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殿、利息でござる!

2016-05-31 10:26:00 | エンターテイメント
昨日のことだが、午前中、映画を見ようと思い立ち、岩手日報の映画欄を見る。かみさんの出勤に乗せてってもらって、ちょうど良い時間のを見ようと思う。
9時20分開演、30分開演、10時10分開演、まあこのあたりでちょうど良いところを。
事前のもくろみとしては「64」もしくは「海よりもまだ深く」「ズートピア」あたりと思っていたが、たどり着いてみると、案外早い。しかも混んでる。

「なるほど、運動会の代休か。んで、ズートピアか?」

ちょうど良い時間だったのが

「殿、利息でござる!」

阿部サダヲ主演で、磯田道史原作。最近、BSで朝ドラ見てると「英雄たちの選択」が始まっちゃうので、つい見てたりして、磯田道史にはなんとなくなじみがある。

ポスターなんかは、コメディだぞう! って風情でしたが、まあそういう部分もあるけど、真っ当に面白い映画でした。
何しろ脚本がよく出来ている。あんまり面白かったので、勢いで原作買って読んでみましたが、実話であることを抜きにしても実に面白い。
伏線の張り方がさりげなく、しかも実に巧みで、細かい伏線もほとんど回収している。

原作と読み比べてみると、結構アレンジはされているが、肝心な流れや、古文書から読み解いた台詞などは、きちんと配置してある。

役者も老いも若きもきっちり演出されていて、若いからといって不安を感じるほどではない。
テンポも良く、かといって一本調子にならず全く飽きることなく見られた。

羽生結弦くんがお殿様で登場、という話題性もありましたが、収まりの良い配役。

旧吉岡宿の大和町に、穀田屋を訪ねて酒を買いたいと思った次第。
仙台出身のかみさんに

「大和町に行ってみたくなった」と言ったら
「何にもないよ」といわれた。

それでも足を運んでみたくなる映画。





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