大岳 標高 1584.4m 青森県
2008年9月17日(水) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 6:25酸ヶ湯公共駐車場6:40--7:35下毛無岱7:45--7:51急な階段--上毛無岱--8:40大岳鞍部避難小屋8:55--9:25赤倉岳山頂9:45--10:08大岳鞍部避難小屋10:14--10:33八甲田大岳山頂(昼食)11:25--12:45仙人岱下部12:50--13:10駐車場
去年8月3日の岩木山の山行記録の最後に「八甲田山へつづく」と書いて、それきり忘れていた。メモが出てきて、自分のブログを検索して気づいたしだい。ということで、さっそくつづきだ。
前泊はモヤヒルズ。4:10頃起きだして山の神と朝食の準備を始めた。前日コンビニで買っておいたおにぎりとみそ汁を食べる。テント撤収はさすがに連日となると手際よくいくものだ。さくさくと片付けて5:55山の神とともにテント場を後にした。
左:酸ヶ湯公共駐車場(トイレ完備) 右:北八甲田登山道案内図
6:25酸ヶ湯の公共駐車場(無料)に到着した。すでに車が何台も停められている。酸ヶ湯の旅館やキャンプ場にお泊りの方々、すでに登山を始められている方々の車が停まっているのだろうけど、かなりの台数だ。
6:40山の神とともに駐車場を後にした。歩き出しはブナの美林で快適。しかしそう思った矢先に、残念なやぶっぽい道になってげんなりするが、すぐに湿原の下毛無岱(けなしたい)に出る。
左:太陽がだいぶ上がってきた 右:少し草紅葉の下毛無岱
湿原は視界が開け、見晴らしがよく気持ちがいい。少し草紅葉になっていて、9月にして秋の到来が近いことを知る。ここで10分ほど休憩して再び歩き出すと、昭文社の山地図にも記載されている急な階段が出てきた。
急な階段が続く
この階段、半端なく長く下からでは終点がなかなか見えない。いつ終わるともしれないデジャヴのような同じ景色に耐えながら上がる。さらに追い打ちをかけるように階段に張り出している笹やシダ類は朝露に濡れていて、油断していると衣服を濡らすことになる。
左:上毛無岱の池塘 右:大岳への道
再び湿原が現れ、視界が広がる。池塘にはくっきりと青空が映り込み、最高の天気に感謝だ。
毛無岱を見下ろす
息を切らしながら上り坂を進み、赤倉岳と大岳のコルを目指す。振り返ると、先ほど通過してきた毛無岱が眼下に広がっていた。
左:コルから赤倉岳方面 右:大岳鞍部避難小屋
コルに出ると、夏場は放牧でもしているのかというくらいの牧歌的な場所だった。ベンチが無数に置かれていて、景色を楽しめるようになっている。奥には、比較的新しい大岳鞍部避難小屋があった。豪雪地帯であることを示すように、屋根の直下にも入口がつけられていた。
左:井戸岳の噴火口 右:整備された登山道を進む
避難小屋の前で休憩し、まずは赤倉岳山頂へ向かった。途中井戸岳の巨大な噴火口がぽっかりと口を開けていて、そのへりを歩いていく。
左:赤倉岳山頂 右:赤倉岳山頂の祠
9:25赤倉岳山頂に到着した。先着は年配の夫婦1組のみ。下に車が多く駐車していたが、歩いている人は少なかった。
この山頂から先へと登山道が伸びているのだが、やせ尾根で山地図では点線表記(2008年地図)になっている。見た感じあまり歩かれていないようだ。
赤倉岳山頂から青森市市街地と青森湾を望む
9:45山頂を後にする。来た道をたどり大岳鞍部避難小屋に引き返す。
大岳へ向けて山の神登高中
コルで一服したのち、10:14今度は逆方向に大岳へ向けて出発した。がんがん登り20分ほどで山頂に到着する。大きな山名標示があり(冒頭写真)、山の神とそれをはさんで記念撮影。展望は抜群で360度の大パノラマが広がる。そんな贅沢なおかずで昼食をとる。
奥に高田大岳と雛岳
11:25下山開始。太古は恐ろしいほどの火山活動があったことをうかがわせる山容が目の前に広がる。きれいな三角錐型の高田大岳や雛岳、小岳が見える。
仙人岱へ向けて下山
さらに仙人岱へ下っていくと、左手に折れていく木道が付いていて、その先に仙人岱避難小屋の屋根が見えていた。ここまで来れば残り1時間程度で下りられる。
左:高田大岳分岐 右:硫黄岳を見ながら下山
そうこうしているうちにだいぶ歩いて、そろそろ酸ヶ湯に着くのではないかという頃、山の神も私も足が重くなり、ここらで一度休憩を入れようということになった。かんたんにいえば、休むタイミングを逸していたのだ。休憩後20分ほどで駐車場に戻った。
その酸ヶ湯でジュースでも飲もうかと山の神と話していたとき、白神山下山後にテント泊したアクアグリーンビレッジANMONでお話を伺った福山のご夫婦にばったり会った。われわれとは逆回りで八甲田を登ったとのこと。避難小屋ですれ違ってしまったのだろうか。ご夫婦はこの後、1日休んでまた次の100名山を登るのだとか。とても楽しそうに見えた。
奥入瀬渓谷につづく
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