セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

長野・大鹿村 旅舎 右馬允④

2013-06-15 | セカンドライフ
今朝は、お宿の地元を次男君が案内して下さる事になって7:30の朝食になった。
右馬允(ウマノジョウ)さんは一日二組しか泊まり客を取らないと言う事なので、初客にも心を込めてサービスをして下さる。夕べは二階に女性の三人客がいらした。でも二日目は私達だけですって。
朝4時から早起き鳥(鶏?)が元気で鳴いている。敷地が広いので、うるさい程には感じない。まさか朝食で産んだばかりの卵が出て来るとは思いもしなかったけど・・・・。

白く光ったご飯も自家製お味噌使用のお味噌汁、歴史の有るらしい、きゅうりと蕪のぬか漬け・・・・・切りの無い程ぴか一の朝食。若女将はお米は**さんのです、等細かく説明して下さる。知識が豊富で最近会った女性の中でも筆頭を行く。何を口にしても安全安心のお食事。
生玉子は止そうかな、って姉に言ったらご主人が「有精卵で新鮮だから食べてごらん」と優しく仰るので、では、と頂いてみた。東京では決して味わえない、うまっ!朝の鳴き声が愛おしくなって来たから不思議。単純な私。
   

          
 
              
何だか食欲が出て来て、遠慮がちにお代りをしてしまった。本当は三膳目もそっと出したかった。

         シフォンケーキも美味
コーヒーやデザートにまで拘りが有って、コーヒーは**国の豆です。酸味が、どうのこうのって余りに情報が多過ぎて、頭の中に入り切れませんでした。

朝食の時、見せて頂いた。
大鹿村の村歌舞伎の騒動記をNHKでドラマ化したものだそうで、こちらのお宿も撮影の協力等をしたそうだ。
何処かで聞いた村の名前、漸く思い出した。そうだ。
原田芳雄さんの遺作となった『大鹿村騒動記』は、長野県大鹿村で300年以上続く村歌舞伎を背景に、個性豊かな村人たちの人間模様を綴った人情喜劇。

たまたま、義姉がお付合いが有って、毎年彼の家のお餅つきに行っていたのだった。とても良い方だったと聞いていた。

村の人達も出演したりエキストラで、大盛り上がりだったそうだ。宿のお部屋等も使われていたとか。歴史の有る家なので使われたに違いない。どなたがそんな企画をしたのかと感心してしまう。

長野・大鹿村 旅舎 右馬允③

2013-06-14 | 旅行 見学
坂道の苦手な私だけれど、もう今夜の宿に着いたかと思うと元気が出た。ゆっくりゆっくり上がった。空気が澄んでいるので、息苦しくも無く嬉しいばかり。道の両脇の草花を楽しみながらコロコロを転がしながらとうとう到着できた。旅人が草鞋を脱ぐって言う気分?
  かえるの歌が賑やか♪。

  明るい緑、新緑が溜息が出る程美しい。宿の周りは新緑、青葉、若葉に囲まれている。

    
 お宿の入口に歩手打ちうどんの看板。どなたが打つのかしら?夕食に出たけれどコシが有ってめっちゃ美味しいかったですね~。旅舎 右馬允(ウマノジョウ)さんの看板 全てがこんな雰囲気の宿。

皆さんの明るい笑顔に迎えられ、美味しい日本茶と手作りの水羊羹を頂き、広い和室で一休み。
お風呂は四時、御夕飯は六時と決まりどんどん体中の筋肉が緩んで行くのを感じた。





   ←これが勝負の蜂の子 
長男君↑が、笑顔一杯、丁寧にお料理の説明をして下さるので「はい、はい」と返事だけは元気。川で釣ってきた魚、どこで取って来た野菜、聞いた端から抜けてしまうので困ったものだ。知識豊富のお姉さま(若女将)も懇切丁寧に「蜂の子?は大切な蛋白源で貴重ですから」とおっしゃるが口にするのは勇気が要りましたね。出されたお魚は、長男、次男君で川までも厳選し釣りに行った物だそう。殆どが地場産、ご自宅生産、製造等ですって。好き嫌いの多い私にしても、朝も夜も、全食完食したのよ。我ながら偉いと言うか、シェフさんの腕が良いのか?

長野.大鹿村の旅②

2013-06-13 | 旅行 見学
長野県大鹿村(オオシカムラ)の旅

   
  漸く見つけたバス停(あっち向いてホイ!)でも時刻表は後ろ向き
  一日一本だけのバス「絶対遅れない様に」の意味が納得出来た。タクシーも無いし。

リンゴ畑が広がる


私達は、お宿に泊まりゆっくり寛ぐ、ニ泊三日の旅を計画した。二人旅は年に一度だけれど、観光目的よりも出来るだけ、宿でお喋りをして美味しい物を頂き・・・・これで十分な旅。

今回は何が困ったかってね、中央線の高速バスは一時間に一本は出ているので、予約はスムースに行った、問題は、松川IC(飯田より手前)で下車し、市内バスに乗り換える。停留所もよく分からないし、高速を降りると先ず市内バスに乗り換えるのだが、乗る場所が分からないのでは話にならない。探したら地図が貼ってあったが、姉と私の見解が違い、あっちだこっちだと喧嘩になりそうになった。私が強引に兎に角行って見ようと高速道路の工事をしている人に「すみません。大鹿村の終点まで行きたいのですが」と聞いて見ると親切なおじさんが「知っている人に聞いて来るよ」と教えて頂けることになった。

