姿形だけではないんだけど、いろいろあって、支持率は急落。

人前に出る人は、自分がどのように見えているかということをよく観察して、表現を磨かないとやっぱりマズいんだろうなと思う。あそこまで落ち着きのない総理はいなかっただろうな。

でまあ、決断のタイミングだね。どういう事情と取引があったのかわかんないけど、タイミングの悪い人だね。適時の決断ができない人だったと思う。不祥事の連続なんかあったときに、切るべきタイミングで切らず、なんだかよくわからないときに切る。

辞め時は、どう考えても参院選後だったでしょう。それならまあ、責任を取った形にもなったのに。こういう決断を政治家ってのは次々しないといけないわけだが、演劇の演出家も次々に決断をしなければいけないということについては同様である。

田中真紀子が政治家としてどうかという話は別としても、あの人の演説が面白いということは納得してくれると思う。もちろん血ってものが大きいとは思うのだが、確か彼女は演劇集団「円」の研究生だったことがあったはずだ。まあ、演劇かじってたのよね。

安倍さんも演劇かじっときゃなぁ、もうちっとマシだったのになぁ。