なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

どうしたSさん!?

2010-07-21 00:31:56 | Weblog
 もしも、朝早く目が醒めてしまってやることが無かったら・・・。
  昔なら新聞受けのから朝刊を取ってきて、隅から隅まで読むか、音をたてないように植木鉢に水をやるとか、マアそんなところ。
 今なら・・・時代は変わっても、それほどやることの選択肢が増えたとは言えません。
  新聞は来ているけれど・・・これは午前3時半から4時頃に来ている・・・新聞の見出し程度の情報ならネットで一覧表が出ています。
 ニュースも天気予報もTV番組も同じく検索できる。
  鉢に水をやるのは億劫、、、
  要するに体を動かさず指だけでパソコンを立ち上げ、ネット検索あるいはネット碁です。
 やはり世の中便利になる=私のような者はモノグサが亢進して行きますね。

 さてネット碁では朝早くから熱心な囲碁ファンが打っている。
  見方を変えると、「朝早く目が醒めてしまって」「他にやることが無いから」「囲碁でも打とうか」と言うことなのか、イヤそれは自分を基準にして他人の行動を類推しているに過ぎない。
  素直に熱心な囲碁ファンと言う事で、、、
 ともあれ「早起き囲碁クラブ」ですね、、、これがもう少し遅い時間(だいたい7時頃なら)「おはよう囲碁クラブ」くらいにネーミングを変更しそう。
 ともあれ対局待ちリストには二人名前が載っていて一人は級の人でもう一人はSさん。
  彼の最近の成績が気になって自分の棋譜倉庫で直近200局を検索するとSさんとの直接対局は1勝1敗で、結果だけなら良い勝負をしている。
 点数を見ると今日は6点差なので向こう先で黒半目コミ出し・・・これは微妙。
  かなりしっかりしていて、鋭いところもあるので、かなり厄介な相手でこの手合いは楽では無さそう・・・従って選択肢は苦しい碁を覚悟して対局希望を出すか、あるいは誰かがSさんと対局するのを待って観戦するかのどちらか。
 しかし、自分で打つのが一番楽しいのですから、現在の点数差によるハンデを信じて対局するしかない。
 Sさんの対局条件は「45分碁」でも「早碁」でもOKなので早碁を選択してオファー。
  オファーしたのに反応が無い!!
   マアこういう事はよくあること。
 対局待ちリストに名前を載せて置いてチョットお茶とか、眼鏡を探して来る?対局前にトイレ休憩とか・・・
  あるいは対戦相「aizomechou」との直近の成績を調べているかもしれない・・・
 しかし「相手の挨拶待ち」と言う状態であまり長く待たされるのは気持ちの良いものではない。
  私は小次郎タイプ?なので武蔵には勝てない
  数分立てば(挨拶抜きで)「自動で対局が開始された状態と認定」され、持ち時間から考慮時間としてカウントされる筈。
 ところが!いつまでたってもカウントが始まらない。
  こうなると疑心暗鬼です。
 『もしかしたらSさんが反応して居ないのではなく、私のパソコンがフリーズ?』
   と言う事で思い切って私のパソコンを強制終了させてみて、ネット碁に再入場(今この動作が速く出来るようになったのでコレをやれます・・・遅い時代はコレは命取りになりかねない)。
 すると今度は対局開始状態になっていて時間表示が出て黒番Sさんの時計がカウントされていた。
  『どうしたSさん!、眠っている?』
 こういう時の心理って嫌ですね、持ち時間10分の内初めの1手目で相手は4分以上経過して行く・・・。
 このまま進めば1手も打たずに勝ってしまう・・・こんなに楽な勝ち方があっても良いのか。
  こういう事を期待してしまうような自分の心持が「普通」のような「さもしいような」嫌な気分。
 仮にギリギリで相手が着席した場合に、気持ちの・失望感で気持ちが乱れるようではおかしな話。  さて考慮時間5分を経過し、相手は1手も打たないので5分ルールにより黒さんの反則負け。
  儲けたような、すかされたような・・・
 「打ちたかった」のです。
  勝つのが目的で打つわけではないのです。
 勝利を目指しますが、そうでないと囲碁のノウハウに反するからであって、勝てるかどうかは結果に過ぎない(本当です)。