実母からのモラルハラスメント

実母からモラルハラスメントを受けて数十年。
終焉を迎えました。

怖さ

2008-06-24 | 母と私の現在
来月末に帰国することが決まった

国内でも3箇所の移動があるので飛行機、ホテルの手配に三日三晩費やしたが、ようやく全て押さえることができた


本来、帰国は楽しみなはずなのに
決まってから気持ちが晴れない・・・

どんな心境かと聞かれたら
こう答えるしかない


母と顔を合わせたくない


憂鬱 いや、 恐怖に近い・・・・


どんな手を使って攻撃してくるのだろうと。


NO!のときはNOと言うしかないのだが


考えてみると、実家では助けてくれるひとがいないのだ

ひとりで母と対峙するしかない


なんだかモンスターがいるみたいだ


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前回の帰国から、実家には泊まらないことにした


前々回(去年の夏)の帰国のときにそれは決まったのだった

アンタはなにもしてくれない
ご飯を作らされるのがもういや
アンタの魂胆は、ここをホテル代わりにして遊ぶことや
アンタがいるとうるさくて眠れない
しんどくてしんどくてかなわない
アンタの洗濯物を干してると情けなくて涙が出る いつまで母親を使うつもりや!

こういうことをこれでもか!というくらい言われ続けた

私は、できる限り家事を手伝い、朝早く、夜早い母の生活スタイルに合わせて
毎日10時には寝て6時過ぎに起床する生活をしていた
夜トイレに行くのにも抜き足差し足
まだ幼い子供はそこまで気がきかないのでそうもいかなかったが。

洗濯について。
母が起きるのは朝4時。5時には洗濯が終わっている。
私が怠けて洗濯をしないのではなく、手を出す暇がなかったのだ。
私の分だけよけて置いておかれても文句を言うつもりはない。

さらに取りこむ時間が2時と決まっていて
2時10分には
「なにやってんのよ!!!!早く取り込みなさいよ!!!!!!!」
と怒鳴られた。一瞬なぜ怒鳴るのかわけがわからなかった・・・
2時と決まっているため、その時間は外出できない
私が出かけているときは必然的に母が取り込んでしまうため
「やらされている」になってしまった
なんだか不本意。。。


また、母は私が外出することを極度に嫌がる
いつも監視の目を光らせていた。
友達にさえ嫉妬し、遊びに行くことを妨害された。
アンタって子は母親と友達とどっちが大事なんだ!と責められ、それでも外出すると「親を放って冷たい娘だ」と罵られた
母にいちいち言われるのが嫌で、友達からの誘いを断ることもしばしばあった。

このことについては、私が我慢しすぎた。
1年に1回の帰国で会いたい友人にも会えないことのほうがどうかしている
「遠い外国からはるばる帰ってきたのだから楽しんだらいい」
なんて、ごく普通に優しい母ではないのだ



去年の夏はこんな調子でピリピリしながら過ごした

母の「あーーしんどい あーーしんどい」が耳の奥でガンガンするような日々

最終日頃に母は言った


「あんた達が帰ってくるとワタシャ本当にしんどい もうだめや 
○○さんちの息子さんはホテルに泊まってるんだって」





この言葉  すぐに飛びついた


(え?いいの?)今度からホテルに泊まるわ




このときの心境はなんとも言いがたい

私の心のほうが悲鳴をあげていたから、その言葉は心のどこかで待ち望んでいたはずだ。
できることならホテルに滞在したいと思っていた。
だが、実家があるのにホテル滞在なんて
「わがまま」「勝手」と母からこてんぱに言われるに決まっていると思っていたから言い出せないでいた。






(もしかしてずっとホテルにでも行ってくれと思っていた?謎)



一方でもう帰る実家がないという事実は正直辛かった
虚しくなってしまった・・・・と言っていいだろう



「ホテルに泊まれ」と言われた瞬間に
これからは解放されるんだ!という晴れ晴れした気持ちと
もう帰る家もない
という情ない暗澹たる両極端な気持ちが交錯した




ところが~



(つづく)