ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

人生相談

2007-05-14 16:23:29 | ノンジャンル
現場の帰り道、ちょうどテレフォン人生相談をやっていた。午前11時5分。
実はこれ、ネタの宝庫で、以前書いた「SAN」という芝居に使ったネタもある。

そのネタは、3人の子持ちで離婚歴のある40くらいの女性が、つき合っている彼氏とどうすればよいかという相談だった。確か長男が20くらいで、その彼氏というのが長男と同じくらいの歳だったと思う。

いやあ、そういうコトってあるんですかね? っていうかあるんだね。

「SAN」では、女性の方が年上で、まあ、20歳くらい離れたカップルを出そうと考えていたのだが、この人生相談を聞いて、背景が固まった。
3人の子持ちで、若い男と再婚し、4人目だからと油断しているうちに、生まれそうになってしまった女。

いやまあ、そういう風な設定は、考えてはいたのだが、いくらなんでもちょっと現実離れしてっかなぁと、ちょびっと不安だったのだ。しかし、ビバ人生相談! そういうこともあるのね。

てなわけで、人生相談は傾聴に値する番組なのだ。

今日の相談は、41歳独身の鍼灸マッサージ師が、20くらいの飲み屋のお姉ちゃんのことが好きになり、恋愛経験もないのでどうしたらいいかわかんない、というものだった。

なんかこの男女の年齢構成、どっかで聞いたことあるなぁ……。
まあそれはいいとして。

相談内容としては、思春期だね。思いを伝えて、ダメだったらどうしようとか言ってる。鬱病になったことがあったりして、それなりに人生経験もありそうなんだけど、恋愛は思春期並み。どういう発達段階踏んできたんだろうなぁ。

いやまあ、俺だって同じ歳だから、そういうなんというか、思春期みたいな恋愛事情が目の前に現れたりしたら、いやどうなっちゃうかわかんないよと、若い振りはしてみたいが、どうもなぁ。

相談相手のマドモアゼル・愛先生の励ましも、まるで高校生を諭すようなアドバイス。

ビバ恋愛! みたいな。パーソナリティの加藤諦三さんから話振られた最初の一言が

「恋って苦しいよね」

だもんなぁ。でもなぁ、人生相談を「マドモアゼル・愛」なんて名乗ってるヤツにしたかぁねぇよな。

百均と爪切り

2007-05-13 16:01:51 | 家庭
彩青社を見る。

相変わらずというかなんというか、セーラー服姿のKちゃんは、違和感がない。30で商売に見えないセーラー服は、相当探してもいないのではないか。
まあそれはそれで問題がないわけでもないのだが。

前回とは違って、ストロボが戻ってきた。ただ、説明過剰になっていたような気がする。作演出のTは、今回ちょっと余計なことを考えすぎたのかも知れない。
飛躍しても良いのだと思う。その飛躍を乗り越える言葉の力は持ってるのだから。

芝居の前に「爪切り」を探す。先日我が家で行方不明になっていたのだ。普段使いの爪切りが一つ、携帯用の爪切りが一つと、我が家には計2つの爪切りがあったのだが、その一つが行方不明。

カミさんに言うと「知らないよ」と言いやがった。爪切りが行方不明になる直前、3歳の息子が「お母さん爪切ってぇー」と言っていたのを覚えていた俺は「そんなはずはない」と主張し、家庭の空気が悪くなった。

丸一日ほど探したが見つからない。

仕方がないので、爪切りを買うことにした。で、芝居の直前にダイソーで探してみたわけだ。ところが、なかなか爪切りが見つからない。心の中では「まあ、百均の刃物はなぁ、工具とかもそうだけど、やっぱ耐久性がなぁ」と、疑念を持っていただけに、見つからなくても「まあしょうがないや」と、店を後にすることが出来た。

そして芝居を見たあと、後ろの席にいたUくんに「爪切りってどこで買う?」と聞くと「百均」
「見っかんねえんだよ」と俺。
「じゃなきゃドラトマとか」
「ああ、薬屋さんね」

