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図書館と買い物

2008-06-08 15:03:03 | ノンジャンル
図書館に本を返しに行った。これは、じゃじゃ麺芝居の取材の一環で、とりあえず満州事情の概観を調べておきたかったからだ。
4冊ほど借りて、斜め読みしたのだが、滞在していた都市によって事情が大分異なるということは分かった。

まあ、問題はどこに滞在していたかがまだ分からないということなんだが、あと、どんな職種だったかということも大体しか分からない。
まあ、最終的には、想像力で大体のところを埋めていくしかないのだが。

そんなわけで、満州本を返しに市立図書館へ。さっくり返して、スポーツ新聞などをちょっくら立ち読みしてから、さて帰ろうかと思ったら、家に酒(日本酒)がないことに気づいた。

毎日ビールと日本酒を飲んでいるので、日本酒がないのはちょっと問題なのだ。さてどこに行くかと考えた末、久しぶりに○ッグハウスに行ってみることにした。
上盛岡駅の近くである。伏せ字にする意味はない。

そこで購入したのは桜顔で、でっかい赤字で「辛」と書いてあるヤツ。1280円也。まあ値段が値段だから、アレなんだけど、コストパフォーマンスは良い。まあ、あんまりお金のない時期はね、そんなにアレだから、背に腹は替えられないから。

で、店に入ると、とあるカップルが目に入った。男が女の腰に手を回している。

むう・・・。

こちらに背を向けているので、顔は分からない。何となくすれ違うときに顔を見たが、女の顔が向こうを向いていた。こういう場合、男の女の顔を見比べて楽しむのだが、男の顔は良く覚えていない。まあ、大して印象に残らない顔だったんだろう。
問題は女である。ウエストが細かった。

是非とも顔が見たい。

この欲求はどこからやってくるのか分からないが、○ッグハウスで買い物中に腰に手を回されている女がどんな顔をしているのか見てみたかったのだ。

顔の見える方に回り込んで振り返ったところ、今度は反対を向きやがった。

そこで、俺はふと冷静になった。

なんで俺はこんなことをしているのだろう? 俺は買い物をしに来たのではなかったか。そして、買い物を済ませ、レジに行こうと思ったが、やっぱり気になった。
そして、まるでストーカーのように店内を一周してみたが、そのカップルの姿はない。

後悔した。

冷静になどなるのではなかった。あのとき内なる欲求に従って、ちゃんと顔を見ていれば、こんなに後悔することなどなかったろうに。

そのとき、ふと、とある昔に出合った光景がよみがえった。場所は山岸の○協。改装される前の古い頃のことである。腰にこそ手を回していなかったが、腰に手を回さんばかりの風情で買い物をするカップルがいた。平日の昼間である。
そこの周りだけ何となく空気が違う。俺は心の中で思った。

「ったく山岸の○協あたりで、ラブな空気出してんじゃねーよanger

よくよく見ると、劇団Zの○藤くん夫妻であった。後で劇団員のMっちゃんにその話をすると「そうそう、ヤツはそういう感じ」とのことであった。

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