セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

出光美術館・古染付と祥瑞

2013-06-20 | セカンドライフ
昨日は一寸自分の年齢を忘れて、銀座を闊歩する、なんて書いてしまったけどそれは嘘でした。昨日履いた靴はサンダルシューズだったの。ウォーキングシューズで底の厚い靴を履いた友達は、澄ましてさっさと歩いていた。それが闊歩よね。私のサンダルシューズは、足の底が痛くて痛くて、ついて歩けない位だった。以前は夏はその靴が一番好きだったのに、底の厚い、いつもの靴に慣れた足は薄い革底の靴では悲鳴を上げる程痛かった。慣れって怖いわね。やっぱり4.5cmクッションの有る靴底がベターね。

丸の内に有る出光美術館に素敵な展覧会を見に行った。足が痛いので皇居を見渡せるティースペースで、お茶を頂きながら暫く休憩した。

      
    出光美術館・コソメツケとションズイ              皇居桜田門サイド   
古染付葡萄棚文水指 祥瑞蜜柑水指 

我が国では、4世紀頃の古墳時代にすでに中国陶磁が宝物としてもたらされ、8世紀後半以降は貿易商品としても大量に輸入されている。中国陶磁は、長い間、諸外国で真似できない品質で優位であり続け、我が国では“唐物(カラモノ)”の代表として珍重された。唐物の権威は、近代の茶人にも引き継がれていると言える。 一方、室町時代後期に侘茶が確立するにしたがって、茶人の間で、それにあった道具を求められるようになった。唐物である中国陶磁であっても、日本人の感覚に合ったものを選んだり、注文して制作させたりすることが始まった。その代表的なやきものが、明時代末期(17世紀前期)の中国・景徳鎮民窯(けいとくちんみんよう)で焼かれた、青花(せいか 染付)を中心とする、日本で“古染付(こそめつけ)”・“祥瑞(しょんずい)”と呼ばれる一群のやきものです。当館初代館長の出光佐三は、「朝夕菴(ちょうせきあん)」の庵号をもち、茶の湯に親しんだが、そのコレクションの中にも多くの茶陶が蒐集されている。
今回出品する古染付・祥瑞は、中国陶磁の一分野でも有るが、ぜひ出光佐三遺愛の茶陶としてご覧いただきたいと思います。唐物である中国陶磁の中に、日本人の美意識を反映させた茶人たちの真骨頂を、存分にお楽しみく下さい。
また本展では、古染付の蒐集で知られる石洞(せきどう)美術館所蔵の逸品や、東京大学埋蔵文化財調査室所蔵の加賀藩江戸屋敷址出土の古染付陶片資料を特別出品致します。
 案内より。
                                     

大鹿村お花 
(タイ釣り草)
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