そして芝居がはねた後、肴町の薬屋さんへ入る。
「爪切りって置いてあったりします?」
「あ、はい」
おばちゃんが出してくれたのはちょっと大きい630円の爪切りとちょっと小さい525円の爪切り。小さい方でもうちにあったヤツより大きめである。貝印である。
安全カミソリと言えば貝印。刃物メーカーとしては信頼の出来るところである。
百均と比べれば5倍。でもまあ、そんなにべらぼうな金額ではないので、即購入。
小さい方ね。


そして夜。

パジャマに着替えたカミさんが食卓に着き「あ」と声を上げた。

「なに?」

ポケットから爪切りが出てきた。
そういうわけで今我が家には、爪切りが三つあるのです。

サービスアイランド

2007-05-12 15:41:39 | 芝居
現代時報を見る。で、ポストパフォーマンストークに出る。

芝居は面白かった。場面転換が、統一した手法で洗練されてくるともっと面白くなるに違いない。これまでやって来たものと比べると、頭でっかち感がない。
終わった後のトークでも言っていたことだが、言葉に出来ないイメージを大切にしたと言っていた。

稽古場が充実していたのであろうという感じを受ける。この方向で突き進んでほしい。ようやく進むべき道を見つけたように思える。近未来の考証とか、ストーリー展開や社会情勢の背景の必然性など、まだまだ考えるべきコトはいろいろあるが、独特のギャグセンスなどは、とても真似できないものだと思う。

ようやくオリジナリティーを獲得したと言えるだろう。

そんなこんなで、トークは、俺がダメだな。やっぱ打ち合わせした方がいいね。
俺もなんも考えないでぼんやり出ちゃダメだな。

月曜日のことだが

2007-05-10 22:27:48 | 動物
記事カテゴリを作ってみた。過去記事もヒマがあったらカテゴリに分けてみるつもりである。

で、今日も遠野の現場。

一緒の現場に違う班で入っているKくんは、ムササビの子どもと出会う幸運(しかも抱っこしてやがる)なんかがある、自然豊富な現場だ。

主に杉の植林地なのだが、クマの糞とか、クマの爪痕とか、カモシカの糞とか、まあ、そういうものが落ちている。

あ、そうそう、くまは「くまーっ」て鳴くからクマらしいよ。

日常訓練

2007-05-10 00:16:57 | 芝居
昨日の稽古で、Tちゃんに「そこら辺はもっとびっくりして」と言ったのだが、なかなかびっくりしてもらえなかった。

Tちゃんは、自分でもその辺のことが理解できたのかどうかわかんないけど、職場でびっくりする練習をしてみたらしい。

ちょっとしたことで、驚いたような反応をしてみたのだそうだ。同僚とか、そういった人たちには、何も突っ込まれなかったようだけれども「ちょっと変だったかも知れない」と、自分で述懐していた。

そんなTちゃんの持ち味は「棒読み」とか「巧まざる素朴さ」とか、とにかく、技術論とは対局にある演技である。しかしながら、今回の舞台は彼女にとって3回目となる。

自覚無き「味」だけで勝負するには、大変になりつつある時期である。

今回の芝居で彼女に出演依頼をしたとき思ったのは、稽古が進むうちに、上手くなってしまったらどうしよう、ということだった。
演じるという技術を体得することによって、彼女の持ち味である、曰く言い難い、言葉にしがたい味わいが、スポイルされてしまうことを危惧していたのだ。

で、その危惧を抱えたまま、どうやってこの味を保持したまま、さらなる進歩を引き出せるかという課題に取り組まんとしていたのだ。

そいでもって、今日のTちゃんの日常に、もはや入り込んでしまった演劇を聞いたとき、俺は決心した。

「上手くなってもらいましょう」

というわけで、上手く行くかどうかわかんないけど、Tちゃんには上手くなってもらいましょう。味を損なわないように。

ああ、ハードル高ぇなぁ。