なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

夏が始まる・・・

2010-07-02 01:17:00 | Weblog
 寒い寒いと言っていた立春から数えて八十八夜・・・私の生まれ故郷はお茶どころなので必ず「夏も近づく八十八夜・・・」と言うメロディが流れる。
 そして梅雨が始まり梅雨明けと夏の始まりは混然としている・・・つまり明確に今日から夏ですなどと言う宣言が無いので、既に夏になっているとも言える。
  あれこれ考えていると余計蒸し暑くなるので「どうにでもなれ」的に開き直るしかないですね。
 先日は北海道でも37度だったとか・・・北でそれならこちらが暑いのは仕方が無い、これは梅雨明けなど関係なくマサニ夏でしょう。
  私にとっては冬と同じくらい苦手な夏が始まる。
   要するに暑がりで寒がり屋なんです。
 尤も持病の関係で言うと寒い場合は注意を通り越して危険な場合はあるけれど、熱い要は水分補給さえ忘れなければ循環器系には危険は無いようです。
 血圧などは冬と夏ではだいぶ違います。

  夏の暑いのは苦手・・・但し、クーラーで涼しくするのも嫌いと言う厄介な性格。
 外から帰ってヒンヤリするのは良いけれど、その環境に長くいるのは嫌。
  要するに自然の風、団扇、扇風機はOKでエアコンは長い時間はダメ。
  そういうことなのでリビング、女房殿の部屋、息子の部屋はエアコン完備に対し、私の部屋だけは夏になると扇風機が登場する。
 そういう事ではオヤジの沽券にかかわるような気もするけれど、マアあっても使わないでしょうから仕方無いのでしょう。

 「夏」と言うと思いだす事があります。
 就職したての頃、この私20代前半の世間知らずの若者時代に大勢の職人さんや年配の女性パート(要するにオバサン)にあれこれ指示をする仕事を担当しました。
 これは、立場を嵩に着て威張っても居ダメだし、逆に変に迎合するのもダメ。
  仕事をきちんとしながら、人間としても受け入れられるような事が大事で、その後の私の人生観に役に立っている経験でした。
  それはともかくその時のあるパートの女性の口癖;「今年の夏を乗り切れるかどうか・・・」
 そこまで弱った老人では無いけれど、要するに(当時の)私の両親の年に近い女性たちですから健康問題に敏感で、疲れが溜まって来るとこういう表現になる。
 マア、本当にどこか悪いところがある老人の場合は厳しい夏を乗り切れるかどうかは問題・・・そして毎年毎年夏が課題になったり・・・。
 勿論「今年の冬を乗り越えて春を迎える事が出来るかしら・・・」も有る。
  つまり夏も冬も心配でアリ、その問題のシーズンを無事に乗り切った時点で緩みが出ると言う事も有る。
 結局は年中問題。
  つまり今の私はほぼこの状態・・・いつだって油断できないのです。
 マア緊張していても始まらないので、夏も冬も囲碁を打っていると言うわけなのでした。
  「心頭滅却すれば・・・」などとの悟りとは程遠いですが、一時暑さを忘れることは出来そう・・・尤も内容によってはますます熱くもなってしますし、寒くもなる。