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ふと気がつけば

2009-03-28 17:31:00 | 芝居
年度末です。で、俺の誕生日です。出産間近の劇団員Sの予定日は昨日だったのだが、まだ生まれてこないらしい。俺としては、同じ誕生日を狙っていたのだが(まあ、俺が狙うわけじゃないんだけど)今日もまだ生まれたとの報告はない。

そんな誕生日で43歳になってしまったわけですが、どうも心持ちは20代前半とそう変わっていないなぁと、つまり、成長していないってことなんですが。

で、今日は、俺が自分から言い出すまで、家族の誰一人「おめでとう」と言わなかった。まあ、まだ午前中だったからね。つい我慢できなくて俺も自分から言っちゃうからね。でも、俺も色々忘れるからね、責めたりはしないのよ。

いじけるけど。

先ほど、コトナコナタの芝居を観、同じくらいの年頃の自分の作品を考えてみる。宙ぶらりんな状態というか、先の見えない状態とか、そういう焦燥感、あるいは、閉塞感というものは、いつの時代もそう大きくは変わっていない。

今回劇作のNくんは、これから期待。自分の中にある題材と、表出がまだフィットしていない印象を受けた。まあ、そんなのはこれから書き続けられればいずれ見つかるんだけど。

ショックを受けた題材を自分の中に取り込んで、ある程度加工できたのだが、それが峻烈な印象を残すところまで行っていない。反射的にこの事件を書いてしまった、というような感じではなかったので、もしかしたらもう少し熟成が必要だったか。

いつの間にか戦争が起こっていて、何となく戦争に行ってしまう、そして軽く人殺しをしてしまう、その軽さは軽さで良いような気もするのだが、その軽さが、終盤の殺人まで軽くしてしまったような気もする。

いずれにしても、正面からこの題材を取り上げようとした勇気は買える。これからもっと書いて欲しい。ただ、群像劇的な展開と題材の取り上げ方、それからどこら辺に自分の立ち位置を持ってきて、深く考察するか、まだまだ考える必要がある。俺なんかが想像もつかないようなものが見られたら幸せだな。

さて、今日は誕生日なのですき焼きでも食うかな。

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