確かに確かに地図の近くに有った。大体、車社会なので殆ど利用者が居ない様だ。それでも出発の5分前に解決。しかし問題はバスが来ない。本当にここで良のいのかと不安になると、さっきのおじさんが「大丈夫だよ一寸遅れるだけだから」エッ?ここって始発の筈だけど・・・つまり始発で遅れるの?終点まで乗車するの私達。余り始発から遅れるなんて聞かないなー。約一時間位と言う事だ。

細かい事は諦めて、お喋りをしながら待つ事??分。何とか無事に、にこやかなドライバーさんが大分古い中型バスで迎えに来てくれた。以前は¥1000/人だったけど補助が出る様になたから¥500/人になったそうで…。半額になったって事ね、嬉しいわね。

赤十字病院の停留所でご年配の男女が乗られた。どこから来たの?何処へ泊るの?ってお決まりの質問を受けた。お陰で村の情報を教えて下さったり宿の人はみんな優しいよ、同じ町内会の仲間だ等々よ~~くご存知で人間関係も、私の南房総の田舎と同じ様に。自分の田舎が懐かしく思えた。
こちらの村は犯罪など一度も無いから、外出の際も鍵などかけた事が無いと、自慢気におっしゃる。奥へ奥へ行くに従い空気が澄んで来るのが分かる。心地良いドライブとなった。


                     

忘れた頃「終点ですー」と言われ「ついに到着した~」と叫びそうになった。呼吸器の弱い私は澄んだ空気が肺に入っただけで、叫びたい程嬉しい。予想通り見上げると、らしき建物が有った。だってね「バス停から五分ですが電話を下さればお迎えに行きます」と案内の封筒に入っていたので「って事は坂道を登るって事なのね」と遊びの感が働いたので直ぐに分かった。平坦ならわけ無く歩けるし。

           
  宿の反対方向            自信を持った、丘の上の宿↑
奇麗な空気を吸いながら旅の始めを味わいながらコロコロを引っ張りながらゆっくり野の草花を眺めながら幸せを味わった、旅の始め。

     

長野県大鹿村 青いケシ①

2013-06-12 | 旅行 見学
    
標高1500mから周りの山々を望む。山の上から雲の下りて来る状況は酔ってしまう美しさ。
長野県大鹿村(オオシカムラ)

楽しみにしていた姉へサンクス・トリップ(感謝の旅)は行く前に想像していたより遥かに中身の濃い、心に響く皆さんの真心に出会い、昂揚して眠れない程の旅だった。
感情を余り表に出さない姉も「こんな旅初めてね」と呟いていた。

現地に到着した所から、書き始めるつもりだったけど、お、思いがけない幻の花「青いケシ」に出会えたので先ず皆さんにご覧頂きたく・・・・・スタートしますね。

 
 
                        

 

                        

    

                        

 
ヒマラヤの青いケシと言うのが正式名
大鹿村の大池高原に有る中村農園で30年かけて漸く5000株に迄栽培の喜びの日を迎えたそうだ。小柄でニコニコした好々爺の園主。本当にお花好きの優しさが伝わって来る。

本来は標高3000m以上の場所で自生するこの花は、日本で育てるのは大変難しいそうだ。これ程大量の青いケシが見られるのは、全国でも珍しいそうだ。
丁度私達の伺った日が、ジャストタイミングだったらしく、しかもゆっくり見学出来た。

二日目、朝食を7時半にして下さり、美人女将さんが、いけ面次男君を「どうぞ一日この子を使ってやって下さい」とガイド係に提供して下さって、私達の旅は思いがけない旅となった。
ガイドの次男君はいつも心地良い接待をして下さり広~い村の隅々まで走って下さった。

姉に、感謝の旅

2013-06-11 | 旅行 見学
思いがけない事が突然起きる。から梅雨で雨が欲しいなどと言いながら、カレンダーを見ていた。天気予報も確か土曜日までは全日晴れだった。

良かった―、姉と旅をすると8割方台風に襲われる。今回はホッとしたワ、と思った途端台風発生となった。考えられない事に、日に日に発達し日本列島を狙っている。

日本列島の中心を狙っている。私達が行こうと思っているのは、姉の希望で長野県南部。飯田市近くの山の中。行った事はないが、交通の便が悪く私の頭を悩ましている。

父親、舅姑を介護して送り出してくれて(母は介護中)今も嫁、重責な立場を継続中。その苦労を何かの形で労いたいと思い15年前から始めた旅。姉も喜んでくれるので、姉の希望通り(場所)に出かける事にした。今回は今迄で一番手強い山の中。

まあ、タクシーの利用も出来ないって言うので、高速バスも市内バスも絶対遅れられない。
頑張って行って来ます。どんな所か私も楽しみ。

今回はバタバタしていて留守番花は無しです。台風が来ても無事に帰ってこれるかしら。三日後の帰宅で~す