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大人のワークショップ

2007-09-09 16:22:46 | 芝居
大人のワークショップなどというと、なにやら怪しい雰囲気が漂っているが、決してそういういかがわしいものではない。大人の一般の人を対象にした、演劇ワークショップである。

水木、土日と、四日間行われたワークショップは、二日目の木曜日にスタッフの基礎講座をやって、あとはひたすら芝居づくりという感じのプログラム。

参加者のみなさんに台本をゼロから書いてもらうのだ。基本的にやってることは子どもワークショップと同じ。最終日は10時から17時までというなかなかハードなスケジュール。

初めて会った人とか、まあそういう人たちと、短いけれどもとにかく芝居を創ってもらうのだ。最初に、最近言われて腹の立ったこととか、嬉しかったこととか、そういうことをセリフで書いてもらい、他の人に回して、そのセリフにつながるセリフを書いてもらう。そして、次々とセリフを回し書きし、10個くらいになったら、まず演じてみる。

で、次は、それを集めて、シャッフルし、班分けをして、何枚かずつ選んでもらう(裏返してね)。そして、場所のカード(病院とか温泉旅館とか遊園地とか)と事件のカード(発作とか地震とか台風とか)をこれまた適当にシャッフルした中から選んでもらい、遊園地で発作とか、温泉旅館で台風とか、そういう組み合わせができる。

書いたセリフを参考にして、場所で事件を起こして芝居にしてもらうわけだ。

数人での話し合いになるので、しかも年齢もさまざまなので、大体最初は紛糾する。みんなが我を通そうとするのだ。で、自分の意見が通らないと不機嫌になったりあきらめたりするのだが、そんなことをしてても、みんなの前でセリフをしゃべらないといけない。まあ、子どもでも同じで、徐々に話し合いというものができるようになっていく。

ホントアレだね、もしなんか、知らない人同士でチームを組んで何かしなければいけない場合、まず短い芝居つくってみるといいと思う。人間の様々な部分が、圧縮されて出てくるような気がする。

いつものことだがワークショップやると、こちらが勉強になるのだな。